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たとえます。
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人生を、時間に例えます。
今は『人生80年時代』と言いますから、だいたい29200日、700800時間、42048000分、でしょうか。
時間を、砂時計に例えます。
あなたが好きだった、私の家にある砂時計で置き換えると14016000回。
砂時計の砂を、思い出に喩えます。
私のこころにも、あなたのこころにも、思い出が溜まっているはずです。ただそれは砂の一粒ようにあまりにも小さいから、時々溢れ落ちる。
だからひとは失った砂をあたまで補正するのです。思い出いっぱいに人生を終えるために。
あなたは全部、忘れてしまった。『前のあなた』は亡くなってしまった。
あなたは少しずつ、『補正』を初めています。情報をつなげて新しい物語を作っています。こころに、新しい砂を落として。
少し前、あなたに会った時、感じた違和感は多分そういうことです。だいぶ戻ってきましたが、あなたは『前のあなた』じゃない。
失った、砂時計4380000回分は戻ってこない。
そういえば、安物の砂時計の砂はガラスでできているそうです。あなたが好きだったあれもガラスでできています。
あなたって、砂時計みたいですね。
アイデアの原型。