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エリート
ラムネさんのリクエストですありがとう!あはは、塾の宿題が本棚から発見されたよ。あはははっ。
……あはははははっ(現実逃避)
「ねえ、なんで葉っぱは緑で塗らなきゃいけないの?」
「それが”普通”だからよ。そのうち、青なんかで塗っていたら馬鹿にされるわ」
「なんでー?わたし、青がいい!」
「大人の言うことを聞かなきゃいけません」
ってママ言うけれど。
「パパ、ママが青で塗っちゃだめだって」
「大人の言うことが全て合っているってわけではないよ」
「大人も大体、間違えてる」
って、パパは言った。
「……教わってきた、”方法論」
強制「ほうほう」を。
「疑っては、なんだかんだ生きてきた」
「あなたは弁護士になりたいんでしょ?きっとすっごく向いていると思うわ!」
「え?私、デザイナ……」
「――うん、そうだね。私も、デザイナーなんかよりそっちのほうが良いと思うな」
夢も、ないわ。
*
愛情に絞る、
「ありがとう!」
……郷の中で馬鹿を叩き笑う。
私は、
「あなたは本当に優等生だわ!ずっと期待しているわね!」
優等生。
クラスの中の馬鹿が引き籠もってる?……なにそれ、笑えるんだけど。でも、ここは笑顔で配布物とか届けなきゃいけないんでしょ?
「わかりました、私が届けてきます」
常識だけは守って引き籠もってね?……あははっ。
私は、優等生。優等生。優等生。
「あら、あなたが委員長さん?わざわざありがとう」
「いえ、こんなことくらいしますよ」
「うちの子ったら『引き籠もりこそ人生!』とかわけわかんないこと言い出して急に引き籠もっちゃって、委員長さんとは大違いよ」
「あはは、早く学校に来てくれると嬉しいです」
……馬鹿みたい。良識は習って仕込めよ?……あははっ。
私は、優等生。優等生。優等生。
優等生って、なに?
優等生って、大人に従うこと?
大人に条順になること?
「……私って、なに?」
……望んだ未来じゃないはずなのに。
なんだかな、涙すら。
「忘れてしまったようね」
リクエストめっちゃ募集しているのでなんでもいいからリクエストください!えーっと次回はありがたいことに、またラムネさんのリクエストで「ダンスロボットダンス」です。
だんす!じざいのすてっぷてゅーすてっぷなんてぷろぐらむーのはんちゅーさー!(現実逃避なう)