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カニクリームコロッケが染みてしゃーない
食当たり
俺「何がだよ。」
あいつ「何ってそのままだってば!!昨日ね、僕の家のカニクリームコロッケが浸透圧で破裂したの。」
俺「赤血球なら溶血だね。」
あいつ「え、そうそう。そんな感じ。まさに溶カニだったんよ。」
俺「それは…えっと、良かったじゃん笑。」
あいつ「は?」「どうして?ねぇもしかして話聞いてなかったの?」
俺「い、いやいやそうじゃなくってさ。コロッケから中身が溢れるくらいいっぱい入ってたってことでしょ?ってあれ?コロッケって皮の部分はなんていうんだろう。中身を含めないコロッケの言い方ってなかったっけ。」
あいつ「そんなのどうでもいいよ。あのね、もう一回言うけど、コロッケが溶コロしたんだよ?あ、しかもカニクリームコロッケ。なんでさっきから草餅食べてる並みに反応びみょーなんだよ。」
俺「だってそんな、それほど不思議なことじゃないだろ。それにお前もう溶カニから溶コロに呼び方変わってるし、お前だって…」
あいつ「いや、呼び方とか今つけたばっかだし、やばいのそこじゃないから。お前やっぱりなーんもわかってないんだね。**浸透圧**って言ってんだろ。」「お前さ、どうせ『コロッケを揚げたときに失敗しちゃったんだな』とか思ってんだろ?そういうとこが昔っから腹立つんだよな。」
確かに、浸透圧でコロッケが破裂なんてよくよく考えたらおかしな話だ。でも、それ以上におかしいのは、こいつが想像以上に俺に対してキレていること、そして、俺はこいつの名前を思い出せないことだ。
俺「や、まじで悪かった。確かにコロッケに浸透圧とかやばすぎるよな。まじで何があったん。」
あいつ「いや、それがさ、コロッケの熱で空気中の二酸化炭素が液体化して、しかもそれがなんと低濃度だったらしくてもうその後は想像通り、ぱーんって破裂しちゃったよ。保持膜が薄すぎたのかなぁ。」
俺「待って待って、二酸化炭素って普通昇華するんじゃなかった?液体のフェーズなんてあったっけ…というか、保持膜ってコロッケの衣のことだよね。」
あいつ「なんでいちいちそんなこと聞くんだよ。お前今日マジで変だよ。ほんとに知らねぇの?てか二酸化炭素は普通に液体になるだろ。お前ん家の空気って二酸化炭素ないのかよ。」
俺「さすがにあると思うけどなぁ。」
あいつ「ではねー(^^)」
え、成仏した。まじで?あいつそういう感じだったんだ。ていうか今のぺしゃって音、絶対浸透圧に負けた音だよな。いや、まだよくわからんけど。それにしてもあいつって昨日揚げるの失敗したカニクリームコロッケだったんだ。よっぽどその死因がヤだったんだろうな。なんか優しくしてやれなくてごめんな。知らんけど。
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俺「ただいま。晩ごはん何?」
今日は昨日の残りよー。
あいつ(?)「僕、復活したんだよね。よろしく。」
俺「な…」
中身が染みてる。きっと同じ|奴《あいつ》だ。
あいつがやってくるぞ!!!