どくそう

編集者:宗
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目次

    「非業の死」演出家

    新作発表会公式イベント 「門脇与一が語る異質」 門脇与一:コメント全文 表現、発表、提示、全てにおいて己の深い根底を開示する時、それを見た見知らぬ誰かは肯定するし、もしくは否定する。あるいは私たち自身がその彼らを肯定し、否定する立場にもなる。 私は常に否定されてきた。時には誰もが興味すら持たなかった。私自身、自分で作ったモノは願望に近く、希望であり災厄なんだ。 誰もが否定している中で、私もそれを否定している。あってはならない作品達しか私が作ったものにはない。だから、誰にも知られないよう気づかれないようひそかに狂気、魅惑、虚、を忍ばせるんだ。 みんな、表立っているものにばかり目がいくから気づかない。あるいは気づいているのかもしれない。でもそれはとても依存性の高いもので、すでに魅了されている者たちには意味のない現実なんだ。 私はね、面白くて怖くて美しい。そして、理解と欲を掻き立てる演出さえ備われば、それは名作になり得るという事を言っているんですよ。 素晴らしいでしょう、プロセスは単純なんです。 それまで"が"ですが。 要するに、否定させない努力と肯定させ得る技量があれば何においても困ることはほとんどないという持論ですよ。あくまでね!

    カルチャーショック

    続 #1 https://tanpen.net/novel/fc3e83a9-ecd6-40bd-ac08-d95e84ec9a1c/
    〈利巧佑二の胸の内〉 「あの意志の弱さ、視野の狭さ、理解力のなさで門脇与一を目指すだと……?」 「馬鹿げている」 そうだ。俺は俺自身の思想や美学については語っていない。俺のそれは俺以外に明け渡す気はさらさらない。 「馬鹿だ。あいつは」 「あいつは舐めている。あいつは俺をこきおろした!!」 屈辱なのだろうか。よくわからないが虚しくてやるせない。悔しい、理解されなかった。興味ももたれなった。そう、自分の生み出した作品にも目もくれない者たちに対して、いつも俺は恨み言を頭の中で並べながら見返そうとただ1人で筆を走らせる。食い潰してやる。あいつら全員、俺の作品に骨の髄まで魅了させて、灰にしてやる。っていつもなら、創作の燃料タンクにぐちゃぐちゃにして放り込んでいた。でも、でも、今回のは違う。 明らかに違う。悔しくもない。傷つきはしただろうが、ああ……そうか。俺はあいつに期待していたんだ。あいつと俺は同じ地平線の上で生きてる。そうどこかで思い違いをしていたらしい。 ああ、そうか これは失望だ 「表現者と代弁者は別物だろう………」 この言葉もあいつに届いてしまえば、酷く傷つけるだろう。その程度の愛情なのか。ああ、あいつはそれまでなんだ………

    実体