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入学式のちょいと前
今日は入学式。
制服に身を包んで、鏡の前で髪の毛を整える。
零<「待って、マジでやばいって。」
寝癖との格闘をかれこれ30分も続けていた。
零<「はぁ、諦めるか。」
手に持っていた櫛を片付けクルに声をかける。
零<「クル、行ってきます。」
そんな声に対してクルはにゃー、と鳴いた。
自転車で学校の門をくぐり、学校内の駐輪所に自転車を止めて一呼吸。
クラスが発表されている土間までゆっくりと歩いていくと後ろからちょい、と服の裾を引っ張られた。
振り返ると、はにかんで笑いながらメモ帳を見せる唯ちゃんがいた
『零くんおはようございます。』>唯
零<「…唯ちゃんおはよ!」
『一緒にクラスまで行きませんか?』>唯
零<「僕まだクラス確認してないからちょっと待ってて欲しいかも!」
『あ、私もまだ確認してないので、一緒に確認も!』>唯
零<「本当?!一緒に行こう!!」
僕はそう言いながら唯ちゃんの腕を掴んで土間へ走り出した