公開中
生きる [小説]
水野あつ様の「生きる」を小説にして書きました!
この曲は本当に好きな曲です。
前々からやろうと思ってたんですが、なかなか時間がなくて…
でも、今回書くことができたので是非見てもらいたいです!
手紙風に書いたよ。
学校に行くのは、やめようと思いました。
だって、僕は会話をするのが怖かったから。
笑っていても、本心では蔑んでいるかも知れない。
相手の、本当の姿がわからない。
とても、怖かった。
みんなはすごいです。
こんなに難しい「会話」を、当然のことのようにできているのだから。
学校は、集団生活を学ぶ場だと、誰かが言っていました。
それなら、どうしても「会話」は生まれる。
こんな毎日が、続く。
こんな「会話」すらできないちっぽけな人間のことなんか、誰も相手にしません。
明日学校に行っても、きっと一人きり。
それなら、やめてしまえばいいと、思ったんです。
死のうと思ったことも、何度もありました。
でも、できなかった。
まだ。
もっと、生きたかった。
だって、君が大好きだったから。
不思議と、君との会話は怖くなかったんです。
君に会えなくなる、そう考えると、死ぬ勇気は出ませんでした。
君は、会話している時、突然暗い顔をすることがあります。
未来に対して、不安を語ることもあります。
でも、僕は、君の過去も、今も、未来のことも、全部愛しています。
決して、報われるなんて思っていません。
君が僕のことを想ってくれるなんて、夢物語にも程がある。
君にとっては、僕はたくさんの知り合いの中のひとりなんでしょう。
それでも、よかったんです。
変に期待されて、勝手に落胆されるよりは。
最初から、期待されないほうが楽でした。
こんな自分に対して、劣等感を抱くこともあります。
周りと比べると、自分はとても弱い人間です。
でも、それでも大丈夫だと、思っていた日もありました。
今は、それがどんなに理想論か、身にしみてわかります。
本当に、辛い日もありました。
全部投げ出したくなる日も。
それでも僕が生きることを諦めずにいられたのは、君のおかげです。
夜空に輝く星だって、いつかは消えます。
人間と比べると、とても長い時間、星は瞬いているけれど、それでも、いつかは消える。
それなら、こんな自分でも大丈夫だな、と、初めて自分を認めてあげられました。
理想論でもいい。
自分が、自分の中で「うまく」いきれたのなら。
空を見上げると、今日も月があたりを照らしています。
この綺麗な景色を見れただけでも、この世に生まれた意味はある。
そう、思えるようになりました。
自分が生まれた意味を知れたこと、これが、僕の生きた証でもあると思います。
学校は、やっぱり行くことにしました。
自分から殻に閉じこもってばっかりじゃ、誰も関わろうとしません。
怖くても、自分から変えなきゃ。
最初から上手くいくとは思っていないし、そんな簡単じゃないことは分かっています。
でも、最初から諦めてばかりじゃ、死んでいるのと同じです。
それで、明日から、また生きようと思えました。
パパ、ママ、こんな僕だけど、今まで、そしてこれからも、ありがとう。
そして、君にも。
ありがとう。