読み方
1話ずつ表示します。
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
番外編 ハロウィンだ!
**🎃番外編 ハロウィンの日🎃**
※時系列:第一部終了後
王都。
十月三十一日。
ハロウィン。
街は朝から賑やかだった。
⚔️
「見ろ見ろ!!」
⚔️
「お菓子売ってる!!」
🏹
「今日はハロウィンだからね」
🪓
「なるほど」
🪽
「賑やかだね」
🪄📚
⚔️
「キナコ」
🪄
「?」
⚔️
「お前も楽しめ」
🪄
「本読んでる」
⚔️
「知ってる」
**仮装**
広場。
様々な仮装をした人達。
魔女。
吸血鬼。
狼男。
幽霊。
⚔️
「せっかくだし俺達もやろうぜ!」
🏹
「えっ」
🪓
「仮装か」
ノアの目が輝く。
嫌な予感しかしない。
**数十分後**
⚔️
「どうだ!!」
ノア。
勇者なのに吸血鬼。
🏹
「なんで吸血鬼?」
⚔️
「かっこいいから!!」
🪓
「単純だな」
レオ。
狼男。
妙に似合っていた。
🏹
「似合う......」
🪓
「そうか?」
ユイト。
魔法使い。
⚔️
「ほぼ普段と変わらなくないか?」
🏹
「うるさい」
そして。
ソラ。
白いシーツを被っている。
⚔️
「何それ」
🪽
「幽霊」
⚔️
「雑!!」
キナコ
⚔️
「で、お前は?」
全員が見る。
キナコ。
🪄
「......」
沈黙。
⚔️
「まさか」
🪄📚
本を持っている。
🏹
「まさか」
🪄
「司書」
⚔️
「普段じゃねぇか!!!!」
🪓
「違いが分からん」
🪽
「同じだね」
🪄
「?」
**お菓子**
午後。
子供達が走り回る。
子供
「トリックオアトリート!」
⚔️
「おお!」
ノアがお菓子を配る。
すぐ無くなる。
⚔️
「あっ」
🏹
「全部配ったの?」
⚔️
「うん」
🪓
「考えなしだな」
その頃。
キナコは本を読んでいた。
いつも通り。
すると。
翼がふわり。
🪄
「?」
ソラだった。
🪽
「トリックオアトリート」
🪄
「......」
🪽
「お菓子」
🪄
「持ってない」
🪽
「知ってる」
🪄
「じゃあなんで」
🪽
「言ってみただけ」
🪄
「そう」
それだけだった。
しかし。
ソラは少し楽しそうだった。
夜。
帰り道。
⚔️
「楽しかったな!」
🏹
「そうだね」
🪓
「悪くなかった」
🪽
「キナトは?」
🪄
「本読めた」
⚔️
「いつも通りだな!」
全員が笑う。
キナコも。
少しだけ笑った。
こうして。
《明星の旅路》のハロウィンは過ぎていった。
おまけ
🪽
「トリックオアトリート」
🪄
「本ならある」
🪽
「いらない」
🪄
「そう」
🪽
「そうじゃない」
番外編 キナコ観察会
**番外編 キナコ観察会**
王都。
昼下がり。
《明星の旅路》の面々は暇だった。
とても暇だった。
⚔️
「暇だな!!」
🏹
「静かにして」
🪓
「うるさい」
🪽
「平和だね」
その時。
ノアがあることに気付く。
⚔️
「あれ?」
キナコがいない。
**発見**
数分後。
見つかった。
当然のように。
図書館。
🪄📚
⚔️
「いた」
🏹
「いたね」
🪓
「いたな」
🪽
「いつもの場所だ」
キナコは全く気付かない。
本を読んでいる。
**観察開始**
⚔️
「よし」
⚔️
「キナコ観察会だ」
🏹
「何それ」
⚔️
「キナコがいつ気付くか選手権」
🪽
「面白そう」
🪓
「参加するのか」
ソラまで乗った。
**1分後**
🪄📚
読んでる。
**3分後**
🪄📚
まだ読んでる。
**5分後**
⚔️
「気付かねぇ!」
🏹
「本当に気付かないね」
🪓
「集中力がおかしい」
🪽
「昔からこうだったよ」
⚔️
「昔も!?」
🪽
「昔も」
**作戦変更**
ノアが近付く。
⚔️
「キナーコ!」
🪄
「?」
やっと顔が上がる。
⚔️
「今気付いたのか!?」
🪄
「何が?」
⚔️
「俺達!」
🪄
「いたの?」
全員
「いたよ」
ソラ
すると。
ソラが本を閉じる。
パタン。
🪄
「!」
即反応。
🏹
「あ」
🪓
「ああ」
⚔️
「そっちは気付くのか!?」
🪽
「ごめん」
🪄
「読み終わった?」
🪽
「終わった」
🪄
「どうだった?」
普通に会話を始める。
⚔️
「俺より本の方が存在感あるのか!?」
その日の夕方。
結果発表。
**キナコが反応したもの**
本
ソラが本を閉じる音
新しい本
**キナコが反応しなかったもの**
ノア
ユイト
レオ
三人の会話
⚔️
「解せぬ」
🏹
「仕方ない」
🪓
「諦めろ」
🪽
「いつも通りだね」
🪄
「?」
そして今日もまた。
キナコは本を読む。
平和だった。
第一話 星空の約束
**第一話 星空の約束**
王都郊外。
遺跡から戻った数日後。
《明星の旅路》は久しぶりに休暇を取っていた。
⚔️
「平和だなー!」
🏹
「静かでいいね」
🪓
「ああ」
🪄📚
⚔️
「お前は平常運転だな」
キナコは本を読んでいる。
相変わらずだった。
ただ。
以前と少し違うこともある。
**名前**
🪽
「キナト」
🪄
「?」
🪽
「間違えた」
🪄
「絶対わざと」
⚔️
「おっ」
🏹
「反応した」
🪓
「成長したな」
以前なら首を傾げて終わりだった。
だが今は違う。
キナトという名前に、
どこか懐かしさを感じる。
**依頼**
そこへ。
アルヴがやって来た。
📖
「諸君」
⚔️
「嫌な予感」
📖
「新しい遺跡が見つかった」
⚔️
「やっぱり」
🏹
「絶対言うと思った」
アルヴは地図を広げる。
王都から遠く離れた山岳地帯。
誰も踏み込まない場所だった。
📖
「星導者に関する可能性がある」
沈黙。
🪄
「行く」
即答。
⚔️
「早かったな」
🪽
「昔もそうだった」
🪄
「?」
**夜**
出発前日。
キナコは宿の屋上にいた。
珍しく本は持っていない。
星を見ていた。
すると。
隣に誰かが座る。
ソラだった。
🪽
「珍しいね」
🪄
「そう?」
🪽
「本がない」
🪄
「......確かに」
少しだけ笑う。
**星空**
夜空には無数の星。
静かな時間。
🪄
「ソラ」
🪽
「うん?」
🪄
「僕はどんな人だった?」
ソラは星空を見上げる。
少しだけ考えて。
答えた。
🪽
「優しかったよ」
🪄
「本しか読まないのに」
🪽
「本しか読まないけど」
🪄
「ひどい」
🪽
「本当のことだし」
二人とも少し笑った。
**約束**
しばらくして。
ソラが小さく呟く。
🪽
「今度こそ守れるかな」
🪄
「?」
ソラは首を振った。
🪽
「独り言」
その顔は少しだけ寂しそうだった。
だが。
キナコは気付かなかった。
翌朝。
《明星の旅路》は王都を出発する。
新たな旅。
新たな遺跡。
そして。
まだ知らない過去へ。
⚔️
「出発だー!」
🏹
「待ってよ!」
🪓
「騒がしいな」
🪽
「行こう、キナト」
🪄
「キナコ」
🪽
「ごめん」
🪄
「嘘」
🪽
「え?」
🪄
「別にいい」
その言葉に。
ソラは少しだけ目を見開いた。
そして。
柔らかく笑った。