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昔助けてくれた男子と同じ中学校になりましたが… (4)
ミニトマト
私は小学校6年間野球をしていた。始めたきっかけは…覚えてない。
小学校は違ったけど、同じ地域の野球チームに所属してたから剛史のことは小学生の時から知ってる。小学校卒業まで一緒に野球がしたかった。でも、ある日剛史が辞めてしまった。
あれは確か小4の時だったと思う。
私はいつも通り練習に向かった。
「今日から新しいメンバーが増える。テレビでよく野球見とったらしくて大体のルールは知っとるらしいけど、完璧やないと思うからみんな教えたってな。」
はぁ、やっぱり男子やな。
そう。実は私が所属していたチームは女子は私1人だけ。まぁ、別に男子だけを受け入れてるところに無理やり入ったってわけじゃないんやけどね。
「落ち込んでんの?」
そう言ってきたのは剛史。
「いや…別に…まぁもう1人ぐらいいてもいいのになーとは思うかも…。」
「まぁな、女子お前だけだもんな。話し相手欲しかったら俺んとこ来いよ。いつでも話すぜ。」
「ありがと」
優しい人だと思っていた。
休憩時間になって休んでいると、今日来た新しい人がこっちにきた。
「女のくせに野球してんの?辞めた方がいいってw」
「え?な、何?急に?」
「いやーお前何もできねー役立たずじゃねぇの?」
「お前よりもすげーよ?」
剛史がきた。
「いやwコイツはどうせ下手だってwこれ以上上手くなんねーよw俺はまだまだ伸びるけどw」
「お前頭大丈夫?暑さでやられた?熱中症か?」
「いやいやw今すぐ辞めちまえ!」
耐えきれなくなって私は泣いた。今すぐにこの場を離れたかった。でもなんでか動けんかった。
「ほら!こんなことで泣くとかメンタル弱い証拠!向いてねぇよ!辞めろ!帰れ!お前の分の練習時間、俺がもらったるからよ!」
ドスッ
剛史がそいつを殴った。
次の日から剛史とそいつは来ることはなかった。辞めさせられたから。
そいつは初めましての日に消えていった。
私がぼんやり立っていると、監督が来て、言った。
「剛史がお前は俺の分も頑張れよと言ってた。」
と。
私はその日から感謝と申し訳なさでいっぱいやった。
助けてくれてありがとう。
私のせいでごめんね。
言いたくても言えんかった。会えへんかったから。
そして、中学に上がって、同じクラスになった。
でも、私のせいでヤンキー呼ばわりされとる。
許してくれるかな?