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結婚10年、出会って1日目④
MIO
薫視点だよん♫
あれから、どれくらい経ったのかな。お腹が空いて、すきすぎてなんにも感じなくなってきた。
でも、今更あの人にー拓海さんいや拓海に合わせる顔もないのに。このまま、死んじゃうのが一番周りの人は幸せなんじゃないかって思っちゃって。
そんなふうに思っていた頃。ドアの隙間からそっと何かが差し出された封筒だ。
私は気づいたらその封筒を開けていた。中には優しい字でこう綴られていた。
『薫へ
君は今、自分のことを責め続けているのだろう。でも、僕は君のこと責めてなんかない。
生きてくれててありがとうって思う。あの時期の君を思い出してしまったのかな?辛いだろう。僕にわからないほど。辛いだろう。でもね。僕も演じてた。理想の旦那にならないと。。って思ってた。そんな本当の僕ーいや。俺を見てほしい。』
ここまで綴られると次の便箋に行く。すでに目頭が熱い。文字がぼんやりしてる。でも、それでもわかるぐらい急に文字がぶっきらぼうになった。それが彼の本当の姿なのか。
『俺さ。ぶっちゃけ、お前の気持ちわかってなかった。だから、軽くただぺらぺらした言葉を薫に投げかけていたんだよな。だからさ。やり直せないかな。俺達、10年も一緒にいたんだぜ。薫が肺炎で倒れたときも、俺が在宅ワークになったときもずぅと一緒にいたんだ。だからさ。
俺のこともう一度愛してほしい。すぐじゃなくていい。まずはー 俺に顔を見せてほしい』
最後の方はくしゃっとなって何かが滲んでて読めなかった。でも、それでも手紙から彼の声が聞こえてきた。私は崩れ落ちてしまった。
彼はこんなにも熱い人間だったんだ。彼は、真っ直ぐな人間だったんだー
彼にも聞こえてしまいそうな声で私は泣いてしまった。泣きすぎて呼吸ができなくなりそうだった。
どうだったかな。こっちの作品全然コメント来ないから。みんな読んでー