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目次
★第一話 妖精の幻覚★
この世には、見えないモノがある。
ただ、本当は見えないはずなのに、
見えるコトもある。
「妖精」
『それを見たことはある?
妖精というのはね!実は…
莠域悄縺帙〓繧ィ繝ゥ繝シ縺
檎匱逕溘@縺セ縺励◆』
---
私は普通の、いや、おかしな女子学生だ。
今は放課後、私は歩道橋に立っている。
私は妖精が見える。
馬鹿だと思うだろう。頭がおかしいと思うだろう。
私は産まれたころからずっとそうだった。
ふわふわ浮かんでいるだけの妖精が、
ずっと、見えていた。
『ねぇおかあさーん、あのこふわふわしててかわいいね〜』
『こわい、、、、あの子ずっとみてくるの、、』
『わたしね!実は妖精が見えるの!あ、クラスの皆には内緒ね!』
**「「「「「馬鹿なの?」」」」」**
「妖精なんて居る訳ないっって言っっってるでしょ!!!」
「え〜ちょっとどうかしてるんじゃないの?」
「あ、はいもしもし、はい、精神科の方予約したいんですけど」
「え、なんか怖いんだけどw」
まだ小さかった私は、みんなにこれが見えていると思った。分かってくれると思った。
でも違った。
自分がおかしいだけだった。
これは幻覚なんだ。
もしかしたら何かの病気かもしれない。
正直、もう疲れた。
皆の呆れる声、怒鳴る声、戸惑う視線、
地位の低い頭の悪い何かを見るような視線。
思い出したくないのに、思い出す。
そう、疲れたんだ。
私は夕焼けを見上げ、歩道橋の手すりを掴み、
道路を見下ろした。
今から、ここで全てが終わらせられるんだな、、
私は柵によじ登り、手すりの上に座った。
__「.......てよ!」__
あれ、今何か聞こえた?
気のせいか。
**「ちょっと待ってよ!」**
「誰?!」私は後ろを振り向いた。
声の主は、いつも喋らないはずの幻覚、妖精だった。
「え、、は、、、?」
「聞こえてるんでしょ!お願い!ボク達の本拠地、妖精区が今危ないんだ!悪いやつ荒らされてる!」
「キミの力が必要なんだ!ボク達が見えるキミの力が!」
妖精区?荒らされてる?
いきなり幻覚に幻聴がプラスされて、ファンタジーな事を言い出して、、、、、
ついに自分の精神異常もここまで末期になったのかと思うと呆れてくる。
「はぁー、、しっしっ、さっさと幻覚は消えてってば!」
「む、幻覚じゃないもん!」
初めてここで小説を書いてみましたがいかがでしたか?
しばらく詩よりもこのシリーズを優先して書こうかなと思てます、更新頻度はバラバラでたまにしか出せない気もしますがなるべく頑張ります。
★第二話 お試し程度にやってみよう★
「しっしっ!さっさと幻覚は消えてってば!」
手で追い払っても、こいつは消えてくれなかった。
「む、幻覚じゃないもん!ちゃんとここにいるもん!」
妖精(?)はパタパタと羽を動かして自分の存在をアピールした。
「はぁ.....飛び降りる気も失せた。」
私は歩道橋の手すりからゆっくりと橋に戻った。
「じゃ。」
とりあえずさっさとこの場から去りたい....
そんな事を思いながら早歩きで家へ向かった。
「ちょっとまってよーぅ!」
「はぁ......」
しつこいなぁ幻覚.....
その日からというもの......
授業中、黒板の字をノートに写している時......
「ねぇ!魔法戦士になってよ!ね!!!」
私はまた変な目で見されないよう精一杯無視。
それを貫き通した。
家で用を足している時も......
「キミの力が必要なんだよ!!」
「今はやめて!!トイレだから!!!」
コンビニで夕食を買う時も....
「ちょっとは魔法戦士になろうと考えてくれた?!」
「考えてない。」
「そのおにぎり、一口ちょうだい?」
「あげない。」
布団を用意し寝ようとしたら.....
「お願いだから魔法戦士に…」
私は怒りが限界を超え、枕を勢いよく叩いた。
「だからさぁっ!!!魔法戦士魔法戦士ってうるさいんだって!!!そーもそーも!!幻覚の癖にちまちま付いてくんなよ?!幻覚の癖に!」
妖精の目には涙がにじんでいた。いや、私もか。
「って....ハハッ....幻覚にこんな事言っても意味ないよね......!?私バカみたい......」
妖精は涙を堪えながら、黙りこんだ。
私は、自分が馬鹿馬鹿しくなって、
黙りこんだ。
「........」
長い沈黙を破ったのは妖精の声だった。
「あ、あのね…っ!」
「確かに、ボクがここに本当に存在するかなんて、存在する術はないし、幻覚かもしれない。」
「でもね、知ってるんだよ。キミが、ずっとおかしなやつだって言われて傷ついたこと、誰も信じてくれなくて一人で泣いてたこと。」
「ボクは知ってるんだ、ずっと、見てたから。」
妖精は真剣な顔で私を見た。
「お願い、信じてたくれなんて言わない、でも、ほんの少しだけ、ボク達が見えるキミの力を、『特別な力』を、貸してくれないかな....?」
言葉が胸に刺さる。
もし幻覚だとしても.....でも......!!
私は小さく口を開いた
__「お試し。」__
「え?」
妖精はポカンとした。
「ちょっと力を貸すぐらいなら、いいよ。」
妖精の顔はパァーっと明るくなった
「本当に?!やったあっ!」
「ボクの名前はレテ!キミの名前は?」
「......|鎖倉《さくら》アスカ。」
ボソリと名乗ると、レテは満面の笑みを浮かべた。
**「よろしくね!アスカ!!」**
---
それが、私と の、 な の
始まりだった。この時私は、この が、
なんて、 かった。