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目次
日替わりお題1 写真部
全部嘘の写真部での思い出です
写真部には縁もゆかりもありません
これはこの私、林沢レオが高校に入ったばかりの話である。
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当時私は写真部へ在籍していた。写真部といってもほぼ活動はなく、最初みんな集まって少しお喋りした後帰ったり寄り道して遊んだりなど、ほとんど帰宅部と呼んでよい状態であった。そんなある日、サッカー部の友人と帰ろうとした私は同じく写真部の女子である三河素直からこう言われた。
「あれ、レオ君もう帰っちゃうの?もうちょっといてよ」
これを読むあなたが女性か男性かわからないが、男にとって“あなたにいてほしい”なんてことを女性に言われることはすんげぇ嬉しいのだ。平日が全部休みなくらい。それにさ、下の名前だよ??下の名前で呼ばれるて。明石家さんまさんが家来てUNOするくらい嬉しいし貴重でしょ。
おっと、少し言葉遣いに気を配れない時間が続きましたね。私はその時こう言いました。
「おおおおおう、うん、えっとね、えー、んん、うん」
「あははっ、どっち〜?笑」
その時、“?”と思いました。なぜなら彼女のセリフについている笑をそのまんま言っていたんです。
つまり言った言葉をそのまま文字起こしすると
「あははっ、どっち〜ショウ」
そんなことってあるんでしょうか。何かと聞き間違えたのでしょうか。ですがその時私は異様な恐怖に襲われました。だって、そんな感じで言う奴あなたの人生でいました?僕はこのセリフを言った奴が友達にいる読者さんの反論しか受け付けません。
よって私は「サッカー部の奴と帰るからごめん」と帰ってしまいました。
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その翌週、彼女は父の仕事の関係で転校してしまいました。のちに彼女の友人から聞いた話では
「あ〜スナちゃんね、あんたのこと好きだったらしいよ」
私は生まれて初めて自分をぶん殴りたくなりました。彼女の思いに応えてあげられなかった。今思えば美人…というかタイプの人だったと思います。あの日、彼女のお願いに答えていたら、私の人生は変わっていたのかもしれません。
こんな経験はしてないです。三河素直なんて女子もいません。ほんとは純愛ものにしたかった。なんだこれ。へんなのが出来上がってしまった。林沢も本名じゃねーし。でも女子から話しかけられて嬉しいのは本当です。
日替わりお題2 流行・紀行・執事
最初期に一回カスを書いてから一回もやってなかったので、やります。
もしいいのができたら前後の流れ考えて連載に使い回しちゃうかも
私は所謂“お嬢様”と呼ばれる人種だ。
しかしそんなの形だけ、産まれた家がたまたま裕福なだけ。
私はふかふかの毛布も、A5ランクのステーキも、素敵な花柄のドレスも飽きた。
そういうと周りは大抵私を非難するか、羨ましがる。
お父様、お母様さえも自分の立場を鼻にかけているようで気が気でならない。
そんな中、一人だけ私を強く肯定してくれた人がいた。
うちの執事だ。
彼は元々失業者でホームレスをやっていたらしい。
会社の倒産で途方に暮れていたところを私の叔父が見つけ、うちに呼び込んだらしい。
そんな彼はホームレスの頃、様々なところを旅して回っていたらしい。
そんな彼はその当時の流行のものをよく見せてくれた。
私は子供のように目を輝かせ、それを聞いていたのであった。
そんな私の大好きな執事は、彼の地元に帰ることになった。
出発前、彼は私に一冊のノートを渡してくれた。
「お嬢様、私の帰りが遅くなれば、これを読んで退屈凌ぎをしてください。きっと私は帰って来ますよ。」
彼はいつもの声でそう言った後、
「一人間として———僕は君のこと、応援してるよっ」
いままで聞いたことのない声。39歳が出せるとは思えないような、少年のような声だった。
数日後、私はノートを開いた。
それは紀行だった。彼が人生で見て聞いてきた、人の営み、文化の数々。
流行とはこんなにも儚いものなのかと、ページを捲るたび思う。
その後、執事が帰ってこないうちに東京に出てしまった。
彼とはまだ会えていない。
しかし時々ノートを捲り、流行に逆らいながら、過去の彼を思い出す。
結構いい!これ!
流行入れるの難すぎだろ
日替わりお題3 結婚破棄・ラベンダー・赤鬼
難しすぎるんじゃぁぁぁぁぁ!
「悪いけど、別れてほしい」
そんなことを言われても仕方がないな、と僕はコーラを飲みながら思い出していた。
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親友には気になっている女性がいるらしい。花屋に勤めている人で、全く接点がないという。
「いいよなぁ、お前には美樹さんがいて。俺、なんとかあの人と仲良くなりたいんだよ、5分話すだけでもさ。」
それならいい案があるよ。と、言えることもなく僕たちは薄汚いラーメン屋で頭を抱えていた。
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それから三日が経ち、出社したある日。
「そうだよ…俺が正義のヒーローになれば彼女は振り向いてくれるんじゃないかな!」
デスクワーク中の大声は心臓に悪い。しかし名案だ。それとともにかなり大雑把で抽象的でもある。
「どういうことだよ、それ…」
「だからさ、ひったくりとか万引きとかー、あの人が見てる時、俺が止めるんだよ」
彼の話は聞き流していた。そろそろ美樹と付き合って3年だから、いいレストラン行くかーとか、それだったらお金下ろさなきゃなーとか考えていた。行き先もなく歩いていた思考はいつのまにかいつどうやって犯罪を犯すかと言うことを考えていた。
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「じゃあ、行ってくるわ」
美樹にはジムに行くと嘘をついて出かけた。あいつには花屋に行くことをそそのかした。今絶対にそこにいるはずだ。
僕はフードを深く被り、花屋へ向かう。空色のシャツを着たあいつは店の花を眺めている、フリ。
僕は店先に置いてあったラベンダーの束を掴むと、そのままゆっくりと後ろに回し
「何してるんですか?」
目の前には初老の男の店員が立っていた。人がゾロゾロと集まってくる。あいつも向かって来る。
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「盗みなんてする人とは思わなかった。もうすぐ籍も入れようと話してたのに」
そう言う美樹の目は赤く腫れていた。
あの後彼は例の店員と連絡先を交換できたらしい。僕の盗みを見ていたのは店長で、警察には言わないから騒ぎを起こした責任として金銭を要求された。
確か、こんな絵本があったなぁと、僕は午後の光に包まれながら、ただ思い出していた。
日替わりお題4 着物・癖・仲間
「三雪ー!久しぶりー!!」
友香と祐奈がこちらへ向かってくる。30代とは思えぬほど輝いている…!!
「やっほー!懐かしいねー!」
私たちは地元の神社の夏祭りに来ている。着物姿の3人は他の人が見たら20代にすら見えるだろう。恐らく。
「どこ行く?私かき氷食べたい!」
「そーゆーときはあれがあるじゃーん…」
そう、私たちが初めて小学3年生のとき初めてこの祭りに来た時からしている、あれだ。私は身構える。
「「「じゃんけんぽん!!!」」」
裕奈と私はパー、友香はグーだ。
「ったはーっ!負けたっ!」
「やったぁ!私牛串ね!三雪は?」
「んー…かき氷かな!」
友香が悔しそうな顔で出店の方へ歩いてゆく。
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「ただいまー」
木の根を飛び越えながら帰ってくる。その時思い出したよここを通るとき毎回それをやっていた。
そこから当時の思い出が溢れ出してくる。
「三雪」
振り向くと学生服を着た…遊一だった。
当時の彼氏。今どうしているのかわからない。彼はよくシャーペンを耳に乗せるのが癖だった。もし目が見えなくなっても、その音で彼だとわかるだろう。
友香は根暗な子だった。偶然夏祭りで会わなければ私たちとは関わることもなかっただろう。
裕奈の負けず嫌いは今も変わっていない。いつもじゃんけんではバレない程度に後出しするのだ。あまりに露骨だと、また笑いが生まれる。
私には……何があるんだろう。
「はい、これ三雪のかき氷」
「ありがとう」
かき氷を口に運ぶ。すると裕奈が、
「懐かしい!それ!」
「え?」
「三雪いつもなんか食べる時、髪の毛耳に掻き上げるんだよねー。久しぶりに見た!」
そうなんだ、と声が漏れた。
もう30代、という言葉は間違っているかもしれない。
“まだ”30代だ。私たちの青春は死ぬまで続いていくと思う。
むずい…