「梨紗の魅力をもっと伝えに行かなくちゃ!」
親友の梨沙のことが大好きな、いわゆるオタク、の桐葉。
ある日都まで梨紗の魅力を伝えに行こうとしたが、雨宿りしたら後宮の妃に召し上げられ…?
続きを読む
読み方
1話ずつ表示します。
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
友達オタクの後宮妃①雨宿りの妃
「梨沙ああー!」
「桐葉」
「梨沙不足で死ぬ」
「死なないで!?生きて!?」
私ーー、桐葉は、いわゆる**オタク**だ。
だってね?梨沙って頭も良くて、顔も綺麗で、優しいんだよ?皇帝さまの皇后になったっておかしく無いほどだよ?
「皇后って言えば」
皇帝さまは、誰でも一人だけ好きに妃を選べるらしいよ、と梨沙は言った。頭良過ぎ。サイコー。
「じゃあ梨沙が皇后になりなよ」
「えぇ?無理よ、私には…」
梨沙が皇后にならんのなら、誰が皇后になるのだね?
「…うん、分かった」
「え?」
梨沙が困惑する。
「私、都まで梨沙の魅力を広めに行ってくる!」
「………」
…梨沙。何で黙ってるの?私は当然のことをしようとしたまでだよ?
「べ、別に行かなくていいわよ。|ここ《藤崎》から都は遠いわ」
「いえいえ、梨沙のためならば」
1日もかからない。
グッドサインをして桐葉は笑顔を作った。
「桐葉ぁ…」
恥ずかしいからやめてー、と梨沙は顔を赤くした。
…またまたぁ、自分の魅力がすごいからって恥ずかしそうにしないでよ。でも、そんな顔も可愛いだ!
ちなみに、なんで桐葉が「きもい」とか非難されたりしないかと言うと、もう藤崎の人が桐葉を分かりきっているからだ。