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大嫌い。5 【青組】【bl】【iris】
「行ってきまーす」
「いってら~」
あの後、僕たちは兄弟だから付き合うことはできないけれど、もっと仲良くなったし、いっぱい話すようになったと思う。一緒に登下校したり、勉強したり、ゲームしたり。
毎日が幸せです。
今日はしょーちゃんと一緒に遊ぶ日!
何話そうかな~?
「いむくーん」
「あ、しょーちゃん!」
いつもの喫茶店にしょーちゃんがいた。
しょーちゃんの隣の席に座った。
「ねぇねぇしょーちゃん!この前これが……
ーーー
「はーーー!沢山話したー!」
「な~w」
………
しばらく沈黙が続く。
「なぁいむくん。」
「何しょーちゃん?」
「…引かんといてな…?」
…え?今から結構重い話する感じ?
「うん…。」
「僕な、」
え、暴露系?急に!?
「いむくんのことが好きなんよ。」
「え?」
「付き合って下さい。」
そう言ってしょーちゃんは手をこっちに出してきた。
んんんん。
最近告白多くない?嫌、もしかしたら、ね?
「”ライク”ですか”ラブ”ですか?」
「ラブ」
即答っ…
どうしよ…。
いふくんが好きだなんて言えないよ。
「……返事…ください。」
「…ごめん。」
「え…なんで?いむくん、僕のこと好きでしょ?」
「好きだよ。大好きだよ。」
「じゃあなんでやねん!!!好きなら付き合えや!!!」
……。
「別にいむくん彼女おらんやろ?彼氏もおらんやろ?」
「いないけどっ…」
兄弟だから…付き合っても結婚なんてできないから、付き合ってないだけ…。
「ならいいやん。好きなんなら付き合ってもいいやん。」
「しょーちゃんっ…違っ
「もういいって」
…どうしよ。
「帰る。」
しょーちゃんは机の上にお金を置いて帰って行った。
どうしよう。
ちゃんと話すべきだったかな…?
ごめんねしょーちゃん。
ごめんなさい…
ーーー
「ただいま…。」
「おかえりほとけ。元気ないんやない?どしたん。」
…。変な時に気聴くねいふくん。
「大丈夫だよ。お風呂、先に入っとくね。」
「うぃー」
チャプン
あ、今日もうさめんさん配信やってるんだ~
『今日はマシュマロやります!!!質問ぷりーず。』
…!?
しょーちゃんの質問したら拾ってくれるかな。
よーし…
〈相談です!好きな人がいるんですが、その人は僕のお兄ちゃんなんです。そのお兄ちゃんは僕のことが恋愛的に好き、と言ってくれて、兄弟なので付き合いませんが恋人同士の距離まで近づいています。そんなところに今日親友の男子から告白されました。僕も男子です。僕はその子が好きです。でも恋愛的な意味ではないと思います。その子からはいつも好き好き言ってるんだから付き合ってくれてもいいだろ、と喧嘩になり、そのまま話さずに帰ってきてしまいました。どうしたらまた親友として話ができますか?〉
ちょっと長いけど…送信っ!
拾ってもらえるのか…?
『んじゃ1個目の質問ー!おすすめの勉強方法は?か。んー…。好きな子誘う。以上!はい次ーーー』
やっぱ1発目からは無理だよね…
最後の方にでも読んでくれたらいい方かな
『2個目!相談です!好きな人がいるんですが、その人は僕のお兄ちゃんなんです………また親友として話ができますか?か…重いなw』
んんん
これ僕のじゃんありがとう神様。
『そうやな…。ちゃんとお兄ちゃんが好きって伝えたん?伝えた方がいいで。絶対あんまそういうの分からずに感情に任せて言っちゃってるそいつ。』
たしかに。
説得力。
出来るだけ早く行った方がしょーちゃんを傷つけずに済むかな?
ラインライン…
〈さっきはごめんなさい。でもしょーちゃんが好きなのは本当のことだよ!でもそれは恋愛的な意味ではなくて、友達として、親友として大好きって意味だったんだ。実は僕、いふくんのことが好きってことに最近気づいて、告白したら両想いだったらしく、兄弟だから付き合えないけど一緒に過ごしてます。でもしょーちゃんに告白されて、すごい迷ったんだ。でも、やっぱりいふくんが好きだったら恋人作らずに一緒にいた方がいいと思って、だからしょーちゃんとは付き合えないです。本当にごめんなさい。我儘かもしれないけど、僕からお願いです。このまま親友としてずっと一緒にいてくれませんか?〉
あとがきお知らせです!!
5/17~5/24まで、小説投稿ストップします。理由は、テスト期間だからです!
テス勉めんどいね☆
あと、すとぷりの「シルベボシ」を投稿しました!
すとぷり知ってる方は読んでくれると主が喜びます( ˘ω˘ )
リクエストのいれいすが一緒の職場だったら、頑張ってみます!
部活楽しいいいいい↑(小説が投稿されるにつれあとがきがどんどんひどくなっていきます。