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第4話 なんで
あいつから要求されたから書いた
このシリーズも8話ぐらいで終わるんじゃない?よろしく
夏音達はその日、花火大会を2人だけで楽しんだ。
2人だけの時間。2人だけの話。
夏音はその時から思ってた。
花火大会で二人きり、可愛いと言われたら照れる、くらこの笑顔が好き。
夏音(私、くらこの事好きなのかもしれない…)
と。
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2人はそのままちょっと壊れた自転車で帰った。
……夏音の家へ。
食料が足りなくなった。居候する場所も完全になくなった。
学校にも行けなくなった。給食費を払っていないらしいから、周りからの目が気になるのだ。
─────2人は家の前に着いた。
さっき思ったくらこへの気持ちについても考えられず、不安でずっと立ち止まっている。
夏音「…大丈夫かなあ…」
くらこ「私が取ってこよっか?」
夏音「親、ずっとソファで寝てるからバレるよ。お父さんニートでさ。」
くらこ「うーん、妹さん以外に兄弟いないの?その人たちに取りに行ってもらうとか」
夏音「居る…けど……お姉ちゃんたちは親の前に顔出すのも無理だから…」
俯く夏音にくらこは焦って、とあることを思いつく。
くらこ「…じゃあ、やっぱりゴリ押し作戦?」
夏音「やっぱそうだよね〜…って、思ったけど無理に決まってるでしょ!?」
くらこ「あちゃ〜無理か」
夏音「……無理だよ。親の顔見るのも嫌だし…お姉ちゃんも私も…、養子だし…」
くらこ「………えらいっ!」
夏音「はっ…なに…くら……」
くらこは暗い顔をした夏音に抱きついた。
気付いた。くらこは夏音より一回り身長が大きい。
夏音(っ…?!///…ん…私より身長でかいんだ……)
くらこ「こんなに小さな人間で…こんなに酷い家庭環境なのに…すどうはすっごい頑張ったよ!!!!」
夏音「……なんか…お母さんみたいだね。」
くらこ「えっ!?ご、ごめん…その…え…と」
夏音「あ、違う違う!くらこはその、世間一般的なお母さん?みたいな優しい感じで…今のお母さんはこんな事してくれないから嬉しいなあって…」
くらこが夏音の顔を覗き込むと、目が少しうるうるしている。
そして、くらこも一緒になって泣いた。夏音が辛さを自分にも分けてくれたからだ。
時間が過ぎるのが早く感じた。抱き合って泣くのは2人にとっても、幸福だった。
すると、夏音の家のドアが開いた。
??「もう構わないで!!私達出てくんだって!!」
家から飛び出てきた女の子二人は高校生ぐらいだった。
その子と夏音達の目が合う。
??1「…夏音?なんで…どうして…?昨日出てったじゃん…」
??2「帰ってくるとか自殺行為…」
夏音「いや…食料無くなっちゃって…結局ひとりじゃなんも出来なくて…」
女の子の視線が夏音の横へ移る。
夏音(何を見て……)
??1「そっちの子は?」
夏音「…え?」
くらこ「__す、すどう…私の…事……言ってるの…?__」
夏音「__え……分かんない………でもそんな訳…__」
??2「その子だよ、夏音より身長大きい黄色髪の。」
2人は目を見開いた。
くらこは他人に見えるわけないからだ。
そんな女の子にくらこは少し警戒した目で言う。
くらこ「…………私ですか?」
??1「そうそう、その子誰?」
くらこ(なんで見えてるの…っ)
夏音(嘘だっ…なんで…?私以外に見えるわけないじゃん…)
??2「………寺塚くらこ?」
くらこ「っは…?」
夏音「お姉…ちゃん、なんでくらこの事」
??1「あーくらこ?よく遊んだよね〜」
くらこ「…知らない…誰……?すどうのお姉ちゃんに会ったことない……けど…」
芽影「えぇ覚えてないの!?芽影だよ?」
真宵「私真宵………うそぉ記憶喪失?」
1人目は茶髪ショートで赤目の女の子。
2人目は少し紫色の黒髪ロングで赤目の……男の子…?女の子…、?
夏音母「何やってんだよお前ら早く出ていけよ」
夏音母「また殴られたいか?」
ドアから
灰色のロングでカーディガンを着ている夏音、真宵、芽影の嘘の母親が出てきた。