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#2 初めての友達 【小説参加メンバーも発表!】
はーい2個目です!
あ、小説参加メンバー応募ありがとうございます!
感謝感謝ああああ!!
という訳で発表!
一人目
名前:華川梨香子(ハナカワリカコ) ユザネ:りぃり 性別:女子 性格:明るい天然バカ
二人目
名前:桐崎彩夢(キリサキアヤメ) ユザネ:彩夢 性別:女子 性格:マイペース、おっとり
です!
りぃりさんは勝手に苗字を決めちゃいました💦すみません💦
では、小説本編スタートッ!
「___では、転校生を紹介する。入ってこい。」
「はい」
がらがらがら
「今日からここのクラスになります、|伊吹 慎《いぶき しん》です。人付き合いは苦手です。一年間よろしくお願いします」
小さくペコっと礼をする。
『あの人、ちょっとかっこよくない?』『たしかにー!』と言う声が聞こえたり、
盛大な拍手に包まれたりした。が、それをつまらなそうに見ている一人の女子がいた。
---
3日前
「神山さん、本当に行かなきゃいけないんですか?」
「あぁ、そうだよ。なに、心配いらないよ!」
「そこが逆に心配です…」
僕の名前はSIN。この人は神山さんっていう心理学者だ。
ここで言うけど… 僕の正体は、感情を持った人間心理調査用ロボットなんだ。
僕が作られたのはこんな理由があって…
心理学者の神山さんが、どうしても調べられない感情があった。それは、
“思春期の学生の心の動き”だ。
それを調べるためには、どうしても中学生と同い年の人間が必要だった。
もちろん人脈の広い神山さんだから教師として潜り込む事が一番手っ取り早かったよ。
だけど神山さんは、やっぱり本心を見せるのは友達だろう、教師にはきっと誰であれそれらしく振る舞ってしまうだろうと考えたんだ。
だから神山さんはある科学者にこんなお願いをした。
『中学生男児型の、感情を持ったロボットを作って欲しい』と。
最初それを言われた科学者側は驚き、流石に無理だ、人工的に感情をつけることは不可能と断った。だけど神山さんはめげずに頼み通した。
数日後、神山さんの心構えに感心した科学者らは、神山さんと自分たちの名に傷が付くリスクを背負いながら、僕を制作をし始めた。
そして数十年後、葛藤の末ついに人間心理調査用ロボットが誕生しんだ。
そ、それが僕。
で、ちょうど今、神山さんに作られた目的の“中学校に行く”っていうのを実行するはずなんだけど…
僕学校行ったことないから、絶賛反論中!
それにさぁ、あと2日で行くんだよ!?2日だよ!?頭おかしいよねぇ!?
なのに…神山さんは『なんとかなる、大丈夫』の一点張り。
こっちの身にもなっとくれ、本気で。
でも、そんな抵抗も虚しく…。
僕は、学校に行くことになってしまった。
---
そして、今。
神山さんに教えてもらった通学路を30分かけて進み、来なれない制服を破り捨てたいのを必死に我慢して、あくびが出そうなほど長い校長と教師の話を聞き、教室の廊下についた。
…でも、なんだかんだ言って人付き合いは初めてだな…浮かないか、心配だ。
「____今日は、転校生が___」
僕を紹介する声が聞こえる。
面倒くせぇ…話が合う人、いたらいいな。
そんな事を考えていると、教室のドアが開いた。
「入ってこい。」
教師が言っている。やれやれ、まぁいいか。神山さんに言われた通りの自己紹介をしておこう。。。
「今日からここのクラスになります、伊吹 慎です。人付き合いは苦手です。一年間よろしくお願いします。」
礼をすると、拍手や女子とか言う人間の話し声が聞こえてきた。
顔を上げ、ふと教室のはじを見る。
そこには、つまらなそうな表情をして外を見ている女子がいた。
「お前ら、静かにしろー。転校生の伊吹だ。仲良くしてやれよ。なにか伊吹に質問ある奴いるか?そのときは名前も言えよ。」
教師が言う。すると、ハイハイハイハイハイハイ!と、一際元気な声を張り上げてる女子がいた。
「お、華川じゃないか。」
どうやら、その女子は華川という苗字らしい。覚えておこう。
「私は|華川梨香子《はなかわりかこ》です!あの、慎くんは前の学校はどこだったんですか?」
その女子…華川さんが聞く。無邪気そうな子だなーと思うのも束の間、ヤバいことに気付いた。…どうしよ。前の中学校、なんていう設定だったっけ。
僕がしばらく黙っていると、ようやくクラスがざわつき始めた。
『前の学校も言えないってどゆこと?』『絶対なんかあるよね…』
どうしよう…ヤバい、ヤバい…なにか、言葉を…
こんな感情になったのは初めてだ。汗が頬を伝う。
その時…
「ねぇ、みんな。ちょっと黙らない?転校生なんだし」
そんな救いの声をあげたのは___さっき外を見つめてた女子。
その女子は、「わざわざ騒がないで欲しい。迷惑。」
と、ピシャリと言った。
一瞬クラスはシーンとし、そしてまた騒ぎ始めた。
『アイツ…また無駄なこと言ってる』『迷惑はそっち!www』
どうやらあの女子を批判しているようだ。でも、アイツのお陰で助かった。
すると教師が、
「はいはい、みんな静かに。そんなに騒がないで下さい。今回ばかりは、桃縄さんの言う通りですよ。それに今は伊吹の質問中でしょう?」
その言葉に生徒一同は黙った。恐るべし、教師の力…。
「あ、伊吹の席は、桃縄の隣な。」
教師が指さしたのは、俺を助けてくれた女子の隣の席。すると、
キーンコーンカーンコーンとチャイムとかいうのが鳴った。
教師は、「HRは終わりです。では。」と言って出て行った。
ひとまず席に着く。僕は荷物を置き、隣の桃縄とか言う女子にお礼を言おうとした。
「あのさ、さっきは、ありがt…」
「ねぇねぇ!!」
僕の言葉を、誰かが遮った。えっと、この声は…
「あっと…華川さん、だっけ?さっきはゴメン。」
素直に頭を下げる僕。すると華川さんは、
「え、何で謝る必要があるの?いーよ別に!ねぇ、彩夢?」
華川さんは後ろに立っている女子に話しかける。
「んー?確かにねー。」
どこか明々後日の方向を見ている彩夢さん(?)はそう言った。
「あ、ゴメンね。この子そういう性格だからさ。ほら、自己紹介して!」
華川さんは彩夢さんを前に突き出す。
「あー、初めまして。|桐崎彩夢《きりさきあやめ》です。あの…誰でしたっけ?」
平然と言う彩夢さん。…って、えええ!?覚えてないの!?ついさっきに!
華川さんも僕同様驚いている。
「な…!彩夢、転校生の人!話聞いてた!?」
どうやら焦っているようだ。「え?そうだっけ…」と彩夢さんは言っている。
あの様子じゃ、本気で覚えていないらしい。。
「はは、マイペース…とか言うのかな。大丈夫だよ。あ、僕は伊吹 慎。よろしく」
「そっか。じゃあ、伊吹くん。よろしくねぇ。」
「よろしく慎くん!」
「うん。よろしく。」
2人はわちゃわちゃと席に戻って行く。
元気な人たちだなぁ…
すると、他の男子3人が集まってくる。
「なぁ、お前、伊吹だよな?」
「…さっき言いましたけど?そうだよ、伊吹慎ですが。まず名乗って?」
「いいだろう。俺は|寺山皇子《てらやまおうじ》だ。」
「…まんまキラキラネームじゃん、おつ。」
「何か言ったか?」
「うん、言ったよ?www」
「テメェ…💢」
「あ、そこの2人はなんて言うの?」
皇子を完全にスルーし、後ろに話しかける。似た顔をした二人組。双子かな?
「あ、えっと…ボクは、|黒宮啓太《くろみやけいた》です。あの、よろしくね。」
おどおどしてる男子。…ん?啓太のポケットから、何か光るものが…
「啓太、ポケットに何入れてるn…」
僕が言い切る前に、啓太は光の速さでポケットの中に入ってるものを取り出し、近くにあった道具袋を刺した。持ってるのは…カッター!?
「これ以上何か言ったら、慎くんも同じ事がされたいって認識しますよ…?ニコッ」
いや、怖い怖い怖い怖い!ヤバい、4にゅ!
「なんでもない!なんでもないよ!うん!」とか言っとかないと、56されそう…
「ですよね!なら良かったです♪」
わーぉ…コイツが世にいう所のナチュラルサイコパスだ…。
「んっと、もう1人の君は?」
もう1人に聞く。
「オレは|黒宮瑛太《くろみやえいた》なんだ!よろしくなんだ!」
特徴強いやつ来たー!黒宮兄弟ヤバいな…。
「おk。皇子、啓太、瑛太だな。よろしく!」
「おう/うん!/わかったのだ!」
キャラの強い3人組だなー…ん、何か忘れてるような…。
「あっ!あの女子!」
俺を助けてくれた女子にお礼言いに行かないと!
だけど…隣には居ない。
教室を見回すが居なくなってる…どこだ?
すると、僕に机に紙切れが置いてあることに気づいた。そこには、
“私がいないときはだいたい屋上にいる”
と殴り書きしてあった。
あの人が伝えたい事は、遠回しだけど分かった。
僕は早足に、屋上へ向かった。
書き終わりました!なんとか募集してくれた方を出せました!
さて、助けてくれた女子、桃縄(?)なんですが…私の投稿シリーズ“簡易契約の死神ちゃん”を読んでいる人なら分かると思うんですけど…。
実は、桃縄はその“簡易契約の死神ちゃん”に出てくるキャラクター『桃縄花枝』なんです!
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