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第5話 不運
家に入ると、静かで重苦しい空気が漂ってきた。
いつもなら、親が帰ってきている時間なのに今日は帰ってきていない。
とりあえず休憩しようと思って椅子に腰掛けたら電話がかかってきた。
『結衣ちゃん!?結衣ちゃんよね!?実は………』
電話相手は母親の妹、私の叔母さんにあたる人だ。
「え…お母さん…が……?」
『そうなの。今から…明山病院まで来れるかしら?』
「行けるけど……」
『じゃあ今すぐ来て!』
「あ…うん」
30分後、私は明山病院までついていた。
お母さんは事故に遭って死んだらしい。
タイミングが悪すぎる。
お父さんももういないのに。
「結衣ちゃん、私の家で暮らす?」
「だい…じょ…うぶ。一人で暮らすから」
「わかったわ。何かあったらすぐに連絡するのよ」
叔母さんの最後の言葉は私に聞こえていなかった。
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家に帰って簡単なご飯を作って食べた。
そしたら、急にチャイムが鳴った。
ピンポーン
モニターを覗くと、神崎くんがいた。
「水瀬、いるんだろ。出てこい」