喰覆紛れサンタマリア

編集者:ABC探偵
週刊誌記者の主人公は、“人を救う宗教”として都市部で急速に信者を増やす新興団体【サンタマリアの仔羊】の調査を命じられる。教団は【御黑狐様】と呼ばれる存在を唯一の救済者として崇め、「救われない者だけを救う神がいる」と説いていた。 奇妙な少年、倫理の欠けた会話、不衛生な食事、カメラの瞳、裏返し拍手。 潜入取材を進めるにつれ、主人公は教団内部に根づく異様な信仰と、村へ繋がる痕跡を悪夢のような幻夢の中で鯉と戯れるように恐ろしさから逃れようと試みる。 そして、主人公は少しずつ理解していく。 この教団が崇めるものは、神などではない。 “空腹の獣”そのものなのだと。
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目次

    Ⅰ.双眸の陽

    Ⅱ.凡愚の打揚

    ※本作品はフィクションです。
    1923年: 鹿狩亨が『日本宗教学全書 普及版 -異端の信仰と百年祭 酒内村に関する調査と研究-』原文著書。 1960年: 藤村龍生が『日本宗教学全書 普及版 -異端の信仰と百年祭 酒内村に関する調査と研究-』原文著書を編集・改変し、天命社が出版。 2011年:喰覆紛れサンタマリア 出雲藺六田が新興団体【サンタマリアの仔羊】へ潜入。 2022年: 上原慶一が出雲藺六田の孤児院への取材。 2023年:異譚集楽 ダム建設前の酒内村の諸々。 2026年:ネカフェのシャーロック・ネトゲ廃人(番外:地獄労働ショッピング) 前者:日村修関連の諸々。 後者:神宮寺家系列(妖怪)の諸々。