読み方
1話ずつ表示します。
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
角について
質問、感想、ご不満は助手くんに。
|角《かど》って不思議ですよね。そもそも本一つとっても尖っている部分を角と呼んだり、ページの端を角と言ってみたり。尖っている部分についても結構あるわけで、形も大きさも様々なのがまた良いですよね。ふと思ったんですが、角って尖っている、とか、鋭利だ、とかそこまでじゃなくて、なんとなく角ばっている感じでそのあいまい加減がなんとなく「カド」っていう言葉には合ってない気がするんです。角が立つって言ったって急に「絶交!」とかでなく、なんとなく雰囲気がピリつく感覚といいますか。それはさておき、皆さんはジャガイモを切ったことはありますでしょうか。ここからはジャガイモの角を例にしてお話しますね。ではまずジャガイモを四等分に切ります。そうしたら、角ができますね。その角をなくしたいから、さらに1つ角を切り落とします。すると、なんと角が増えるんですね。それをまた切り落とすと、また角が増える...伝わらなかったですか。なら一度切ってみてください。ただし、実行してしまえばそれが最後です。なぜなら私の思考がインプットされてしまったからです。今私が共有したこの考えが納得行く行かない関係なしにあなたの脳から離れなくなります。嘘じゃありませんし、実はもう手遅れです。そうして現実から逃げるように角を落とし続けたジャガイモという小さな小さな角の山ができたころ、正気に戻ったあなたは途方に暮れるでしょう。そんなあなたに一つだけ救済方法を教えましょう。味噌汁を作ってください。そう、お好みの具を入れて。もちろん刻んだジャガイモも入れてくださいね。そうして出来上がった味噌汁に入っているジャガイモは角が溶けて肉眼の分解能を脱しているでしょう。おめでとうございます。あなたが切り刻んだジャガイモは食べた気がしませんし、何も楽しくないです。味もしません。明らかに溶けて何粒も消滅しています。それがジャガイモの角から解放されたという実感をくれるのです。別に角が本当に消えたわけじゃないですが、こんな子供だましでも、あなたの心身の負担や私の脳との接続からは逃れられるのではないでしょうか。以上、角についてでした。私はこれからとげとげボールの研究をしますので質問や不満などは私でなく助手くんにお願いしますね。では、さようなら。