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お出かけ
眩しさで、僕は目が覚める。カーテンの隙間から日差しが覗き、ベッドで寝る僕の顔にかかっているのが見えた。
ベッドから起き上がり、大きなあくびをする。しばらくぼんやりと縁に座っていたが、腕を伸ばし延びをする。
立ち上がり窓のほうへ歩き、カーテンを開く。はめ殺しの窓からはいつもと変わらないただの《《荒野》》が見える。
木一本花一本草一本生えやしないその荒野は百数十年近く前から存在する。いつだったか遥か昔に人類が地球に害のある空気を生み出し、それが層となり、地球を覆いかぶさった。そのそうのせいで地球はまるで手袋のように内側の熱を閉じ込め、みるみるうちに気温が上がっていた。
当時は『地球温暖化』とか言われてたらしいけど今じゃあそのせいで地球は熱々の灼熱地獄だ。絶対に『地球灼熱日』に解明するべきだと思う。
だから僕――と言うより僕たちの親世代、その親世代だって外に出たことない人がほとんどだ。
一応外に出ている人はいる。だがそれも、調査のために防護服をびっしりと着込んだ、一部の研究者たちだけだ。
だからこそゲームという仮想現実の中の広々とした野原、自然豊かな植物達。干上がらずにいつまでも残っている川。風光明媚な世界。現実ではありえないものに人々はロマンを感じるのだろう。
かく言う僕もそんな世界にロマンを追い求める人々の一人なのだがね。
床に落ちていた、黒いジャージを適当に拾い、シャツの上から着る。別に普段と特段変わらない服だ。別に身体スキャンくらいならこんな身軽さでも良いのだから。
玄関に生き、履き慣れて少し底がすり減ったスニーカを履く。玄関のドアノブに手をかけると、ピピッと電子音がなるがそのままひねり扉を押し開く。
外は少し薄暗い幅4,5メートルほどの廊下だった。僕が外に出ると、人感センサーというもので勝手に明かりがつくが、ここはいつでも薄暗い。扉から両側に2、3個ほどライトがついていた。僕の住むこの部屋の隣の部屋まで結構間隔があり、5メートルほどはなれている。また、扉の真反対。つまり正面にも扉がある。
左手側の廊下はすぐに突き当りで、そこまで行くのに扉を2、3個ほど通り過ぎるだけだが、右手側は、先が闇に包まれていてほぼ何も見えない状態だ。
左手側の廊下を端まで歩き僕の部屋の扉から見て正面側の場所には、上下の階に通じる階段がある。折り返し階段になっていて、正面の踊り場の先の壁には大きく『2』とかかれており、その隣に『3』と書かれている。コの字型に折り返し、歩いていくと次の階に入る。ここは2階で、あいも変わらず3階と同じように部屋が延々と続いている。次の階層も同じようだったが、その下に続く『B1』の階層は打って変わって部屋が一つもなかった。ただただ延々と廊下と、天井につくただの照明があるだけだった。
歩くたびに少し先の照明が付き後ろ側の照明が消えるその繰り返しで、距離感がわからなくなるが、だいたい300メートルほど歩くと、鋼鉄の隔壁があった。
隔壁には扉がついていて、僕は玄関の扉を開けるだけのようにそのまま扉のドアノブを握る。今回もピピッと電子音がなり、ドアノブをひねる。
その先には、今まで通った廊下が幻だったかのように開けた場所で沢山の人々が居た。先程よりも断然明るく一瞬目がくらみ目を細める。人々が往来し、先があまり見えないが、向こう側には大きな電子掲示板があり、そこに電車の時刻表らしきものと、新作商品のプロモーションが流れていた。
掲示板の近くで誰かと待ち合わせをしていたらしき人が物珍しげに此方側を眺めているのがわかり、行き交う人々の間に紛れ込む。
向かう場所はプラエクルソール社の身体スキャンを行うための会場だ。プラエクルソール者というのは直訳で『先を走るもの』つまり、先駆者という意味のIHOを開発した会社が経営するチェーン店だ。IHOを開発した会社ということは、ここ数百年続く老舗の会社だ。
途中に、ゲートを潜りそのまま電車が来るまで、待っているとすぐに電車が来た。
ゲートを潜ると、僕が持っているパスが自動で駅についた場所が記録され、降りるとその分のお金が奪わるのだ。
確実性はあるのだが、なにか損をした気分になってしまう。
ポストアポカリプスってやつかな
いや、ちょっと違うか?
誰でも良いから見た人はマジでコメントしてほしいです
「あ」だけでも良いからほんとにコメント頂戴
誰かが見てるってだけで力になるから
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