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3 梅雨は紬の恋の予感!?
1 梅雨の相合傘
ピクニック楽しかったな・・・
あ、でもそれはもうだいたい1か月前の話
今は6月 梅雨
今日も雨
「今日の授業は主人公の気持ちを読み取ろうです」
主人公・・・かぁ
そういえば梅雨って恋愛のイメージ沸かない?
そして今日も授業が終わった
「日葵ちゃん!」
彼はクラスメイトの悠翔君
優しくて・・なんだかドキドキする少し特別かもと思う人
「すっかり梅雨だね~~」
「うん そうだね~」
二人でそんなことを話してた
「あ、傘忘れた・・」
やばいやばい・・・ほかの姉妹は・・・
私は連絡を取ってみた
日葵『傘忘れちゃった』
結菜『悠翔君に貸してもらえばいいじゃない』
日葵『悠翔君濡れちゃうよ』
紬 『世の中には相合傘というものがあるらしいのでそれをやればいいのです』
日葵『相合傘!?』
結菜『先帰るわね♪』
日葵『へ?ま、待ってよ!』
紬 『日葵姉さんもう無理ですよ 諦めて傘に入れさせてもらいましょう』
えぇぇぇ もう二人とも~・・・
横を見ると悠翔君・・どうしよう・・・
「あ、もしかして傘 忘れた?」
「え!?そ、そうなの・・!」
「やっぱり 傘貸してあげるよ 一緒に入ろう」
「え!?い、いいの?」
「うん」
「あ、ありがとう」
やっぱり・・このドキドキって・・恋 なのかな
私はそう思いなら傘に入れさせてもらった
『相合傘というものがあるんですよ』紬ちゃんの文がフラッシュバックするよ・・・
「家ってどっちだっけ」
「あ、こ、こっちだよ!」
「そ、そこ!」
「ここ?分かった バイバイ!また話そうね」
「う、うん!バイバイ!」
私はドキドキを抑えて帰った
「恋 ね」
「はいそうですね 通常よりもすごいです」
「も~からかわないでよ!あ、二人は恋あるんじゃないの!?」
「私はないわよ」
「私もです というか・・恋というものを知りませんから」
二人とも噓をついてるようには見えない・・・
2 恋って何なのでしょう
私 紬は恋を知りません
前日葵姉さんが傘を忘れて悠翔さんに貸してもらった時
あれは確実に恋してると分かりました
ただ、恋愛という気持ちが理解できないのです
日葵姉さんはどのような気持ちで悠翔さんと接してるのでしょう・・
ドキドキとは何でしょう
「ご飯作ったよ~!」
日葵姉さんが呼んでる
いつもの笑顔 悠翔さんの時は少し肌を赤らめいますが今は普通ですね
「「「「「「いただきます!」」」」」」
今日はカレーですね
あ、日葵姉さんが最初に扉に話しかけてきた時と同じメニューです
私も・・聞きたいです 恋について
聞いてみましょう 今日の夜
そう決意しました
夜ごはんが終わった後さっそく日葵姉さんに聞いてみました
「日葵姉さん 夜の11時お話しませんか?」
「うん いいよ!悩み事?」
「いや・・恋って何なんでしょうってことで」
「う、うん!わわ分かったよ!じゅ、十一時ね!」
明らかに動揺してました
そして11時
私は日葵姉さんの部屋へ行きました
「失礼します」
「ようこそ!」
「それで・・恋愛とはなんですか」
「何って言われてもなぁ・・私も・・恋愛かどうかわからないから・・」
それはそうかもしれないっと思ったのでこう聞いてみました
「悠翔さんと話す時どう感じてますか」
「ドキドキってするの・・苦しいぐらい嬉しくて苦しいけど一緒に居たい」
「それで・・後は・・動揺しちゃう」
「そう・・なんですか」
苦しいのに一緒に居たい
どういうことだろう
苦しいなら離れるべきだと思いますけど
一緒に居たいなら苦しくないのでしょうか
分かりませんね
恋って
「ありがとうございます 聞きたいことはそれだけです」
「う、うん!おやすみ紬ちゃん」
「おやすみなさい ・・・日葵姉さん」
3 クラスの席替え
「おはようございます 日葵姉さん」
昨日のことが気になって私はいつもより早く起きました
私 思ったんです 恋愛・・というよりもまず、私の場合友達を作れ と
友達すらいない私はそもそも恋愛できないのでしょう
「おはよう紬ちゃん」
「・・・悠翔さんと登下校ですか」
「うん 特別・・・な人だから」
「・・・・そうですか」
いろんな種類の恋 って知ってますか
恋愛・家族・友情 いろんな種類の好きがあって、一歩踏み間違えると友情の好きが
恋の好きと間違えてしまうこともあるそう
日葵姉さんの場合は恋愛ですけど
なんていうか・・・
・・・・恋愛っていろいろ複雑ですね
そして学校へ行きました
クラスでは一人です
「席替えをします」
先生の声でくじを引く
12番 後ろの席ですね
いじめられなければそれで良いのですが・・・
早川伊月(はやかわいつき)
誰でしょうかこの方
席に着くと先生恒例のトークタイムが始まります
隣の人と話すことです
スタートしました
「こんにちは」
私はとりあえずそれだけ言う
「こ、んにちは」
「あの・・僕 早川伊月・・です」
「あ、私・・彩香和紬・・です」
「よろ・・よろしくお願いします!」
彼が手を差し伸べてきた
私は・・・その手を・・・握った
あれ?何ででしょう・・暖かくて・・なぜか苦しいです
なぜでしょう・・これは脳内のエラーでしょうか
「よ、よろしくお願いします」
私はそれを言うので精いっぱいでした
4 この気持ち
何ででしょう 忘れたいのに忘れれない
あの苦しい気持ち
嬉しいのに・・苦しいのです
どうして・・こんな気持ちになるのでしょうか
・・・脳内にエラーが出てます 一晩寝てシャットダウンすれば元に戻るでしょうか
あ
私は思い出しました
日葵姉さんの『苦しいけど嬉しくて 一緒に居たい』
確かそんなことを言ってました
これは一緒なのでしょうか
分かりません
裏切られる その気持ちもありますから
待ち合わせ場所に行くと 日葵姉さんと結奈姉さんが目を丸くしてた
「紬 顔赤いわよ」
「ど、どうしたの?」
「ま・・まま・・まさか・・恋!?」
やっぱり・・そうなのでしょうか・・いや・・裏切られる・・
気持ちが揺らぎます
「恋なんかじゃありません エラーです」
「エラーって恋のオーバーヒート?」
「違います」
「も~ツンツンしてるなぁ」
今は姉さんの言葉も耳に入りません
ただ『恋』と『伊月さん』ということを考えてるだけでした
5 そのままでいい
学校に付いて 伊月さんが話しかけてくれました
「おはよう 彩香和さん」
「おはようございます 伊月さん」
「そういえば、彩香和さんっていつも敬語だよね」
「確かに・・そ、そうです 癖です・・・」
「じゃ、じゃあ・・ぼ、僕も敬語にした方がいいかな?」
「え?」
なぜか嫌なんです そのままのあなたが・・いいんです
それと・・私のこと 彩香和さんではなく 名前呼びがいいです・・
今 苦しいって感じてます 一緒に居たいって感じてます・・・
「あの・・・いや・・そ、そのままがいいです」
「そのまま?」
「あ・・いや・・その・・そのままの方が・・話しやすいんです・・・」
「え・・・」
「後・・私のこと・・彩香和さんじゃなくて・・・」
「彩香和さんじゃなくて?」
「・・・・名前呼びに・・して・・ほし・・いですっ」
「・・・・紬さん」
「あ」
何ででしょう 心臓が跳ね上がります
今 ドキドキしてます
これが・・____恋?
いや・・判定するには情報不足です
まだ・・決まった訳ではありません
私は首を振った すると伊月さんが不思議そうに私を見つめてました
「あの・・い、嫌だった?な、名前呼び・・・」
「そ、そんなことありませんっ!」
大きな声で言っちゃいました
でも・・・名前呼び・・嬉しかったんです
嬉しいんです
「な、名前・・・・呼び・・すごく・・う・・れ・・嬉しかった・・です」
「え あ、あの・・ありがとう」
「ぼ、ぼくも・・伊月さんって・・読んでくれて・・嬉しかった」
彼は私に笑いかけてくれた
また・・またです
またエラーが起こります・・・
でも、嫌ではありません
苦しくてエラーが発生してるはずです・・でも
それが心地よくて落ち着きます・・
6 日葵姉さんと同じ気持ち・・?
私は集合場所に行きました
前までは『恋なんて入りません 裏切られます それに恋なんて良く分かりません』
そう言ってたと思います
でも今は違います
苦しくてエラーが発生しています それで忘れようと初期化しても忘れられない
それでもそれが心地よくて嬉しくて・・そんな気持ちです
これが・・恋
そう思えたんです
「あ、紬~~!」
結菜姉さんが来ました
そして日葵姉さんも来ました
「また顔赤いね」
日葵姉さんに言われました
「いいえ 湿度が高いだけです」
私のこのデータは私だけの秘密ですから
「えぇ噓~~?」
結菜姉さんに言われました
私はこのデータを心の中でゆっくり育てたいんです
「噓ではありません」
私は まだ否定する気持ちがありました
これはエラーが発生してるだけだと
ただのクラスメイトだと
どこかで言っている
でもそれもそうかもしれない
そう思いながら6人並んで帰った
7 傘
次の日は大雨でした
私はしっかりと傘の準備をしてきたから大丈夫です
そういえば 朝は晴れていましたね・・・
そう思いながらふと隣を見て見ました
すると 困ったような顔の伊月さんが居ました
「どうしましたか」
私は声をかけました
「傘を・・忘れてしまって」
『傘』この単語で日葵姉さんの梅雨の話を思い出しました
「・・・・半分だけなら貸せます」
「え?」
「だから 半分でしたら・・入れますよ」
「あの・・いいの?」
「はい」
あなたは 私の特別・・候補だから
そして大雨
私と伊月さんは1つの傘 半分半分で入りました
「あの・・狭くありませんか?」
「うん 大丈夫だよ」
雨の音に負けないような心臓の音が聞こえます 心拍数がどんどん上がります
苦しいですね 日葵姉さん でも 暖かくて嬉しいってなりますね 日葵姉さん
日葵姉さんあなたの気持ち分かりました
それと
「いきなり雨なんて思わなかったんだ」
「天気予報を見るとよいですよ」
「天気予報みてるの?すごいな紬さんは」
それと あなたのことが恋愛の好きだと分かりました
私 あなたのことが特別です
これからもデータを共有したいです
「あ、僕ここ ありがとう紬さん」
彼は笑った 笑った顔が優しくて・・眩しくて・・
「お礼は大丈夫です」
そう小さくつぶやいて帰る道へ行った
いつの間にか雨は止んでました
そして虹が出てました
8 雨上がりの虹
「見てたわよ 紬!決定的瞬間よ!」
「紬ちゃん 成長したね」
「え」
どうやら女子組の姉さんは気になって付いてきてたらしいです
顔がまだ赤い気がします 心拍数も正常化してませんし
「紬ちゃん・・・もしかして伊月くんのこと・・・・」
「データによると特別な存在です」
「それ恋よ」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・・・認めます」
「あ、この草芽生えたばかりだね」
「さっきの雨で発芽したのかも」
「ほんとですね」
その草の発芽 私は 新しい感情が開けた合図だと感じれた