私が天野悠希時代にやっていた小説の続きです。葬送のフリーレンオマージュの異世界パーティーの小説です。自分でも書くのが好きでしたし、ありがたいことに読者が数名いらっしゃいましたので、悠希那緒のアカウントで続きを書くことにしました。4.5話は今までのおさらいです。
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目次
アステシアの捜し物 4.5過去の振り返りと今までの記録
シアのやつのおさらいです!
第1話 ルピナの涙と銀の髪
ほぼなにも起こらんやつっすね。まあシア(アステシア)っていう銀髪白目の闇がありそうな女の子とクレアっていう桃色の髪と檸檬色の目の妹系の女の子とカイルっていう茶髪緑目の元気系男子がルピナの涙っていう珍しい花を見つけてあれこれ話すっていう話ですね。
第2話 焼きたてのパンと旅の目的
みんなでパン屋に行ってシアがクリームパン、クレアがイチゴとブルーベリーのデニッシュ、カイルがカツサンドを選んで、それぞれ食う。そしてクレアに旅の目的を聞かれたとき頭に過ぎる「クリームパンを探すといい」という脳内の誰かの台詞。その人の正体とは!?旅の目的が「生きる意味」ということを話す話です。さあ生きる意味とは!?
第3話 静かなる氷と遠い日の残り香
シアたちのパーティーが敵に出会ってシアが氷の魔法で瞬殺するという話です。それだけ。
第4話 透明な龍と一人の刺客
町で龍の討伐を頼まれるシアたち。しかし龍は何故か攻撃を全部擦り抜ける!そこに現れた刺客とは!?
第5話に続きます!
お楽しみに!
アステシアの捜し物 5 赤い死神と桃色の絆
久しぶりだねーシアのやつ。
「お兄ちゃん!?」
クレアがそう驚く先には、赤い男が悠々と立っていた。深い黒の靴。深紅の長い羽織り。黒いグローブをつけた手に持ったのは鋭く銀色に光った身の丈ほどもある鎌。真っ白な肌によく映える肩まで伸びた紅蓮の髪。整った顔立ち深く美しく輝く黄金の瞳。桃色の髪と檸檬色の瞳をもつクレアとは、良く似ていた。
「クレア、怪我はないか」
男が低く柔らかな声でクレアに問い掛ける。
「お兄ちゃん、なんで.....」
男は黙って銀の鎌を龍に構えた。
「|......夜想曲の祈り《ノクターンプレイア》」
男が囁くような声で告げた。深紅の羽織りと紅蓮の髪が少しだけ巻き上がった。そして体も宙に浮き、黒光りする銀色の鎌を龍の頭に振り下ろす。
__そして、一瞬にして、龍は灰のように砕けて消え去った。
「え......」
「嘘だろ......」
この場で唯一、クレアだけが驚きの声をあげなかった。
「おい、クレア、どういうことだ、なんでお前の兄貴は倒せる!?」
「貴方は誰なの、説明して」
シアも珍しく動揺を見せた。
「__俺はゼレア、死神だ」
「ふざけんな!死神なんて、そんな.....」
「カイル、落ち着きなさい」
「説明してお兄ちゃん」
「__ああ」
その男__ゼレアの声で一度話が止む。ゼレアがゆっくりと口を開いた。
「俺はゼレア、死神をやっている。こうやってこの世界にも言わば幽霊は現れるんだ」
「じゃああの龍は......」
「ああ、紛れもなく霊だ」
「その霊を倒しに、あなたは来たというわけね」
始めは動揺を見せたシアだったが、いつもの冷静さを取り戻してゼレアに聞いた。
「そうだ」
「でも、俺いつも霊なんか見たことねぇよ!なんで急に......」
「もう、カイルくん、いい加減気づかないんですか!?クレアとシアさんはもうとっくに気づいてますよ!」
「どうしてだと思う、クレア」
ゼレアがクレアにだけ少し甘い声で問いかけた。
「ここが霊の街だからでしょう?」
「は?どういうことだ!」
1人だけついていけてないカイルを置いて会話は進む。
「__ああ、流石だな。クレア」
「要するにあの村人たちも全部霊だったってことか!?」
「御名答」
ゼレアが続けて言う。
「特殊な結界を張ると人間でも霊が見えるようになる。触れられるかは別だがな」
「お兄ちゃんはそれを倒す仕事をしているの!」
クレアが少しだけ得意げになって言った。桃色のポニーテールが柔らかく揺れる。
「んじゃ、あの村人たちはどうするんだよ」
「先に倒してからこちらに来た。まさか襲われているのがクレアだとは思わなかったがな」
赤い羽織りを肩にかけ直してから言った。
「では、用が済んだから俺はこれで失礼する」
「えー!久しぶりに会えたのに」
クレアが不満そうな顔で言った。
「またなにかあったら、頼ってくれ」
ゼレアがこの場において始めて、薄く微笑んだ。甘くて、クレアに似た優しさをシアは感じた。
ゼレアは書くのめちゃくちゃ苦労しましたー!もう登場させたくない笑笑