沙月による、ボカロの二次創作です。
一応リクエストも受け付けますが、元々私二次創作が苦手な方なので、かなり気に入った曲じゃないとやんないかもです。
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アスノヨゾラ哨戒班[小説]
「アスノヨゾラ哨戒班」という曲の二次創作です。
二次創作とか苦手な人はブラウザバック。
友達も、親友も、すべて選んできた。
評判が悪い人とは付き合わないようにしよう。優等生とは、仲良くなろう。
特技も魅力もない僕は、誰かについていくことでしか存在価値を保てなかった。
そんな自分が、大嫌いだった。
叶えたい未来もなかった。
いつか決まるだろう、と楽観的に捉えていたのもある。
だから、自分のやりたいこととかもなくて、周りに流されてばかりだった。
そのうち、高校まで来て、進路とかを考える時期になって、怖くなった。
ああ、この先自分は生きていけるのかって。
なんの取り柄もない僕が、この世界を生きていけるのか。
そう考えると、未来が怖くなった。そして、嫌いになった。
過去のことばかり考えて、未来のことは考えないようにして。
それでもどうしようもなくなって、明日に「もう来ないでよ」と叫んだ。
でも、そんなことをしても世界はなにも変わらない。
世界に今こんなことを思っている人が何人いるかは知らないけれど、こんな僕達をおいて月は沈むし、日は昇る。
そんな世界だった。
そんな世界だと、思っていた。
「こんにちは!██████ です!訳あってこんな変な時期に転校してきたけど、仲良くしてくれるとうれしいです!よろしくね!」
君の存在が、僕の世界を変えた。
こんな僕に、君は親しげに話しかけてくれた。
君は、優しかった。
人生で初めて出会えた、心から仲良くなりたいと思えた人だった。
君と僕が出会ってからしばらくした夜、君は僕の手を引いて野原へと向かった。
綺麗な、星空だった。
思わず、息を呑んだ。
こんなに美しいものが、この世界にあったなんて。
そこで君は呟いた。
「君もさ、また明日へ向かっていこう」
驚いた。
まさか、君には全部バレていたのかって。
もう、人生を諦めるつもりだった。
今日で生をやめるつもりだった。
でも、君にはそれもバレてたのか。
呆然とする僕に、君は続ける。
「昨日を変えることはできないけれど、また明日へ向かっていくことはできるんだから」
そして僕は強く願った。
「昨日を変えさせて」なんて言わない。
だから、また明日も君と笑っていたい。
そう思った。
本心だった。
あれから世界は、なにも変わっていない。
そりゃそうだ。
この広い世界のちっぽけな僕らがなにかしても、なにも変わることなんてない。
期待して変えようとしたって、未来は平等に残酷だ。
それでも君と見ていた世界は、本当に綺麗だった。
君と見た景色は、絶対に忘れない。
あれが今の僕を作っている一部分だから。
君がいなかったら、僕は翔べなかった。
君がいなかったら、独りじゃ歩くことさえしなかった。
君がいなかったら、願いを持つこともなかった。
「願ったんなら叶えてしまえや」
そう君は言ったけど、僕の願いは叶わない。
だって、僕の願いは、君といることだったんだから。
君は結局あの後転校した。
「短い間だったけどみんなと仲良くなれてよかった!またいつか会おうね!」
そうして君はいなくなった。
でも、僕は信じている。
君が言った言葉、
「いつか会おうね」を。
いつ来るかはわからない。
だからこその「いつか」。
でも、きっと会える。
そう信じている。
また明日の夜に会いに行こうと思う。
君はいないかもしれない。
でも、それでもいつまでも僕らの絆は消えない。
君の「また」を信じて、僕は今日も笑う。
未来を少しでも、君といたいから。
だから叫ぶ。
「今日の日をいつか思い出せ未来の僕ら!」
初の二次創作です。
どうですか?
少し内容が薄かった気もしています。
原曲知らない人は聞いてみてください。
いい曲ですよ。
半分奏者のためにこれを書きました。
見てるーーー!?奏者ーーーーー!
生きる [小説]
水野あつ様の「生きる」を小説にして書きました!
この曲は本当に好きな曲です。
前々からやろうと思ってたんですが、なかなか時間がなくて…
でも、今回書くことができたので是非見てもらいたいです!
手紙風に書いたよ。
学校に行くのは、やめようと思いました。
だって、僕は会話をするのが怖かったから。
笑っていても、本心では蔑んでいるかも知れない。
相手の、本当の姿がわからない。
とても、怖かった。
みんなはすごいです。
こんなに難しい「会話」を、当然のことのようにできているのだから。
学校は、集団生活を学ぶ場だと、誰かが言っていました。
それなら、どうしても「会話」は生まれる。
こんな毎日が、続く。
こんな「会話」すらできないちっぽけな人間のことなんか、誰も相手にしません。
明日学校に行っても、きっと一人きり。
それなら、やめてしまえばいいと、思ったんです。
死のうと思ったことも、何度もありました。
でも、できなかった。
まだ。
もっと、生きたかった。
だって、君が大好きだったから。
不思議と、君との会話は怖くなかったんです。
君に会えなくなる、そう考えると、死ぬ勇気は出ませんでした。
君は、会話している時、突然暗い顔をすることがあります。
未来に対して、不安を語ることもあります。
でも、僕は、君の過去も、今も、未来のことも、全部愛しています。
決して、報われるなんて思っていません。
君が僕のことを想ってくれるなんて、夢物語にも程がある。
君にとっては、僕はたくさんの知り合いの中のひとりなんでしょう。
それでも、よかったんです。
変に期待されて、勝手に落胆されるよりは。
最初から、期待されないほうが楽でした。
こんな自分に対して、劣等感を抱くこともあります。
周りと比べると、自分はとても弱い人間です。
でも、それでも大丈夫だと、思っていた日もありました。
今は、それがどんなに理想論か、身にしみてわかります。
本当に、辛い日もありました。
全部投げ出したくなる日も。
それでも僕が生きることを諦めずにいられたのは、君のおかげです。
夜空に輝く星だって、いつかは消えます。
人間と比べると、とても長い時間、星は瞬いているけれど、それでも、いつかは消える。
それなら、こんな自分でも大丈夫だな、と、初めて自分を認めてあげられました。
理想論でもいい。
自分が、自分の中で「うまく」いきれたのなら。
空を見上げると、今日も月があたりを照らしています。
この綺麗な景色を見れただけでも、この世に生まれた意味はある。
そう、思えるようになりました。
自分が生まれた意味を知れたこと、これが、僕の生きた証でもあると思います。
学校は、やっぱり行くことにしました。
自分から殻に閉じこもってばっかりじゃ、誰も関わろうとしません。
怖くても、自分から変えなきゃ。
最初から上手くいくとは思っていないし、そんな簡単じゃないことは分かっています。
でも、最初から諦めてばかりじゃ、死んでいるのと同じです。
それで、明日から、また生きようと思えました。
パパ、ママ、こんな僕だけど、今まで、そしてこれからも、ありがとう。
そして、君にも。
ありがとう。