リレー開始者:stella
#有りそうで無い #居そうで居ない #本物っぽい偽物 #日本神話 #神様 #神
最低100文字/最大2800文字
話数 1 / 30
居そうで居ない神様の、有りそうで無い神話。
合言葉は、本物っぽい偽物
続きを読む
読み方
1話ずつ表示します。ページを開くたびにこの表示から始まります。
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
リレー参加者
1
タイトル
「最高神の補佐は、仕事が多くて今日も叫んでいる。」
これは、正史に残されなかった、居そうで居ない神々の物語ーーーーー
◇ ◇ ◇
日の本の国の守護神、天照大御神。
彼女の仕事は、他と比べられない程に多い。
しかし、その全てを彼女がこなしているわけでは無かった。
* * *
「主様っ」
今日も、正殿には一人の声が響く。
「なんですか」
それに答える、凛とした女性の声。
「いや、流石にこの仕事量をこなせ、っつーのは無理がありますっ」
抗議の声を上げる男性の腕には、山積みの書類が抱えられていた。
「このぐらいの量ではまだまだだ、私を舐めているのか、ですね。お望み通り、追加して差し上げましょう」
さらりと流すのは、この国の最高神と謳われる女神、天照大御神。
そんな最高神に対して抗議しているのは、彼女の補佐として働く男神。
創られて間もない補佐役の神に対し、天照大御神はとんでもない名前をつけたのだ。
その名も、
”|わたし《天照大御神》の補佐”
である。
流石に不憫に思った|伊弉冉尊《イザナミの神》から、立派な名前を与えられているものの、あまりといえばあまりな名前である。
ちなみに、天照大御神様はこの名前で呼び続けている。
周りから見たら面白いが、当人はどうも不満らしい。
この間も、
『その名前で呼ばないで下さいっ』
と、この国の頂点に立つ女神に堂々抗議していた。
肝が太く、度胸があると周りの皆は思ったものだ。
しかし、残念ながらその願いは叶わなかったようで。
結局今も、”|わたし《天照大御神》の補佐”と呼ばれている。
最高神たる女神は、案外自由で、面白いことが好きなのだ。
この前なんて、正殿の近くで畑を作り、畑仕事をしていた。
ちなみに、畑仕事をしている間にやるべき事務仕事は、全て補佐に押しつk・・・任せていた。
その際も反対していたが、結局押し切られたようだ。
下手に抗議しようものならば、散々煽られ、遊ばれた挙句、どっちにせよ負けると言う結果になる。
そのことが皆わかっているから、もはや諦めた。
諦めずに抗議し続ける彼は凄いと思う。
「なーのーでーっ」
一際大きい声が、正殿に響く。
「いい加減にしてくださいっ!
それに、仕事量をさらっと増やすなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
今日も、高天原の正殿には彼の絶叫が轟いた。
* * *
パタン。
春子は、今まで読んでいた小説を閉じた。
そして息を吸う。
「いや、こんな話ってないだろ。普通は」
読んでいたのは、
『有りそうで無い 〜日本神話編・残されなかった神の話〜』
と言う小説の第一話。
ちなみに、まだ第一話までしか出ておらず、続きは読み手で補完していくタイプ。
後ろのページには、空白が沢山ある。
一つ息を吐くと、机の上に手を伸ばした。
シャーペンを取り、想像を膨らませる。
「有りそうで無い、ねぇ」
今から書き足していく話に思いを馳せて、春子は第二話を書き出した。
こんな感じのゆるい話とかでも良いし、本物の日本神話風のお話でも良いよ。
形式はなんでもおっけー。
ただ、本文の最後か、後書きに、次のお話に繋げられるようなシーンを入れてね。
合言葉は、「本物っぽい偽物」だから、自由に書こう!