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第五話 学院案内2
昼食を食べ終えたら午後の学院案内が始まった。
午後の最初は本館から南西にある研究塔に向かった。研究等は、本館から渡り廊下でつながっていて、中に入ると、ホールが有り、その奥に廊下があった。廊下を進むと、部屋が何部屋もあり、ここでは様々な研究が行われているそうだ。研究室は生徒でも申請を出せば使用の許可が降りるそうで、研究室は生徒が貸し切りにして使っているのが主だそうで、魔法や魔術具などの研究が行われているそうだ。
次に研究等の東側にある温室へ向かう。温室は、3つに分かれており、1つは授業で使うもの2つ目は生徒たちが個人で申請して使う場所、3つ目は危険な植物も育てられる場所だそうだ。温室の中はすでに植物が植わっていて、様々な草花が生えていた。鮮やかな色をした花や、背がとても高い草で先の方に小さな紫色の花がいくつもついているものなど様々あった。
最後に寮へ向かう。寮は本館の東にあり、とても広い場所だ。また、部屋の広さには違いがあり、入学時にお金を払うと広い部屋に変更できる。基本的に2人用の部屋で、追加料金を払うことで1人部屋やさらに広い1人部屋に変更できる。
ちなみに私は奮発して普通の1人部屋にした。
その後も、学院内の様々な場所を巡り、学院案内は終わった。
そして、講堂に戻り、元の席に戻り、今後の説明が行われた。
「寮に戻り、荷物などの整理を終えたら、自由時間とし、|9の鐘《 18時 》になったら食堂に集合です。それでは一度寮に戻り、自分の部屋を確認してください。」
そして、一人一人名前が呼ばれ、階数ごとの担当の先生についていくよう言われる。私も名前が呼ばれ、担当の先生のところへ向かう。わたしの部屋の階数は全7階の内の4階で4回の担当の先生につれられ、寮へ向かった。4階の部屋は、主に1人部屋用の階層で殆どが貴族たちで平民はほとんどいなかったが、おそらく数人は平民の人だった。
平民と貴族を見分けるのは意外と簡単で、所作や髪色、態度などでわかってしまう。また、髪質でも見分けることができる。
だが、前にそれを師匠に言ったところドン引かれてしまったが⋯⋯
とにかく、寮の4階に向かったら部屋の番号を伝えられた。寮部屋は、学院側がランダムに振り分けているのではなく、きちんと関係性などを見て振り分けている。例えば、争っている領地の貴族同士を遠ざけたり、貴族の側近たちの部屋を近づけたりするなど関係性を考慮し、部屋を決めている。
私の部屋は、端の方の部屋だった。貴族の中には平民を見下したり、逆に平民が貴族を敵視している事もあるため、貴族と平民は、ある程度固められていた。そのため、端ということは階段に近いため、移動が楽になるので良かった。
中に入ると荷物が置かれていた。荷物は大きめのバッグに入れて事前に学院に送ることになっていた。バッグを開き、中を確認する。
中は整っていたが、誰かが中を確認した形跡があった。一応危険物が入っていないかを確認するためだろう。貴族たちの暗殺などを防ぐためではない。あくまでこれは、学院に被害が及ばないようにするためのチェックだ。基本的に、学院内で起こった暗殺等は学院は関与しないことになっている。そのため、学院側は、暗殺者永遠協力してはいけない。それは学院側との信頼で成り立っている。
王侯貴族達は、自分で護衛を付け自分の身を守る。ただし、護衛と言っても騎士をつけるのではなく、あくまで側近や取り巻きといったふうにつけるようになっている。そのあたりは厳格に取り決められているそうだ。それを拒否する者たちは最初から入学することはできない。
荷物の中には着替えや筆記用具、あとは薬草などの素材やいろいろな道具が入っている。私は師匠と同じく冒険者をやっていたため、いろいろな魔獣や薬草などの素材を持っている。貴重な素材は高く売れるが、私はその素材を様々なことに使っている。
素材などは先に申請を出していないと学院内には持ち込めないため、すべての素材を申請するのはとても面倒だった。だが、それでも持ってきたかったのには理由がある。それは、私の趣味と言っていいほどに行っている研究のためだ。
だが、魔獣の素材は少々危険なため、研究等の部屋に置かれているそうだ。使うにも許可がいり、研究等からは許可がなければ持ち出すことはできない。
とりあえず荷物を取り出し、両室内のロッカーや棚に荷物を入れいてく。素材は、適当に分類してあるので、棚に並べていく。また、貴重な素材もあるため、そのようなものは鍵付きの棚に入れる。ついでにそこに予備のお金も入れる。ある程度のお金は手元に持っているが一応おいておく。
そうしていると夕食の時間がもうすぐ始まりそうだったので食度に向かう。一度案内されたので、迷わず向かうことができた。その途中で、ピューラに会った。
「ピューラ、一緒に食堂までいかない?」
そう声をかけるとぱっと顔を輝かせて頷いた。
「はいっ、一緒に行きましょう!」
一緒に食堂へ向かうと、すでにたくさん集まっていて、食堂が開くまで少しの間扉の前で待っていた
次官になったようで開くと、すぐさま生徒たちがカウンターに並び始めた。
私達も急いで並ぼうとするが、どこに向かおうか悩んでしまう。
「ルリアさん⋯じゃなくてルリアは何を食べるか決めましたか?」
そう聞かれて、私は首を横に振った。
「まだ。でも昼食と同じものを食べるのは嫌だから違うのにする。ピューラは何にするの?」
それと一緒にさん付けは無理しなくていいよとそれとなく伝える。
悩んでるらしく首をひねりながらウンウンと考え始めた。私はその間もメニュー表を見て、考える。とりあえず安いメニューの多い定食屋さんのメニューを見る。
そこで一つの料理に目が留まる。
オムライス
確か、師匠と行ったレストランで食べたことがある。私はそのオムライスにした。ピューラはずっと悩んでいてオムライスにすると言ったところ少し高いが、それにするそうだ。
「ピューラ、私は食券を買ってくるから先に席を取っておいて。」
と言い、ピューラに席を取らせる。前回も、席を取るのがギリギリだったので先に席を取っておく。列に並び、しばらく待ち、カウンターについたらオムライスを2つ注文し、近くで呼ばれるまで待つ。
しばらくしたら呼ばれたので、取りに行きそのまま席に向かう。
「だっ大丈夫!?」
両手にお盆を乗せた状態で来た私から、あわてて料理を受け取り、席に置く。私も席につき、オムライスをピューラと食べ始める。。
オムライスはケチャップライスの酸味にトロッとした卵の甘みがマッチする絶品だった。
食べ終わると各自寮に戻る。ピューラは2人部屋なので、上の階にいるそうで、階段の途中で別れた。寮は上から2人部屋と4人部屋の階、1人部屋の階、広めの1人部屋階というふうに別れている。
部屋に戻ると、私は着替え、ベッドに潜り込み、目を閉じる。
明日はクラス分けが発表されるそうだ。
第五話、完です
次回 クラス分けです
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