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愛がなければ生きられない。④
ヒロイン…音羽 凛子
モテ男…明夏羽 斗亜
凛子の友達…美優香
「最悪…。」
「まあまあ、|凛子《りんこ》。落ち着いて、ね?」
「うぅ〜…最悪すぎる。」
「どしたの、凛子。」
「|明夏羽《あげは》くん。それがね…。」
◆
《|美優香《みゆか》side》
「今日は、来月六月頃に行われる体育祭の個人種目決めを行います。」
「私達が参加する競技は学年種目や部活対抗リレーを除き、短距離走・長距離走・借り人リレー・障害物競走・二人三脚などです。やりたいものがある人は是非立候補して下さい。」
凛子は走るのが得意ではない方だったから、立候補しないと元々私に言ってて。
それに美女と囁かれていても通称名は『高嶺の花』とか近寄りがたいイメージのものだったから推薦とかはない、とも言ってたんだ。
私もクラスでは凛子とつるんでるのもあって普通に目立つ、って感じだったから悪ノリが起きない限り、個人種目に出場なんてなるわけがないって思ってた。
「はいはーい!俺、短距離走と借り人リレー、音羽さんが良いと思います!」
「え」
クラスで良い意味でも悪い意味でも目立つ、佐藤くんがそういった。
そのせいか、佐藤くんの取り巻きたちもだんだん協調し始めて…。
「私あんまり走るの早くないし…。足引っ張っちゃうだけだから、他の人が良いと思うんだけど…。」
「えー。でもさ、音羽さん、8秒とか9秒前半でしょ?大丈夫だって!」
そういって、勝手に凛子を出場させたんだ。
◇
「佐藤、ってヤツ、あれだよな。なんか彼女取っ替え引っ替えしてるとか、そういうウワサあるヤツ。」
「うん…。」
「ごめんね、凛子。私ももう少し走るの早かったら、短距離走とか肩代わり出来たんだけど…。」
「全然大丈夫…といってもあんまり大丈夫じゃないんだけど。美優香あんまり走るの好きじゃないでしょ?無理しなくても大丈夫だよ。」
「ほんとにごめんね…。」
「大丈夫だから。でも、体育祭準備とかで美優香の代わりに買い出しとか出来なくなっちゃうかも、それはごめんね。出来る限り、そっちも手伝う。」
「ありがと…。」
そういってチャイムが鳴り、次の授業が始まる。
ーキーンコーンカーンコーン
「それでは、また明日。」
「さようなら!」
(ふぅ…、今日はもう疲れた。明日から土日だし…。一日中寝てよっと。)
「なあ、音羽サン。ちょっと良い?」
「佐藤くん…。いいけど。」
「大事な話があってさ。」
次回から体育祭編です!!
佐藤くんは凛子に何を伝えたいのか、そして斗亜は競技何に出るのか…!
ぜひ、次の話も読んで下さい♬
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