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File2-7 鬼の行方
沙鬼『嫌っ!!!いやああああああああああ!!!!私はただっ!!ただあああああああああああああああっ!!!!』
画面から聞こえる沙鬼の声
ザッ……ザザッザ------ッ
その叫び声はやがて砂嵐と共に消えた
画面に表示されているのはノイズだけ
誰も言葉が出なかった
焱堂「……は、?」
最初に声を発したのは焱堂で、
その声も掠れていた
死灰「……ね、ねぇ嘘だよね…?」
死灰「さっきー、死んで、ないよね…?」
カナタ「……。」
死灰の今にも泣きそうな目は震えていた
カナタ様も険しい顔をしたまま固まっている
悠斗「あ…沙…鬼様?…うそっスよね…?」
悠斗「沙鬼様……沙鬼、様……っ、?」
悠斗がモニターに手を触れても返事は帰ってこない
悠斗「……っゔぁぁぁあああ!!!ポロッ」
悠斗「なんでだよっ!!くそっ!!!ポロッ」
悠斗「誰が…誰がやったんだっ!!絶対に…絶対に許さない……っ!!!ポロッ」
そう言う悠斗の拳は震えていた
胡桃「……沙鬼様…、ポロッ」
殺芽「そんな……沙鬼様……、」
黒鬼「……必ずや、其方の仇は取る」
部屋中が沈黙に包まれる
カナタ「……氷華」
その中に震えたカナタ様の声が聞こえた
私の名前を呼んでいた
氷華「……ここに」
カナタ「…次は、お主の番じゃ、」
カナタ「氷華、やれるか…、?」
カナタ「あやつらは、生かしておけん……っ」
悲痛なカナタ様の声
そんなカナタ様の声を私はもう聞きたくなかった
氷華「…カナタ様のお言葉のままに」
---
私は少しの間お暇を貰って庭へと向かった
少し能力を使って身体を冷やしておかなければ、
死灰「ひょーちゃん……!」
名前を呼ばれて振り返ると死灰と止月がいた
氷華「私に何か用ですか?」
ギュッ(死灰に手を握られる)
死灰「死なないで…っ」
震えた死灰の声
手の温もりに何故か胸が苦しくなる
氷華「……死灰」
氷華「私の手は冷たいですよ、そんなに握ったら……」
死灰「……ひょーちゃん涼しい…。溶岩とかも凍らせれそうだね…っ!」
無理やり作ったような笑顔
その目は潤んでいた
止月「氷華殿。油断大敵である。一時たりとも油断せず、頑張るのだぞ…」
氷華「……えぇ。」
氷華「必ず、ここに帰ります」
そう言うと2人は頷いた
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氷華「……ふぅ、」
身体も十分冷えたようで身体から冷気が溢れ出る
そろそろカナタ様の元へ向かわなければ
堕炎「よぉ〜氷……って寒っ!?」
堕炎と亜琉が私の元へきた
氷華「……そりゃ次の戦いに備えて身体を冷やしていましたから」
堕炎「氷、お前は真面目すぎる……」
堕炎「少しは休めよ?……俺がサボってるみたいじゃねえか」
亜琉「サボってるだろ」
氷華「サボっていますよ」
堕炎「うるせえよ」
堕炎は呆れたようにため息をついた
堕炎「……ま、死ぬなよ」
氷華「……」
亜琉「ヒョウカ!ねぇ、アイス食べない?」
いきなり亜琉が棒に刺さったアイスを手に笑った
氷華「いえ……私はカナタ様の元へ行かなければならないので…」
亜琉「え、カナタ様のところへ?え〜いいなぁ〜!」
亜琉「うちもアイスわけに行くから、ついていっていい?」
氷華「……まぁ」
亜琉「やった〜っ!」
無邪気な子供のようだった
堕炎「おい亜琉、氷の邪魔すんじゃねえよ」
亜琉「うるさい!ダエンは黙ってて!」
堕炎「んだと!?」
亜琉はべーっと舌を出して堕炎のことを睨んだ
亜琉「…ま!これあげるから頑張ってね!」
氷華「うん、ありがとう」
亜琉のアイスはいちご味だった
冷たいはずなのに、
どうしてなんだろう。
……暖かい。
氷華「……行かなきゃ」
私はアイスを片手にカナタ様の部屋へと向かった
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カナタ「じゃあ頼んだぞーい!」
殺芽「はいっ!わかりました!」
殺芽は笑顔で食堂の方へと向かった
カナタ「……」
笑顔で手を振るのをやめて、
無表情へと切り替わる
ガチャリと音を立てて自室の扉を閉めて
わしは広い部屋の中央に立つ
カナタ「……。」
右手を地面に向けると魔法陣が出現した
カナタ「……|帰還《ワープ》」
そう呟くと魔法陣は光り出した
そして、光が消えると同時に沙鬼が現れた
カナタ「…沙鬼」
座ったまま動かない沙鬼の身体に触れる
まだ小さくて幼い顔は目を閉じている
カナタ「……っ、」
カナタ「……|解体《ブレイク》」
そう言うと沙鬼の身体は光となり、
小瓶の中へと入っていった
カナタ「……これで、22個目か、」
本棚の一角にある小瓶立てには21本の小瓶が並んでいた
『壱の鬼』、『弐の鬼』……
そう書かれた札が綺麗に並んでいる
今まであいつらに倒されてきた
鬼たちの意思や決意や思い出や魂が込められている
わしは手に持っている小瓶を立てかけた
『【零の鬼】夜桜沙鬼』と札に刻まれた
カナタ「……っ、」
能裏でフラッシュバックする記憶__。
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『やめろっ!!!やめてくれっ!!!』
『__だけはっ!!__だけは駄目なのじゃっ!!!』
『……殺せ』
『ぁ……ぁあぁ……っ、、』
`『う︎︎゙あ︎︎゙あ︎︎゙あ︎︎゙あ︎︎゙あ︎︎゙あ︎︎゙あ︎︎゙あ︎︎゙あ︎︎゙ぁ︎︎゙ぁ︎︎゙ぁ︎︎゙ぁ︎︎゙ぁ︎︎゙ぁ︎︎゙ぁ︎︎゙ぁ︎︎゙ぁ︎︎゙ぁ︎︎゙ぁ︎︎゙ぁ︎︎゙ぁ︎︎゙ーーッ!!!!!!!!』︎︎`
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カナタ「……人間は憎いのう」
わしは写真を撫でながら零した
カナタ「カラフルピーチ……か」
カナタ「…絶対にわしらが潰してやる」
そろそろ、
次のゲームの時間じゃな。
未公開にしてたカナタの過去が少し明らかになりましたね!!!
沙鬼ちゃん本当にお疲れ様!!!(どっちの味方やねん)
おつなこ!!!