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目次
天使になろう。
ひみの
「疲れた。」
私は会社員だ。
今は、
横浜のとある会社に勤めている。
ひみの
「はぁ……今日も残業、明日も残業。…残業祭りだぁ…」
後輩
「先輩!お疲れ様でした!」
ひみの
「はい、お疲れ様。よく休むんだよ。」
後輩
「はい、ありがとうございます!」
あの子は私の後輩。
何かと私に仕事を押し付けてくる。
上司の前では猫を被っているので、辞めさせることは出来ない。
カタカタカタ…
今日も私はキーボードを打つ。
____________
はぁ…また日付が変わってしまった…
それどころじゃない。
朝日が昇ってきている。
ひみの
「一回帰るか…」
私は、フラフラした足取りで、家に向かう。
ひみの
「ただいまぁ…」
勿論、「おかえり」なんて言ってくれる人は…いな…え?
???
「おっかえり〜」
は?
???
「ふふ、誰、此奴って顔してるね。ボクはそうだなぁ…君を救いに来た|天使《悪魔》かなぁ」
ひみの
「な、なに言って…」
天使
「あっ、かる〜く自己紹介するね。ボクは|治翔《なおと》!よろしくね?」
ひみの
「は?え?」
治翔
「てことで〜…つっら〜い世界からおさらばしよう!」
ひみの
「え?」
私は、治翔に手をひかれ、アパートの屋上に来た。
治翔
「さあ!貴方も天使になりましょう!」
私達は、手を繋いでビルから飛び降りた。
ぐしゃり。
朝焼けに染まった街並みにそんな音が響いた。
「うふふ……やっと僕だけのものになってくれたんだね。…あぁ、血に塗れた君も綺麗だ」
とある街に独り、死んだ女の亡骸を抱え笑う|悪魔《天使》がいたそうだ。
緑葉マイちゃんの自主企画に参加するに当たり、加筆させていただきました。
さようなら、愛した人
君が、消える気がした。
「ひみのの勘はいつも当たるよな」
こんなときに、当たってほしくなかった。
ねぇ、そんな目で見ないでよ。
私を、思い出して。
ねぇ………凛也。
「おい、ひみの」
相変わらず不機嫌な声で私を呼ぶ彼。
満面の笑みで振り返る。
「なんだい?凛也」
気色悪い、と呟いてからボソッと言った。
「俺はここで何してた?」
不安げに揺れる瞳に映る私。
少し触れるだけで壊れてしまいそうな体。
「何って…任務だよ?」
私は、そんな彼に咄嗟に答えることしかできなかった。
「あの……私は誰ですか…?あなたに”凛也”と呼ばれた気がするのですが…」
…………あぁ
居ない。居ない。居ない。
羽石凛也という人間はもう、どこにも居ない。
私の愛した凛也はもうここには居ない。
さようなら、愛しい人。
「いや、違うよ。君は」
________________________鹿山治翔だ。
ちょっと重めかな?