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もしも、作者が碇シンジに憑依してしまったら
久しぶりに会ったお父さんに「巨大メカに乗ってエグい化物と戦え」なんて言われたら誰だって「嫌だ」って答えますよね()
鬼畜ですよね。これが英才教育か(違う)
場面は一話の親子対面の所です(これだけ聞くと仲良さそうw)
「これが父さんの仕事ですか?」
「そうだ。」
この無愛想な声が聞こえた瞬間。なぜか俺は憑依していた。
こ、この無愛想で血も涙もない冷血漢のような声は⋯!
思わずバッと上を見る。するとそこには―――
クソ司令!クソ司令じゃないか!元気にしてたか!?
「久しぶりだな」
「は?久々に会った息子にそれだけですか?もっとあるだろ。『今日もうちの息子は可愛いな』とか『あれ?身長伸びた?』とかさぁ」
思わず言い返した俺に少し面食らった様子だったが、その後何事もなかった様に不敵に笑って「出撃」と告げる。
その言葉に周りは慌てたように何か言っている。
しかし俺は「はよそこから降りてこいや。高みの見物しやがって」と思っていた。
「碇シンジくん」
「⋯あ、俺か。はいはいとんでもねー女。どうしたよ?」
「あなたが乗るのよ」
「⋯あー。そっか、そうだ。え?乗らなきゃならないんだった。」
そうだ。碇シンジになったからには乗るのは必要事項なのか。え?普通に嫌だろ。
誰が見えてる落とし穴に落ちに行くんだよ。するとミサトさんが庇うように出てきた。
ここからこの親友どもの茶番が始まると()
「でも、綾波レイでさえ、エヴァとシンクロするのに7ヶ月もかかったんでしょ!?
今来たばかりのこの子にはとても無理よ!」
「残念。意外といけるんだよね」
「座っていればいいわ。それ以上は望みません」
「座ってるだけはエヴァ倒せなくね??」
時々合の手を入れながら会話に積極的に混ざりに行く。
そんなことをしながら二人の会話終わるのを待つ⋯というか、結局丸め込まれてるねミサトさん???
守れねーなら端から出てくるんじゃないよ。会話が終わると沈黙が流れる。
⋯これ、シンジのセリフか次。うわー。言いたくねー。
「父ちゃんはなんで俺呼んだ感じ〜?」
あ。なんかめっちゃ馴れ馴れしく言っちゃった。まぁいっか。碇司令だし()
なんかめちゃくちゃ口元引きつらせてるけど。そんな顔できたんだ?
「⋯お前が考えている通りだ。」
「俺なんも考えてないけど??」
この場に「コイツは駄目だ⋯」という空気が流れる。
いや、シンジが天使でヒーロー思考すぎただけだべ?
常人はそこまで察せても「いやいや。そんな馬鹿な」ってなるよ?
「これに乗って戦え」
「あ。ごめん。俺が無能すぎて言わせちゃった」
すまんな。本当はシンジのセリフのはずなのに。言わせちまったぜ。
「放置してたのに今更すぎない???」
「必要だから呼んだまでだ。」
「うわー。これこれ。この謎の飴。DV男のそれなんよ。」
急にデレたかと思ったら次の瞬間にはぶたれてる。これがDVだ。わかるか?
「乗るなら早くしろ。でなければ帰れ」
「これだよ。使徒が可愛く見えるぐらいの人格破綻者だよね?」
まぁこの後あれっすよね。知ってる。揺れるなぁ。
「気づいたか」じゃないんだよ。気づかれないようにしとけよ。なんでバレてんだよ。
その後は怒涛の責められパートですね。
「シンジくん、時間がないわ!」
「時間ないって言われてもさぁ」
「乗りなさい」
「お前さっきまで守ってくれたよな?」
ミサトさんや。「乗りなさい」じゃないんじゃよ。裏切るのが速すぎるだろ。
「シンジくん、何のためにここに来たの?」
「戦うためとは思ってなかったぜ?」
「だめよ、逃げちゃ。お父さんから。なによりも自分から!」
「ミサトさん。ブーメランって知ってます?」
これさ。なぜかシンジが駄々こねてるみたいな責められ方してるけど、どちらかというとお前らのほうが駄々こねてるよな??
⋯ん?なんか考え事してたら担架で誰か運ば⋯れ⋯
「綾波レイ(二体目)だぁぁあああ!!!!」
俺は三体目が好きなんじゃない。二体目が好きなんだ!
そして今!ここに!二体目がいる!!こ、これは保護すべきなんじゃないか???
というか冷静に考えて包帯まみれのかわゆい女の子乗せて戦わせようとするとかこいつら鬼か()
「卑怯だろ!こんな瀕死の女の子乗せるとか言い出すなんて!⋯乗るよ!こんな可愛い女の子に無理させるぐらいなら乗るよ!!」
再度この場に「こいつは駄目だ⋯」という空気が流れるが知ったことか。
ん?あれ?なにか忘れてる気g⋯
すると何かが落ちてきた。
「⋯そうだ!忘れてた!!なんか鉄筋落ちてくるんだった⋯!!」
あれ?足場だっけ?まぁそんなことはどうでもいい。
問題はエヴァが俺を守ってくれ⋯る⋯か⋯
まるで雷に打たれたような衝撃が体中を駆け回る。
意識が喪失しそうになる最中俺は思った―――
綾波レイの三体目に二体目の記憶が譲渡されていれば⋯俺は三体目も好きになれたかもしれない⋯
俺は病室で目を覚ました。
「知らない天井だっっ!!」
大絶叫した。