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目次
【mmmr】極上のスイーツ
ケーキバース
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それでも良い方のみどうぞ
|rk《フォーク》 × |mtw《ケーキ》
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何を食べても味覚を感じない。
俺がフォークだからなんて分かりきっているけれど。
そろそろ極上のスイーツ、【ケーキ】を食べてみたい。
そう思っていても、中々食べられない。
一口でもいいから食べてみたいのだけれど。
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いつも通り、学校から帰る。
いつもの通りを通って電車に乗って。
そんな何気のない1日が繰り返されるだけ。
なにか刺激が欲しいところなんだけどな。
…そういえば、|俺の妹《ヒナ》はケーキだったらしい。
小さい頃にフォークに食べられたらしいけど。
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今日も。明日も。
きっときっと何もない。
電車に揺られて何も考えずにいる。
そして目的の駅になったことに気づいて降りる。
だが、電車の降り口で違和感を覚えた。
強烈な甘い香り。
これが【甘い香り】。
そこにいるのはケーキだろう。
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いつの間にか追いかけていた。
長く伸びている黄色とオレンジのグラデーションがかかった髪の毛。
白い白衣に緑のノースリーブ。
頭には眼鏡。
これこそがケーキ…!
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ガブッ
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「「え…?」」
俺とケーキの声が重なる。
多分、別の意味なんだろうけど。
これが極上のスイーツなんだ。
俺だけのものにしたい。
いや、ここで全部食べちゃおうか?
いや、取っとくべきだろう。
ふふ、俺のものになってね。
運搬
「…あっ…血、、、。」
よく見ると長髪の人から血が流れ出ていた。
でもよく見るあの赤くてどろどろの血じゃない。
黄色い血。
舐めてみるとチーズのような味がした。
つまり。
【チーズケーキ】ってことだ。
最高。最高。最高。
これ以上に美味しいものはしばらく摂取できないだろう。
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俺はその人に質問をする。
「名前。俺はゆう。」
とりあえず、中性的な名前を名乗っておく。
|本名《ルカ》を名乗るのは危ないだろうから。
「…俺は、メテヲ…。」
メテヲ。メテヲ。ふうん。いい名前。
余計俺だけのものにしたい。
「そっか。そっか。」
メテヲさんの両腕をしばって運んでいく。
メテヲさんは何かを察した顔をする。
もう逃げられないからね。
無事に俺だけのものにすることは可能だったようだ。
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家の近くまで運んでいくと、メテヲさんは声を出した。
「…人外の力を集結…人外の力を集結…」
何かぼそぼそと呟いている。
きっと俺には関係ないだろう。
「…人外の力を集結できたなら…良かったんだけど…」
いつまで話しているんだろう。
声が好きだから別に構わないんだけど…。
ケーキを運搬していることがバレたら結構危うくなると思うし。
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家に到着した。
よし、これでメテヲさんは俺のものになった。
新たなケーキ?
…くんくん。
メテヲさん以外の匂いがする。
またケーキ?だったらいいんだけど…。
ま、外行ってみるか。
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そこには何もなかった。
気の所為だったのだろうか。
まあどっちにしろメテヲさんは俺のもの、俺だけのものなんだけどね。
一気に食べるのは勿体ないし毎日少しずつ食べていこう。
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…ケーキよりフォークのほうが良い人生送れたりするのかな。
ケーキって食べられる運命にある気がするし。
ま、人間っていうのが一番ええんやろうけどな。
人間はケーキを食べないしフォークに食べられもしない。
味覚もしっかりある。
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でもなあ…。
俺がフォークとしてこの世に誕生したから。
|メテヲさん《君》に出会えて。
|メテヲさん《君》を食べることになれて。
良かったんじゃないかな。
明日から本格的に|フォークでぶっ刺してとことん味合うまで噛んであげる《食べるからね》!