読み方
1話ずつ表示します。
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
あの頃。
今回はよろしくお願いします。
あ、もうしゃべってもいいですか?
...あの頃は楽しかったですね
この街が輝いてましたね
朝から電車はすごい混んでて...インドの電車みたいな感じでしたね
昼は無職のおじさん達が笑いあってて、ビール片手にタバコ吸ってたりとか
子供が駄菓子屋行って...お小遣いの10円片手に
夜ですか...夜がいっちばん街がきらめく時間ですね
キャバクラから出てきたキャバ嬢と、スーツ着た男がいたり
謎にラヂオ体操してる人いたりとか...
夜って暗い印象あるじゃないですか?
でも、ビルから出てる光ですごい眩しっくて...
そうですね~あそこらへんは土地買って、ビル建ててる人いっぱいいましたもの
本当に...楽しかった!
今はもう駄菓子屋とかもあまりなくなっちゃって...
でもここだけですよ、あの頃に浸れるのは
ここを出る気はないですよ、永遠に夜で雪も降ってて
あの頃あの頃って...うるさいですよね...
あの頃
庭には二羽にわとりがいる。
俺の庭には**二羽**にわとりがいる
「こけっこっこー」
「こけっこっこー」
「ごげごっ...」
俺の庭には**一羽**にわとりがいる
「こけっこっこー」
「ごげっ...」
俺の庭には**零羽**にわとりがいる
「こけっこっこー」
綺麗な星ですね Prologue
わたしの名前は山乃 あやね
高校一年生で、青春満喫中だ
「お~い!あやか?移動教室だぞ?」
こいつの名前は小林 海
幼稚園の頃からの幼馴染だ。
「わ!本当だ!海せんきゅ~」
「どうも。」
海に連れられて夏の廊下を駆け出して行った_____
「も~わかんないよぉ~」
キーンコーンカーンコーン
『校内に残っている生徒は、帰りましょう』
「...海、Help」
「真顔で言うなよ」
「もうわたし泣いちゃうよ...(上目遣い)」
「...///」
「海の顔、夕日でめちゃ赤くなってんね」
「...夕日じゃねえよ」
「ん?なんて~?」
「何でもない、はい海先生タイムですよ~」
「...何でもないか、海せんせーここがわかんないんですよ~」
「ああ、ここか...ここなら____」
そうしてたくさん教えてもらい、気づけばもう6時だった
急いで帰る支度をして、教室を出た
「!?!?やばい!わたし門限過ぎてる!」
「俺門限ないんだよね~」
「いいなぁ...」
そんな他愛のない話をしながら階段を降りて行った___
「じゃあわたし家こっちだから!ばいばい~」
「...いや、俺もついてく」
「え~?なんで?」
「だって真っ暗だぞ?...色々危ないだろ?」
「...じゃあ帰ろ✨」
「は~い」
金と鐘は一緒だと思うんだが。
"ゴーン...ゴーン...”
真夏の夜に鐘の音が鳴り響く
"ゴーン...コラァ!!!"
鐘を鳴らすお師匠様の金の音も
"父ちゃんごめんて...金貸してくれん?"
お師匠様の息子のお財布の音だったか...
"...借金したんだろう?いくらだ?"
お師匠様には借金して借りに来たことはお見通しのようだ
"3000万"
息子やってるねぇ
"無理"
そりゃそう
"あっ!いけるかもしれないぞ"
なんでだ?
"そこに隠れてる○○"
バレた
"ちょいと3000万貸してくれないか?"
いや無理ですよ
"拒否権ないよ?"
あるよ?
"黙れ?"
無理だが?
"..........”
...........
"息子がんばれや^^”
息子おつかれ^^
”いやぁぁぁぁぁぁぁぁ"
世界の終わりに花束を。
ドゴォォン....バン
ヒュー...ドッカーン
キャーーーーー!!!
---
拝啓 幼馴染の君へ
元気にしてますか?....生きてはいると思いますけれども
この手紙が届くころには世界は終わり果て、何も無くなっているのでしょう
君は私のことが嫌いで堪らないでしょう
そりゃそうです、緊急放送にて爆弾・ミサイルを発射した者が特定されたとき
私の名前が入っておりましたから
だから私はあなたに手紙を送りました
少し、遠き昔のお話をしましょうか
君はずーっと私のことが嫌いでしたね
きっかけは......忘れてしまいましたが
君は共同工作などでもまったく協力をしなくって....
班のみんなも困り果てていた事をここで伝えておきます
どうしてこんな喧嘩になったのか、そのうち思い出したいもんです
でも、この出来事で君は本当に嫌いになった
それでも私、いや██は言います
君のことが大好きです
世界の終わりにこんな手紙を送ったのは
君にこんなラブレターともいえないし
バレンタインの粋なチョコとも言えない
ただの、お小遣いで買った花束を贈りたかっただけ
それだけです
それでは、さようなら
---
拝啓 粋なあなたへ
わたしはとっくのとうに喧嘩のきっかけは思い出してます
そんな粋なあなたが好きすぎるからです
時降る夜に血は流れ。
トントントン...バタンッ!!!
「吸血鬼さんのお出ましかい?」
コン..コン...コン。
目の前に美しいドレスを纏ったその女は言った
「ええ、少しお腹が空いてしまったの」
「あー深夜飯は太るぞ?」
「別にいいわ、私太っていないでしょう?」
「ああ、見事なウエストだ」
「...気持ちの悪い言い方」
「気分を乱したなら謝ろう」
「...人間にそんなものは求めない」
「血が欲しいんだろう?」
「そうよ、眠っている人間の血を吸うの」
「へーそうかい、俺はまだ眠ってないが?」
「泡沫の眠りについている人間でもいいのよ」
「じゃ、俺はお前を殺す道しかないと」
「そうね、出来ないだろうけど」
「そういえば、こんな言葉を知ってる?」
「"一人が首を吊って、そして誰もいなくなった"だろ?」
「まるであなたよ?」
「なんでだ?」
「"ここ。お屋敷みたいにすごく広いじゃない?」
「だから、他にも誰か住んでいたんじゃないか"って?確かに昔人は住んでいた」
「ただ首を吊って、俺は生き残っただけ」
「面白い冗談ね」
「笑ってもらえれば幸いさ」
「それでは、さようなら」
「俺の血は美味しいからな」
「...それが最後で本当に良かったのかしらね、もう聞こえていなさそうだけど」
「...グガー...グガー...」
「いびきがうるさくてね」
ヒューバタンッ
大きな扉の外で女はこう呟いた
「美味しかったわよ、████」