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目次
#プロローグ
私の本命は、どっち_______?!?!
ーーーーーー
私は、立花 流理花(たちばな るりか)。
高校1年生の、普通?の女子高生。
突然だが、私のことを好きな男子が2人、いるらしい?!
1人目が、釘田 藍人(くぎだ あいと)。
名前のクールさとは違って、見た目は背が高く、図体が少し大きめで、いつもマスクをしており、マスクを外したその素顔はまるでクマみたいに可愛らしい男子。
彼はいつも私に煽ってくる。
2人目は、杉 俊弥(すぎ しゅんや)。
釘田と同じく背が高く、しかし釘田とは対照的に、大人しく静かめな人間だ。
いつも私に話しかけてくることはあまりなく、いつも私から彼に話しかけている。
この2人は、高校で初めて出会い、同じクラスだ。
今は七月なので、彼らと出会ってからわずか三ヶ月だけど、彼らは私のことを好きになってくれたみたいだ。
私のことを好きな男子が現れたの、人生で初めてかもしれない。。笑
なぜ私が彼らに好かれているのを知っているのかだって?それは、昨日の出来事が原因だ。
昨日、授業が6時間で終わり、さっさと帰ろうとしたところ、
釘田と杉に話しかけれた。
「大事な話があるから、こっち来てくれない?」と。
私は、誰かに呼び出しを食らうことを経験したことがほぼ無かった(先生を除いて)ので、私は彼らに何かやらかしちゃったのか、それとも大事な相談があるのか?と思っており、
当然告白されるとは1ミリも思わなかった。
「貴女のことがずっと好きでした。付き合ってください!!」
と、2人同時に言われた。
いやいやいやいやいやいやいや(以下略)、2人から同時に告白されるとかある?!?!
漫画でしか見たことないんだけれども?!?!と思いつつ、
あの、これ嘘告じゃね?と思ってしまった。
彼らは、以前私に好きな人がいるんだけど、どうアタックすればいいか、とか恋愛相談されていたのだ。
え、相談相手の私のことが好きだったの?
まあ、そりゃ好きな人の考え方とかを知りたいんだろうけど。
「え、嘘告?」と、申し訳なりつつも聞くと、
「嘘告なんかじゃない!本当に俺らは立花のことが好きなんだ!!」と、
力強く釘田に言われた。
(んーーーーーー、どっちか選ぶってことでしょ…?
どうしよう。。?!)
と、寝る前に少し考えていた。
なぜか今日も中々寝付けない。
(2人ともと付き合うっていう選択肢無いかなぁ…)
第1話 私と彼らの花言葉?
アラームの音で目が覚めた。
(今日は寝坊を防げて良かった…)
さっさと朝ごはんや着替え、準備などを済まして、家を出て、高校二年生の兄とバス停へ向かう。
バス停でバスを待っている間、私はスマホを取り出した。
(ん?なんかメッセージ来てる…誰から?)
釘田、そして杉からメッセージが来ていた。
釘田
『告白の返事してくれたら嬉しいです!」
杉
『告白の返事、良かったらして欲しい、です』
と、告白の返事を急かすものだった。
しかも、2人とも同じ時間帯にメッセージを送っていた。
(ふふっ、裏で2人で打ち合わせでもしてたんだなぁ…笑)
と思い、
『返事、ちょっと考えさせてもらうね!ごめんね汗』
と返していると、
梯梧「あれ、流理花、何にやにやしながらスマホ見てんの?」
と、兄にスマホを覗き込まれそうになった。
「兄貴見ないでー!(にやにやしてないし…)」
兄に告白のことを知られるとばかにされそうなので、スマホをさっと隠した。
「別にいいだろー、あ、バス来たよ」
別によくないんだよー…
ーーーーーー
学校に着き、教室へ行くと、彼らは先に教室に来ていた。
私はいつも学校に早めに来るけど、彼らが学校に早めに来るのはとても珍しい。
「おはよう!」
と、彼らに向かって普通に挨拶すると、
釘田「お、おはよ」
杉「…おはよう」
と、緊張した声色だ。
露子「あ、おはよー、おるりー」
「おはよう!おつゆ」
私が「おつゆ」と呼ぶ彼女は、「末摘 露子(すえつむ つゆこ)」といい、
クラスで1番、私と仲が良い人物だ。
4月、入学してから初めてできた友人でもある。
露子「そういえばさ、花言葉って知ってる?」
「知ってる!」
露子「私の名前、ツユクサから来てるんだけど、ツユクサの花言葉調べてみたら、結構面白くて!おるりも、瑠璃の花言葉調べてみれば?」
「あー、そうだね、調べてみる!」
だいたいの植物に花言葉が通用するってことは、釘田「藍」人、そして「杉」も…⁈
花言葉ってめっちゃ面白いので、関心があったら調べてみてください!
意外と名前に植物が使われているキャラクターも多いです!
私が好きなスグリくんの花言葉が怖すぎて驚きました()
第2話 名前の花言葉
家に帰った私は、早速花言葉を調べてみることにした。
「瑠璃」の花言葉は… へぇ、「永遠の愛」「誠実」「貴方を信じている」
っていうロマンチックな意味なんだ…
「藍」の花言葉は… 「美しく装う」「あなた次第」
まあたしかに藍色って綺麗だもんね〜
「杉」の花言葉は… 「雄大」「堅固」「堅実」「あなたのために生きる」
「あなたのために生きる」ってなんかメンヘラチックだなぁ
「梯梧」の花言葉は… 「生命力」「活力」「愛」「夢」「和」
あんなやつに夢も和も無い気がするけど…
梯梧「今なんか言った?」
「ぎくっ、兄貴…な、なーんにも言ってないよ!」
梯梧「あ、俺の花言葉調べてるんだ。俺の花言葉めっちゃ良くない?」
「まーねー…母さんと父さんがこういう願いを込めたっていうのが伝わるね」
梯梧「だな、でも、俺の名前の漢字読める人あんまいないんだよなー泣」
「でいごでしょ?まあたしかに梯が読みづらいかも」
梯梧「だろー?あ、風呂入ってくるわ」
「はーい」
あ、せっかく彼らの花言葉調べたんだから、そのこと教えてあげよーっと。
“ぴこん”
あれ、一瞬で返事来た!
釘田
『まじか おもろ』
杉
『へーそうなんだ』
2人ともなんか返事が適当な気が…まーいーや
私は椅子に座りながら、窓の外の景色をぼんやりと見つめる。
もうすぐ太陽が地平線へと沈むようだ。
その代わり月が地平線から顔を出す。
太陽と月…
明るくてお調子者の釘田と、静かで大人しい杉の姿が重なる。
杉は、釘田によって輝いている。
2人は、2人がいないと成り立たない存在_______?
…なんか変なこと想像しちゃった。
まあたしかに、あの2人は仲が良い。
それで、私が仮にどっちかと付き合い、どっちかを振るとすると、
あの2人はどうなってしまうんだろう。
でも、2人はそれを覚悟で告白したはず…。
梯梧「流理花、次風呂入ってー」
流理花「あ、はーい」
湯船に入りながらふと考える。
私にどっちかを選ぶなんて、現時点では無理かもしれない。
だから、私が選べる方法を考えよう。
あ、じゃあ、一週間ずつ「仮」で付き合って、それで良かった方を選ぶ…とか?
これなら、きっと私はどっちか決められるだろう。
ということで、これを実践しよう!
お風呂から上がり、私はすぐスマホを開いた。
『告白の返事のことなんだけど、釘田と杉と一週間ずつ仮で付き合って、それで私がよかった方を選ぶ、っていうことにしていいかな?』
と、2人に送った。
今度は数分経った後に、
釘田
『オッケー』
杉
『わかった!』
と来た。
やっぱ、メッセージの返信でも性格出るよなぁ…