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衝撃の事実
AYAYA
うち―塩崎夏海は、大好きな彼と同じ教室で、同じ通学路で…まだまだ一緒に過ごせると思っていたのに。そんなことを思っていたのは、自分だけだった……。
まさかの事実を知る前までは……。
チャリン
そんな音が鳴って、自転車のペダルを踏む。
「行ってきまーす」
そう言って、自転車をこぎ出した。
速さもだんだんと速まり、しだいにはペダルを踏まなくても、勝手に進んでいた。
そんなことをしていると、大きな曲がり角が見えてきて、そこから二人の男女が出てきた。
勇斗と凜だ。
「おはよっ!」
気持ちいい風と共に片手を挙げる。
「おっす」
「おっは~!」
勇斗、凜も小さく手を挙げる。
いつもの日常。
今日は、夏休み一週間前。
夏休みには、うちの所属している部活―陸部(陸上部)のメンバーとプールに行ったり、夏祭りにも行きたいな。
プールはもう決まっているけど、夏祭りの予定は曖昧。
ちなみに夏祭りに行けるなら、うちと勇斗と凜の三人で行きたいな。
そんなことを思っていると、すぐにうちらの通っている学校—彩葉市立鈴樹中学が見えてきた。
この時には、三人で過ごせる期間はまだまだあると思っていたのに…。
ガチャン
自転車のスタンドを蹴って、立てる。
「あはは!昨日のテレビ、面白かったよねー!」
「うんうん!爆笑しちゃって…」
昨日のテレビの話で盛り上がっていると、ふと凜が思いついたように言った。
「そういえば…八月に夏祭りが、地域で開催されるし、この前三人で行きたいなって言ってたし、予定決めよ?」
うちは待ってましたというように、うなずく。
「うん!よし!決めよう!」
そんな時、勇斗が気まずそうな顔をして、言った。
それは衝撃の事実だった。
「あのさ…俺、この夏で遠くの町に引っ越すんだ…」
初めまして!この書籍を書かせてもらいました、あややです!
いかがでしたか?この話。
物語、最初から長くなってしまいましたが、楽しんでもらえたら嬉しいです!
続きもまた書こうと思います!
では、また続きで。