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神の子と村の子 6
とある村は神を求め、滅びた。1人残った村の子と2人の神の子の物語が、今、始まる。
「見ろよ、これ!」
「どれどれ...、え?」
「な?くだらないだろ?」
「.....嗚呼…うん、そ、そうだね...。うーん。」
「え〜?ペディルまでそういうのか?」
「いや、でもこれは...。」
「おい、ペディルを困らせるな。」
「へーい。」
彼らが見ているもの、それは、
たまたま村の外に投げ捨てられていたボロボロの本であった。本とは言っても、描き殴られたほとんどメモのような、本と言えるのか、というものであったが。この本は村の外に投げ捨ててあったため2人の神の子の被害に会わなかったのだ。
「はぁ、まぁーたお前は。」
「なんだよー!」
「まあまあ2人とも、落ち着いて!とにかく見てみよう?」
「...そうだな。」
「よーし、じゃあ俺が読む!」
「ん、任せたよ。」
「えぇーと?この世界は『デウスホルトゥス』。神が人を導き...、人が神を信仰する。...そうすることで、5人の神はこの世界を存続させることができる。...だってさ!読みずれーこの本。字が汚ねえな。」
「ちょ、それは失礼!……じゃあ、君たち2人も...?」
「まぁ、そうだな。」
「だなー!」
「...なんか聞いちゃダメかもしれないけど、君たちってどんな神様なの?」
「俺は『知恵と時の神』、『ルジュルフォル』...あー、コクィは『力と空間の神』だな。」
「そーなんだ、それってどんな神なの?」
「んーと、『兄さん』は時を操るのと、この世界の知恵を司ってるな!で、俺が、まぁ力って言っても色々あるけど...と、空間そのもの?を司ってるんだ!」
「へぇ、なら他の神は?」
「はは、お前本当に好奇心旺盛だな!」
「お、『兄さん』が笑った!珍しー!ペディル、すげーな!」
「おい、コクィ!」
「ごめんってー!」
コクィがケラケラと笑う。エルフィルも怒ってはいないのか、声は怒っている雰囲気を出そうとしているものの顔が笑いを抑えきれていない。
…ふふ、出会ったのが彼らで良かった。
じゃなきゃ、こんなにも不思議で、楽しい体験は出来なかった。
ありがとう、2人とも。
見つけてくれて、ありがとう。