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不思議な女の子 リコ 前編
こんにちはー
短編カフェ@小雪です。
2回目の投稿です!今回は、一話完結でなく、前編後編の、ちょっと長めのお話を書こうと思います!
では、どうぞ〜。
こんにちは!私、リコ。空を飛んだり、雷とかを操ったり、いろいろなことができます!それじゃあ、本編をどうぞ!
「リコー、今日さ、雨でしょお?天気操って、晴れにできないかなー。」
「え?できるけど。でもな、いやかな。」
「どうして〜?」
「私、外体育苦手だもん。いっそこのまま雨なら、やらなくて済むし。」
「なんでよ!外体育って楽しいのに。」
「鉄棒無理なんだって。今日は、鉄棒じゃなかったっけ。私がうまくできるの、跳び箱だけだよ?」
「練習なんだから、大丈夫でしょーよ!」
「前まわりさえできないのに、大丈夫だって?もうコンプレックスになってるんだよ。
ほっといて。」
「ねぇ、頼むから、晴れにしてよ。この通り!」
「?もうしてるじゃん。」
それもその通り。外は見事にピッカピカ!太陽がすごい!
「いつの間に!?」
「調子行ってる時は、一秒あればいけるよ。」
「速い!」
「とりあえず、もうチャイムなってるよ。席に座ったらどう?」
「え?」
「そういうリコこそ、用意できてないじゃん。」
「これからするの。」
「でもさ、今から取りに行ったら怒られるよ。」
「私が特待生として入ったの、知らない?」
そう言った瞬間、理科の教科書が、ロッカーの中からふわふわと浮いてくる。
「えっ、なに、超能力も使えるの。」
「使ったことない。練習。」
「え?練習?でも、ピッタリ机に乗っかってるじゃん。」
「あぁ、これがピッタリ入ってるように見えるんだ。これねぇ、半分飛び出してるよ。」
「マジすか!」
「あ、確かに上から見るとそうだわ。」
「でも、色々できるんだね。」
「おーい!そこの女子!もう授業始まってるぞ!リコは・・・。よし。ちゃんとノート取れてるな。」
いつの間に!とばかりに周りの女の子たちが固まると、
「さ、席に座れ。」と先生が促した。
6時間目の授業が終わるなり、リコは、近くのボロ屋敷の中に入っていった。
外はわざとぼろっぽくしてあり、蜘蛛の巣などもついているが、薔薇の花がうわっている。
中は、とっても綺麗なピカピカの屋敷だった。ここが、リコの家だ。
「リコ様、お帰りなさい。本日、お母様が行方不明から見つかりました。もうしばらくしましたら、こちらへございます。」
「リコム。ありがとう。」
「リコムさま、それは私がお伝えしますことですよ。」
メイドが言った。
「いーじゃない!ちょっと真似しただけよ!」
「はいはい、怒ってはございません、あと数時間でお母様が来ますよ。」
リコムは、お母様のことになると、決まってりこうになる。
「うん!」と、にっこり顔で叫ぶのだ。
なのに、今日は・・・。
「ふーん。そうなの。」
まるで、「あっ、そう。」とでもいうように、今日は、そんなことを言ったのだ。
「リコム、なに言ってるの!お母様が帰ってきたら、謝りなさい!」
「いやよ!なんで謝らないといけないの!私だって、ずっと、お母さん子じゃないのよ!」
「お、おやめください、お嬢様方!あと数分で、お母様がお帰りになるのです。喧嘩しているところを、お母様に見せるおつもりですか。」
「いつまでもお母様のことばかり言うわけにもいかないわよ!」
そのとき、チャイムがなり、お母様の姿が見えた。
「お嬢様方、仲良く、お母様を迎えに行ってください。」
リコムは、こんなことを言った。
「なんで迎えにいかないといけないのよ。迎えに行く必要なんて、ないでしょう。」
リコムは、ハッとして、口を押さえましたが、その声は、お母様に聞こえていました。
「リコム、なに言ってるの!」私は叫びました。
お母様は、青ざめていいました。
「リコム、今、なんといいましたか。」
私は、真っ青になってしまいました。
前編はこれで終わりです!上手くかけたかな・・・。
後編も頑張って書きます。よろしくお願いします。ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ