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東方物語 外世界から来た娘の幻想郷での生活?2
〜前回のあらすじ〜
私は気づいた時目の前には“八雲紫”と名乗る女がいて“幻想郷”という場所に飛ばされることに…
(これはねー?一話からみなこんなあらすじじゃわかんないから…)
それと、スペルカードが公式と違うかもしれませんがご了承下さい。(効果音も違うのある)
それでは本編。スタート🌸
気がついた時にはどこかの道にぶっ倒れてた。
「ん…うぅん。ここ、は?」
その時草陰から何かの気配がした。
「カゴメカゴメ」
私は、咄嗟の判断で空高くジャンプした。ジャシュン 私の判断は正しかったようだ、先程私がいた場所に籠目がでてきて地面を切り裂いていた。あれに当たったら重症なんかじゃすまない、“死ぬ”と私は感じた…
「あれを避けるなんてすごいね!お姉さん♡」
「っ!?」
私はとっさに身構えた。その瞬間スペルカードの名前が一つ浮かんできた。
「スペルカード…防護マジック」
ヒュン。 私の周りに薄い壁のようなものが出来た
「シュワルツシルト半径!」
途端…ドカァン!!私の周りで爆発が起きた。
「レーヴァテイン」
ビュンー
「ぐふゔぇ!?」
吹き…飛ん、だ?んな、わけがない…。
「あっははっ♪あれでも死なないのー?なら…これならどう?クランベリートラップ」
「がはっごほっ。っ…!」
私は残っていた力全てを足に集中させて空高くジャンプした。
「な、むぅもう少し当たったっていいじゃあーん!レーヴァテイン」
ヒュン!!ー えっ!?っ…! グルン
「あ、危ねぇ…」
「…、いい加減私に負けてよぉ!スターボウブs んん!んんんー!」
「フラン、やめなさい!フランあなたこの幻想郷を壊すつもり?そんなことしたら紫や霊夢にどんな仕打ちを受けるか…分かっているでしょう?」
「…ごめんなさいお姉様、以後気をつけます」
「はぁはぁ…はぁはぁ…」
助かった…のか?
「あ、ごめんなさいねうちの妹が…ほらフランも謝りなさい!」
「っ…ごめん…なさい」
「え、い、いいよ!私は紫苑…夜桜 紫苑。貴方達は?」
ある程度はわかるけど一応聞いておかなきゃだよな
「そう?分かったわ。私はレミリア、レミリア・スカーレットよ気軽に“レミリア”と呼んでちょうだい。フランも」
「私はフラン!フラン・スカーレット!フランって呼んでね!」
「よろしく。レミリア、フラン」
「よろしくね。それより貴方…外の世界の人間?」
「外の人間?」
「あ、貴方はわからないのね。いいわついてきて」
そうレミリアがいうと二人とも背中からコウモリのような羽をだして飛んだ。
「え!ちょっとまって!私飛べない!」
「あら?飛べるはずよ貴方、新種族の“呪人形”でしょう?頭の中でも言葉に発してもいいから『魔の翼』と唱えなさい」
「えぇ…。“魔の翼”」
バサァ !?つ、ば、さ!?
「えぇぇぇー!?背、背中に翼が!?しかも真っ黒!?」
「さ、いくわよ」
バサバサ ピュン
「ちょっと待って!」
えっとこう? バサバサ…ビュン!!
「うーわぁー!?止まらない!止まらないぃ!?」
「? ふぁ!?危ない!?」
ポスン は、い?え?あんな速かったのに“ポスン”て…。おかしいでしょ…
「危なかったわね。フランが受け止めてくれなかったら私も貴方も幻想郷の端までいくとこだった…。ありがとうフラン」
「平気だよ!これくらい余裕!」
「ご、ごめんねぇ…」
本当に情けない。私より年下なのに…不甲斐ない
「貴方、フランのこと年下だと思ってる?」
「え?年下じゃないの?」
「私はもう“493歳”だよー?」
「え?え?こんなに私と身長に差があるのに?」
「私達は吸血鬼、長生きなの」
「長生きどころじゃない気が…」
「そんなことどうでもいいわ早く行きましょう」
「うん…?」
ー数十分後ー
はっや数十分くらいしかたってなくないか?てか、ここレミリアの家?だとしたらデカくない?館?
「お帰りなさいませ。お嬢様、妹様」
「ふぁ!?」
なに!?なに!?この人?いた?
「ただいま咲夜」
「ただいまー!」
「…」
これって普通なのかな?
「お嬢様、こちらの外からきた人間はなんですか?」
「あぁ、フランのせいで怪我をさせてしまったの少しお詫びをと思ってね」
「そういうことでしたか。どうぞ」
「あ、はい。ありがとうございます…?」
「美鈴…?」
「ふが !?ふぁい!」
「どうして寝ていたのかしら?お客様がいるというのに」
「す、すみません。紅魔館へようこそお客様…」
「次来た時に寝ていたら承知しないわよ」
「はい…」
ガタガタ 怖がってる…そりゃそうかあんなに周りからオーラ的なの浮かんできてたら…
「さ、どうぞ」
「速くしなさい。昼間はあまり外に出たくないの」
「! ごめん!」
テクテク…テクテク…テクテク…
「まだ?」
「あと少しよ」
テクテクテクテクテクテク…テクテクテクテク
長くない?いやあんだけ広そうだったんだから広いとは思ってたんだけど広すぎん?
「ここよ」
キィ
「咲夜、フラン少し二人きりにしてくれないかしら?」
「はーい」
「わかりました…」
キィ、ガチャン
「…さて、これでゆっくり話せるわ。何か質問はあるかしら?この世界のこととかについてね」
「そりゃたくさんあるよ。まず、ここはどこか。それに外の世界の人間とはなにか…他にもあるけど話すと長くなるから少しずつ質問する」
「そう。まず一つ目のここがどこかね、ここは幻想郷。そしてこの館は“紅魔館”というわ。幻想郷では、沢山の種族が入り混じって暮らしいているの。私達吸血鬼、妖怪、妖獣、妖精、鬼、天狗、玉兎、神、魔法使い、霊、仙人、付喪神、悪魔、キョンシー、半人半霊、獣人、人魚、半妖、小人、狛犬、閻魔、吉弔、埴輪、黒駒、招き猫、そして人間。大まかな種族はこいつらね。こいつらが一緒の世界で暮らしているの。けど不安を持っているものやいたずら付きな奴が“異変”を起こすの」
「“異変”って?」
「異変っていうのは…いわば、何か起こすってこと。この世界は絶妙なバランスでできてるの。ちょっとした異変が起きればこの世界はバランスを崩す…そうなれば私達はここからも、外の世界からも完全に消えてしまう…忘れ去られてしまうわ」
「忘れ…去られる?」
「…この幻想郷は外の世界から忘れ去られる寸前のものや外から迷い込んできた人間達がいるのよ。人間達ならまだしも忘れ去られる寸前のもの達は外の世界の人間が覚えていないとダメなの。もしここで消滅したら外の奴らが覚えてたとしても強制的に忘れさせられるの。そうなったらもう私達もおしまいよ」
「そう…なんだ。なんかごめんね…」
「ふふ…貴方は優しいわね。平気よみんなそんなことを承知なんだから」
そんなこんな話をしていたら咲夜と呼ばれていた人が菓子と紅茶をもってきてくれた。美味しかった!
次回/番外編ーメイドの裏
はい!今回長くなりました…。ここまでみてくれた皆さんも辛かったでしょう。。。みてくれてありがとうございました!次回は番外編となります!お楽しみに〜おつ桜🌸