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【東方Project】あの娘と離れてしまった距離
ここは幻想郷。
そして私は魔法の森に住む魔法使い**霧雨魔理沙**。
そして共に異変を解決していた巫女さん**博麗霊夢**。
そんな霊夢は今、`アイドル`なんです。
それが分かったのは数日前。
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<博麗神社>
「お〜いっ!霊夢!」
返事はない。
いつもならすぐに「あ、魔理沙じゃない。入りなさい。」って言ってくれるのに。
買い出し中かぁ・・・?
そこでゾッとするものを見てしまったんだ。
−−−
文々。新聞
**博麗の巫女、アイドルになるのか**
先日、**博麗の巫女、失踪か**という記事を出させてもらいました。
それについて追加情報を捜索していたら地下アイドルのブースを発見したんです。
覗いたら博麗の巫女が歌って踊ってたんですよ。
詳しく気になって、インタビューしてみました。
「テレビに出でるやつらを見てやろうと思ったのよ。」
「ライブは週1だから安心して。他は神社にいるかそこらへんほっつき歩いているわ。」
だそうで、あまり影響はないと予想されます。
インタビューしてみました。
Sさん「お嬢様もやってほしいわ・・・」
Sさん「これこそ奇跡の力!!・・・なんですかね?」
Aさん「知ってました!」
(314文字)
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背筋が凍る。
「巫女とアイドルってなんなんだよ!!」
「行方不明?ふざけるなよ!!」
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<妖怪の山>
走っていると妖怪の山にいた。
「・・・あの。大丈夫ですか?魔理沙さん。」
見上げると。
そこにいたのは妖怪の山にある神社の巫女さん**東風谷早苗**。
「・・・早苗。」
息をぜぇぜぇ、はぁはぁ、と吐く。
「一旦守矢神社に来て休憩しましょう。」
博麗神社より優遇〜…。
殺気を感じた。なんで?
<守矢神社>
「あら。早苗。おかえり。・・・あんたは・・・**霧雨魔理沙**。」
「早苗〜っ!」
あそこにいるのは・・・
守矢神社に祀られている神様**八坂神奈子**
守矢神社に祀られている神様**洩矢諏訪子**
ちなみに諏訪子が本当の祀られている神様っていうか祭神らしいぜ。
「神奈子様!諏訪子様!」
「どうしてあんたがいるのかい?」
経緯を説明すると神奈子は首を縦に振る。
「・・・ああ、そういう報道があったな。」
後ろからちょんと突かれる。
後ろを振り向くと、
「・・・紫っ!」
境界に潜む妖怪**八雲紫**
紫はスキマから出てくると物悲しそうな目で見つめてくる。
「…幻想郷は全てを受け入れるのよ。それはそれは残酷な話ですわ。」
…そうだ。伊吹萃香。あいつが黒幕だった異変で紫に言われたんだっけな。
「・・・ああ、そうだったな。紫。」
早苗が少しずつ近づいてきて話しかけてくる。
「・・・気まずいです。魔理沙さん。」
いやいや、そう言われてもな・・・。
どうすればいいんだってばよ。
「・・・魔理沙。貴方はどうしたいのかしら?」
…私は霊夢に会いたいが**アイドル**としてではない。
**博麗の巫女**として。それか**親友でありライバル**として。
…だけど、霊夢に**アイドルを辞めろ**。とは言えない。
なら、どうすればいいの。…。
「…このままでいい。」
そう、このままでいいのだ。
ライブなんでどうせ週1。
だから他の日に会えば良いだろう。
「…それでいいんじゃないかしら?ふふ。さようなら。」
紫がスキマに入っていった後。
空を見上げると優しい色で輝いていた。