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日替わりお題3 結婚破棄・ラベンダー・赤鬼
難しすぎるんじゃぁぁぁぁぁ!
「悪いけど、別れてほしい」
そんなことを言われても仕方がないな、と僕はコーラを飲みながら思い出していた。
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親友には気になっている女性がいるらしい。花屋に勤めている人で、全く接点がないという。
「いいよなぁ、お前には美樹さんがいて。俺、なんとかあの人と仲良くなりたいんだよ、5分話すだけでもさ。」
それならいい案があるよ。と、言えることもなく僕たちは薄汚いラーメン屋で頭を抱えていた。
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それから三日が経ち、出社したある日。
「そうだよ…俺が正義のヒーローになれば彼女は振り向いてくれるんじゃないかな!」
デスクワーク中の大声は心臓に悪い。しかし名案だ。それとともにかなり大雑把で抽象的でもある。
「どういうことだよ、それ…」
「だからさ、ひったくりとか万引きとかー、あの人が見てる時、俺が止めるんだよ」
彼の話は聞き流していた。そろそろ美樹と付き合って3年だから、いいレストラン行くかーとか、それだったらお金下ろさなきゃなーとか考えていた。行き先もなく歩いていた思考はいつのまにかいつどうやって犯罪を犯すかと言うことを考えていた。
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「じゃあ、行ってくるわ」
美樹にはジムに行くと嘘をついて出かけた。あいつには花屋に行くことをそそのかした。今絶対にそこにいるはずだ。
僕はフードを深く被り、花屋へ向かう。空色のシャツを着たあいつは店の花を眺めている、フリ。
僕は店先に置いてあったラベンダーの束を掴むと、そのままゆっくりと後ろに回し
「何してるんですか?」
目の前には初老の男の店員が立っていた。人がゾロゾロと集まってくる。あいつも向かって来る。
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「盗みなんてする人とは思わなかった。もうすぐ籍も入れようと話してたのに」
そう言う美樹の目は赤く腫れていた。
あの後彼は例の店員と連絡先を交換できたらしい。僕の盗みを見ていたのは店長で、警察には言わないから騒ぎを起こした責任として金銭を要求された。
確か、こんな絵本があったなぁと、僕は午後の光に包まれながら、ただ思い出していた。