公開中
君と疾走
こんにちは、lilyです。.:*:・'°☆
体育祭のお話、是非ご覧ください👀
🐱
今日は体育祭だ。
3年はリレーと借り物競争をする。
開会式を終えて、まずは借り物競争。
私のお題は『バレー部の人』で
無事に都愛を連れて行き、
6人中3位になれた。
順調に進み、次は湊が出る番だ。
お題が『好きな人』で
私を連れて行くとか、あり得ないよね。
彼は紙を見て少し考えた後、
校庭で体育座りをして観戦する
3年の方に走って来た。
どうしても目で追いかけちゃう。
その時、「花梨」
と落ち着いた声で湊に呼ばれた。
唖然として、少し固まった。
🐺
『3組の人』というお題が出た時、
花梨しか思い浮かばなかった。
本当は仲良い奴もいるのに。
数秒迷ったが覚悟を決めた。
花梨を見つけ、平静を装って声をかける。
「えっ、私…?」
「早く来て」
ドキドキするのは体育祭だから?
照れを隠して走っていると、
花梨が離れていることに気づいた。
後ろから他の人も来ている。
急いで戻り、咄嗟に手首を引いた。
花梨は驚いて目を見開く。
勝手に触られて、困ってるかも。
結果は1番でゴールできた。
🐱
「握ってごめん」と湊に謝られて、
「全然」と首を振った。
あの瞬間、本当は嬉しかった。
「お題、何だったの?」
つい気になって聞く。
「秘密」
彼は人差し指を唇に当てた。
「え~教えてよ」
湊は視線を逸らして言う。
「3組の人…」
別に特別なお題じゃない。
でもそこで私を選んだ。
彼をじっと見上げると、目が合った。
その数秒は時間が止まった気がした。
「ありがと」
そう言って彼は戻る。
胸のドキドキは鳴り止まなかった。
🐺
最後は3年のクラス対抗リレー。
アンカーになったから、
花梨にカッコいい所を見せたい。
4組の内、2位でバトンを渡された。
花梨の「頑張れー!」は
同じクラスの人宛てだろうか。
それでも力になり、足を必死に動かす。
コーナーを曲がるとゴールは目の前。
背中はすぐそこ……抜いた!
歓声が上がり、そのままテープを切った。
列に戻ると友達に囲まれ、
花梨に笑顔で見つめられる。
脳裏に焼き付いて離れなかった。
ご覧いただき、ありがとうございました🙏
感想のコメント、お待ちしてます💬