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目次
日替わり歌詞を物語にしてみたンゴ
「ねぇねぇ。」
あの子が、私に話しかける。
もちろん無視する。私とあの子が混ざったら、あの子の存在が濁ってしまう。
私なんかといたら…。
「…。なんで無視するの?」
その悲しい声を効いても、私は沈黙を貫き通す。
「その子なんかほっといていいんじゃない?」
…あの子が来た。
見えない火花が、私とあの子の間に飛び散ったような気がした。
「…いいからほっといて。」
その一言を放って、私はここにいない、そんな顔をする。
「…」
私は人のこと考えてるんじゃない。あの子が濁っちゃうから、とか、ただの綺麗事。
あんたのせいで、汚れるじゃん!
とか、そういうの言われないため。
…巻き込まれないため。
こんな私、いらないよね。
もう、空気として過ごすしかないのかもね。
いぇい
優秀な妹の後ろで、私は暗闇を走っている。例えると、そんな感じだろう。
こんな私は、どんなに優秀な治療師の妹でも、治療することはできないんだろう。
技術も、付与して、付与されて、でも私に付与されるのは永遠の暗闇だけ。
「あなたは英雄です」
「命の恩人です」
妹にかけられた、その言葉のなかで深く、心に残った。残ってしまったのは、
「お姉ちゃんは本当に似てないわね〜。」
という言葉。
やめて…そういう言葉。似ててよかったわけじゃないじゃん…。
違う…私が妹に似ても、妹の方が優秀なんだもん。
私の暗闇は変わらないんだもん…
「かわいい妹ね〜。」
「もう、人間として最高だわ〜。」
「お姉ちゃんは…」
やめてってば!…喉まででかかった言葉。
出しても、何も変わらないのに。
…でも、そのお姉ちゃんと比べてる、人は、暗闇を経験したことがないんだ。
妹、という、歩いているのに、私より早く、それどころか暗闇を経験したことない、私の前を永遠に歩く、光を追いかけながら、走って、永遠に続く暗闇を、経験したことが。
比べたからなにになるの?
私は、妹になりたくない。
今更妹になったところで…
もう、お姉ちゃんやめたいな。
なんか、人に群がれる妹見てたら、空笑いが出てきたよ。はは。ってさ。