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六話 派閥
派閥と言うのは、誰かと誰かの対立によって成立する。
では、誰と、誰が対立しているのか。
その謎をまだ、誰も、知らない____。
📅 皐月(五月) 初旬
⏰ 昼
🔖 ピュアリティ市の宿屋にて
#名前#side
結局、彼女の事は何も分からなかった。
ただ、一つ分かったのは……この寒波が**|可笑しい《おかしい》**こと。
ここは、比較的暖かい土地で寒波は滅多に来ない。
来たとしても……精々一週間程度で終わるのが通常だと言う。
ただし、今回は例外。
一・二週間経っても未だ寒波が過ぎ去る事もなかった。
そして、暗黙の了解である……『すう』と発した者は何処かに連れ去られて行った。
そんな場面を幾らでも見てきた。
いや、目の当たりにしたんだ。自分は。
そして……噂話は良く流れること。
ここは、元々は一つの大きい市だったらしい。
その市長の親族の中で様々な問題から**右派**と**左派**という派閥が出来た。
左派は、ピュアリティ市から去り、新たなる市の市長として世襲して行った。
そして、肝心な『すう』という言葉。
これは、左派の一族出身で……。
右派の今のピュアリティ市の市長の。
**姪**と仲が良かった娘の名前らしい。
左派と右派の均衡が続く中の|所謂《いわゆる》人質だった……、という。
ただ、今は違う。
『すう』がピュアリティ市から左派の市へ逃げてしまったのだ。
実際は、逃亡だが逃げた場所は明らかだろう……。
この一件で両市では一触即発の事態。
なので、この市では『すう』は恨む存在。
なので、彼女の名前を言うのはご法度…いや、禁句だろう。
多分、今は私の目的についての話なんて『すう』に関しての問題でクソ喰らえというぐらい馬の耳に念仏という所だろう。
だったら、そっちを解決した方が早い。
そう思った。
ではまず、何故。
右派・左派と派閥が出来た|理由《わけ》を探ろうと考えた。
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📅 数日後
<派閥が出来た|理由《わけ》が何となく掴めていた。まず、ここの市長の親族の今の市長の先代の先代……つまり曾祖父が二人の兄弟に順に継がせていった。そして、曾祖父は**『両方の家庭で順に世襲せよ』**という言葉を残して逝ったらしい>
<二人の兄弟は善良な政治をし、市民に惜しまれながらこの世を去った。ただ、今の市長の先代の祖父や父の時代から今で言う**右派**が力を強めていき、今は**左派は影武者として徹しており、政治の表向きに出ることは無くなったらしい**要するに、今の市長は**完全なる右派出身なのである**>
<そして、今の市長の兄弟…左派は新たなる市を世襲して現存中。そしてその兄弟の娘が……あの>
--- 『すう』こと**枢**なのである____。 ---
先週投稿めっちゃ遅れてすいませんでした!!!
※家でサイトにログイン出来なくなったので投稿頻度二週間に一回とかになりそうです🥹🥹