公開中
2章3話 “hidden skill”
こんにちは。
なんとか10月に投稿できた〜!
頑張ったー!
書きたいことが多すぎて早く展開進めたいのになかなか進まない…
頑張ります。
それでは本編どうぞ!
前話のあらすじ
道を開いていくがゴブリンに捕まって…
「発動!野菜調理《スキルクックナー》!!」
俺がここを乗り切るにはこれしかない!
--- 「雷鍋蒸獄《エレスチーム・エチュプリズン》」 ---
紫電一閃。
眩い閃光ののちに魚は
魚拓のように真っ黒な炭になっていた。
「破壊力えぐ!」
風翼竜に放った雷霆ノ菜盛《ケラウノサラダ》を応用し、水を生み出す《ウォーターカブ》を掛け合わせ電圧を持つ水滴で蒸気を作り出す。さらに水滴が高熱になっており殺す気マンマンの技になっている。
比較的無事な砂魚の鰭を剥ぎ取り、ゴブリンの村の方へ戻る。檻はと言うとさっきの技に耐えられず溶けて簡単に曲がるようになっている。
「高熱とか電気とかなんで効かないんだ?」
とか言いながら戻ると、
「おい………幻覚だよな…」
「まさか魚神様を倒した?」
「嘘だろ…」
ざわざわしているのが心地よい。というかマメサクどこだ。
「おい、お前は本当に…」
王っぽい人が話しかけてくる。
「嘘だと思うなら見て来ればいいんじゃないですか?それよりもマメサクって…」
「あ、あぁ、そこにいるぞ、あとこれはお前の武装だ。返却する。」
見ると子供たちが撫で…あ、やめた。怖がらせたかな…
「嘘だ…」
「と言うことは…」
「人間が…」
「神〜〜!」
「何事だ、どうした?」
まだザワザワしてるところにまた1人ゴブリンが出てくる。
「お、王様!」
ゑ?
あの人間は王様じゃなかったーー!
「なんだ、どうしたんじゃよ」
このゴブリン王、ちょっとバカっぽいな。
「いや、王様、人間に魚神様がやられてしまったんですよ!」
「なぁぁああにぃぃいい!なら、ゴブリンが神に?」
「人間が倒してしまったと言ったじゃないですか!」
「嘘だ!言ってない!」
「言いました。あ!ハルト様が!」
俺はマメサクをもふもふしながら高みの見物を決め込む。そして魚神とか言う魔物の死骸を引きずってきたのは…
--- ハルト様? ---
あいつ日本人の転生者じゃね?
同じ立場!me too!
後で話も聞いてみたいなぁとか思っていると…
「………おい、そこの冒険者、話し合いをしよう。」
願ってもないチャーーーーーンス!
「わかりました、ただマメサクは連れてかせてくれないですかね?」
「構わん。ならお前が溶かした檻のとこでどうだ。」
「わしも行くのか?」
「この村がどうなってもいいなら来なきゃいいんじゃないか。」
「はいはいめんどくせぇのぉ。」
この王様まじでヤバいな。
そして檻の前。
「まあまず今の段階ではお前は神と《《同等》》だ。いいな?」
ハルトとやらが言う。ただ、暗にお前はまだ神でないと告げている。
「そこでだ。私にも考えがある。2、3質問に答えろ。まず一つ目、お前の持つスキルはなんだ?」
「農家、と言うスキルです。」
「本当に農家だけか?」
「はい、農家だけですよ。」
そう言って一瞬昏睡し適当に作物をとる。これはミカタタスケールかな?
「ほら「何!野菜が出てきた……お前、スキル名をもう一度寸分違わず言ってみろ!」
ミカタタスケールを出した瞬間気配が変わった。
「えっと…《複合》農家Lv,3ですね」
「複合か…完璧に見落としていたな。せいぜい大農家ぐらいだろうと思っていたが………運が良ければ職業スキル〈ジョブ〉でも倒せるのか…」
ん?そのよくわかんないやつ前も聞いたな?
「あの、職業スキル〈ジョブ〉っていうのはなんですか?」
「あぁ、言い忘れていたが敬語は使わなくてもいい。職業スキル〈ジョブ〉というのはスキルのランクだ。下から順に、
職業スキル〈ジョブ〉 普通スキル〈ノーマル〉 能力スキル〈コモン〉
究極スキル〈エクストリーム〉 至神スキル〈ディーティ〉
だな。とはいえ、普通は能力スキル〈コモン〉が限界で、究極スキル〈エクストリーム〉ともなるとお国から呼ばれるほどだ。至神スキル〈ディーティ〉はもう…圧倒的強者だな。」
それで俺は農家、職業名だからジョブってことか…
「その他にも装備スキル〈アームド〉という装備につくスキルもあったりする。至神スキルの上もあったりすると聞くが…もはや神話だな。」
「そうですか…あ、そうか…それでそのスキルが進化するというのはないのか?」
いまいちタメ口ききずらいな。
「ああ、ある。例えばお前のスキル農家《ノウカ》で言うと大農家《ダイノウカ》への「進化」ができた。しかし、お前のスキルは《複合》と言う「変化」を起こしたため。化への道は絶たれたと言うわけだ。そして俺の質問二つ目。普通の冒険者ならこのくらい知っていてもいいはず…お前は本当に冒険者なのか?」
「あぁ、そうだ。だがしかし俺は転生者だ。お前も同じ立場になったことがあるんじゃないのか?…………ハルト。」
「…最後の質問をする手間が省けた。そうだ、俺は転生者だ。しかもおそらくお前と同じ地球の日本から来た。そして俺は
--- 同じ転生者の奴隷となりかけた。」 ---
「なるほど、ゴブリンたちもか?」
「あぁ、俺は元々ヴィスティカで研究員をしていた。魔法や権能を専門に研究していたが、ここエリトネアの王族は強いスキルを持っていると聞き、王族に近づいたのだが……」
ここでハルトが一呼吸置く。
「王に転生者と言うことがバレてから亜魔駆逐連合に追われた。表向きは繋がってないらしいがな。結局捕まり、強制労働場でゴブリンたちと出会った。意気投合し、脱走を企てた。何人か捕まってしまった者もいるが………お前に当たる必要はなかったな。これまでの無礼を詫びる。すまなかった。人間は全て悪いわけでもないのにな…」
なるほど、それならあんなに人を嫌っていた理由もわかる。
「そうじゃ、ゴブリンからも謝らせていただく。すまんかった。」
ゴブリンの王様も葉っぱを食べる手を止め、俺に謝ってきた。
その葉っぱ《ミカタタスケール》だよな?
「えぇぇ!何食ってるんですか!?」
「何ってお前が出した野菜じゃが?そんなことも忘れたのか?」
「違う違う!そう言う問題じゃなくて!それ野菜の形をした魔導具なんですよ!魔導具って食べてもだいじょぶなのハルト!?」
「知らん。俺も魔導具を食う魔物は初めて見る。」
「なんで落ち着いてられるのかな!?っと王様!?なんか変化は?」
「ん〜…新しいスキルを取得して進化したこと以外は何も?」
「それが大きな変化!」
急にドタバタしたが、ゴブリンの王様が俺のスキルから出した作物を食って新スキルを獲得すると言う意味不明な展開に
--- 隠し権能《シークレット》:菜権管贈《ベジソリティデバイス》を解放しました。 ---
なんか来たー!
「ちなみに王は元々どんなスキルを持っていたんだ?」
ハルトが冷静に問う。
「元は幸運人《グッドラック》だったのだが、掌運権者《バフケール/ムードメーカー》となっているな。文字数が長くなった。」
この人多分幸運だけで生き残ってるな。
「ちょっとスキルの確認してきます。」
そう言って俺は権能菜園に潜り込む。
「ピクトさ〜ん、解説お願いしま〜す。」
///…わかりました。スキルには隠し権能《シークレット》というものがあり、今回はそれが発現した形です。反対に《複合》スキルなら権能がスキルとして見えることもあります。///
最初に無言の圧を感じた。もう少し丁寧に接するよう気をつけます。
ただ、内容はなんとなくわかった。俺のスキルで言うなら権庭者《ガーデナー》みたいな感じで権能菜園が発現することもあるってことか。
///もう一つ追加情報ですが、この前の進化でこれが発現する可能性がありました。しかし、誰かさんに後回しにされたため、進化のためのエネルギーが称号:王ノ素質に使われました。なのでここで隠し権能《シークレット》として発現出来たことは僥倖だと思われます。///
なんか皮肉られた気がするが結果王ノ素質分強くなってるので結果オーライ!
にしても進化にエネルギーが必要なんだね。
///エネルギー源は魔物の魂です。数もそうですが、今回の場合は強大な魔物の魂なので進化したのでしょう。///
なんか引っ掛かるところがある気がしないでもないけどまあいいや。
「ありがとうございます、ピクトさん。」
丁重にお礼をし現世へ戻る。と、
ーおい!聴こえるなら返事してくれ!くそ、さすがに無理だったか…ー
もはや懐かしいものとなった耳に直接語りかけるような音が聞こえる。
唯一違うのは、
「あの…どなたさまですか?」
イヤホニウムから聞こえる声の主がノクリアさんじゃないことのみ。
はいスクロールお疲れ様でした!
タツヤの進化忘れてた…
前話のタイトルがevolution、進化みたいな意味で、進化できるフラグもあったのに…
ギリギリ要素落とし込めました。
魔物の魂?そんなの捻り出したに決まってんだろ。
…次回は11月3日(水)くらいに投稿します。
それではまた次回!