リレー開始者:舞香
#学校 #小学五年生 #リア友
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話数 5 / 10
リアルな小学生の日常を少しおもしろおかしく変えて、お送りしたものです。リア友と書きます!
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始まりましたぜ小学生は今日も忙しい! これは私たちの日常をちょちょちょっとアレンジした感じの話なのでー、どーぞ気軽に見てってください。
あ、リアル割れ(そんなのあるか?)はやめてください。
**第一話 変わりゆく世界の隅っこに**
小学生って忙しいと思う。てか、大人より忙しい小学生もいると思う。
ナゼ急にこんな話をしているのかって? うーん、とりあえず今思っただけだから。
私・湖上舞香は学校までの坂道をていていていっ、と気合いで登り切ると、スー、ハーと大きく息を吸った。
私は今小学五年生で、高校受験だが週に三日塾に行っているわりかし忙しい小学五年生だ。まあ、親友の藍は毎日のように塾に行ってるし、なんか自分で「忙しい〜、忙しい〜」って言うのもどうかと思う。
『小学生は今日も忙しい』の忙しい、についての質問は一切受け付けません。応募期間は終了しました。
そんなことはどうでもいいわい、とりあえず私は小学生が普通に忙しくて、社会の縮図が小学校だって言いたいの!(なんで怒ってるのかはワカンナーイ)
んで、今回のリレー小説ではちょっとこの|瓦山《かわらやま》小学校でたま〜に起こるちょっと面白い事件? みたいなのを紹介したいわけよ。ちょっと作者に強引にここまで持って行かされた気はするが、このどんどん科学やてくのろじーが進歩している時代に、小学生だけはずーっと変わらずあるってのを言いたかったんですよ。なんかわかってくれる?
と、言うのを建前に、私たちの日常をお送りさせるってのが作者の本望。これだけはわかっといてくださいな。
第一話は私の(あと作者の)いろんなことを言おうと思ってるので、それでよろしく頼むぜ。
では、いっきまーす!
ふう、坂登り切った……って、なんかこの後の記憶がすっぽり抜かれてる気がする。多分私タイムスリップでもしたんだろうな。アハハ。
「湖上さん、なんで微妙に坂が残ってるとこで突っ立ってるの?」
ハッ! ナゼ私はこんなところに突っ立ってるんだ。藍の言う通りだ。やっぱりタイムスリップ説有効かな?
「おお、ごめんごめん、なんかちょっとだけ(多分三十秒くらい)タイムスリップしてたわー」
「はあ?」
藍は怪訝そうな顔になる。そらそうだ、私も急に「タイムスリップしてきたよ〜」なんて藍に言われたら、藍を疑う前に自分の耳を疑う。
「……てかさ、なんで夏休みって明けるの?」
おお、まさにミラクルビューティフォー(?)、今日は八月二十八日・その名も夏休み明け(!)なのだ。
いや、お母さんも言ってたよ? それは知ってるんだけど、どーやら世の中の摂理として始まりあるものは終わりあるらしい。ってことは、イツカ学校も爆発で木っ端微塵になって終わったりするのかな?
四十日もあった夏休みが明けるって言うのはおかしい。ゼーッタイにおかしい。
ここは、小学生の夢の最終目標として学校が謎の集団に囲まれて三ヶ月くらい休みになるべきだった。学校乗っ取りテロなんて計画があればよかった。
「いやいやいや、学校があるんだからいつかは行かなきゃいけないでしょ」
藍は学校が好きなの⁉︎
「うん、学校好き」
マジで⁉︎
「家より好き」
……地球外からやってきたヘンテコ生物だ……意味不明……
家より学校好き発言で、私のノーミソはぷしゅーぷしゅーとあまり良くない部類の煙を上げている。
私も学校はそれなりに好きだ。好きだが、家が快適すぎるせいで家にどっぷりになっている。独立できている藍はすごいと思う。
そんな話してもどーにもならないことをぺちゃくちゃと話していたら学校に着く。
……学校は爆破なんかなくて、ピッカピカだな。
実は一年前に塗装を塗り直し、内装も入れ替えて、ほとんど新築そっくりさんにされた学校ははっきり言うとめっちゃ綺麗だ。そのせいで、高学年は三、四年間ずっとうるさい目に遭わされていたんだけど。
まあそれを犠牲(?)にしてこの校舎はピッカピカになったわけで。今日もお日様にキラキラと輝いている(言い過ぎじゃない?)。
「湖上さん、朝会あるから急ごうよ」
……朝会なんかなくてもいいと思う。
そんな私の願いは虚しくも届かず、朝会はしっかりと開催された。校長先生の話が長かった。世の中の摂理(またこれも)としてお偉いさんの話は長い。だらだらと体験談のような話をして、結局何を言いたいのかがわからない。
ついでに、藍のお父さんの友達は小学校の先生の話が長すぎて貧血で(もちろん元から貧血ではない)倒れたことがあるらしい。……校長センセー、人殺し!
小学生は忙しいのに、なんで先生の話は長いの?
私の願いは、届かない。社会の縮図である小学校は今日も回っていく。
地球の摂理やルール、疑問などを乗せて回っていく。
今回、第一話『変わりゆく世界の隅っこに』を書かしていただきました『aimako』……『あいまこ』の『まこ』の方、湖上舞香でございます!
なんかふざけた話をしましたが、割と必要なこと書いてます。
次の『あいまこ』の『あい』、九条藍李先生にも乞うご期待を!
ついでに私・湖上舞香の『平安京に縁結び』読んで欲しいです(ここで宣伝)短編カフェで連載中です!
では、次の話にレッツゴー!
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こんにちは、九条藍李です!
九条と変換したいのに、苦情と出て来て悲しい気持ちに浸っていますが、まあ気にしない気にしない!生粋の小学生のリレー小説をお楽しみいただけると嬉しいです!
あと、私は学校が好きですが変人でも宇宙人でもございません!
第二章 作品展と数々の感動たち(?)
「あー、夏休みが明けてしまった…」
「まあまあ…」
どうやら舞香は学校が大好きってわけじゃないようだ。
「夏休みの作品展を見に行くぞー」
『はーい』
夏休みは宿題の一環として、自由研究か工作を出すことになっている。
まずは、一、二年生の作品が展示してある図書室に行く。
「凝ってるなあ」
「凝ってるねえ」
粘土やカラフルなビーズで作られているパフェのような工作。
右に回したら何かが出てくる、ガチャガチャ。
可愛いスノードームに、ガチのステンドグラス。
「ここまで凝ろうとは思わんわ」
「そうだね、高学年になったら心が荒んでくるのかな?」
五年生にもなると、作品や自由研究は面倒臭い夏休みの課題トップスリーには入ってくるだろう。
ちなみに一位は塾の宿題や学校のプリントの山たちだ。
一年生は素直だから、頑張って作ってたんだろな──…と思っていたが、パパに全部丸投げしていた弟の様子を思い出し、例外もイルケドネ、と苦笑いをした。
他の子達の字は一年生っぽくてちょっと汚いけど、弟のイモムシの研究の画用紙だけ字が綺麗だ。
作品紹介カードは、姉の私でも全く読めなくて、阿呆だなあとため息をついた。
「うおお!これすげえ!」
作品で遊ぶ系のやつは、中二病&遊ぶの大好きな男子に大人気だった。
次は、三、四年生の作品だ。
「点描ある…」
「うん、やっぱ三、四年も頑張ってる」
私は深く深くうなずく。
図工の授業で、めんぼうにアクリル絵の具をつけて紙に一個ずつポチポチとつけていくあの作業は過酷だった。しかも、お喋り厳禁、喋ったやつはやる気ないみたいだから教室帰れという無茶な授業、それが点描のイメージ、思い出だった。
「エビについて、とかあるよ」
「これで自由帳全部うめたんか」
こりゃ食べる方でも見る方でもエビ好き──、エビラブなんだろうなあと藍は思った。
私はそこまでエビラブではない。どちらかというと、父方の祖母がとんでもなくエビ好きだ。
回転寿司で十五皿は食べる。
「すごい、スクイ●ズとかあるじゃん」
「スクイ●ズなんて作れんの」
テレビかなんかで、「女子の流行はスクイ●ズです!」ってやってたけど、私も舞香も、そこまで流行に興味があるわけじゃないし、よく言ったら自分持ってるって感じで、悪く言ったら頑固者って感じだ。まあ、「ちょっと前までボンボンド●ップシール?とかいうやつだったのにね」「まあ女子の流行、っていうか好みってすぐ変わるからねー(自分も女子なのに言っている舞香)」と流行に疎い。
私の場合は、そこまで興味があるわけでもないのにシール帳を持っている。
幼稚園の時の友達とそのお母さんと、ファンシーショップに行った時、母親が機嫌が良かったので、私の分のボンボンド●ップシールとシール帳を買ってしまったというわけだ。
「次は五、六年生だぞ〜」
ガラリと戸をあけて、家庭科室に入る。
「おおお…」
開けた先には、タペストリー、掛け軸にカックイイ俳句が書いてある。
そして、隣の机には、
「九条さん!猫のデッサンがある!」
「スゲェ!」
鉛筆かなんかで書いたのか知らないが、マジのデッサン猫だった。
そして男子たちは、
「応答せよ!」
「お前の声がうるさくて聞こえねえ!」
ジジジジ…
「加波村のやつ、トランシーバー作りやがったのか⁉︎」
「すご…」
驚いている私たちの前で、応答せよ、と中二病じみた声が響いた。
九条藍李です!まだ自分の作品はゼロだけど、まあとりあえず何かはいつか書けるでしょう☆
その時は、読んでください!
ううん…タイトルは…何がいいかな…『縁結び屋』とか?
確証がないかもしれないので、今度の報告をお待ちください!
厚かましいお願いではございますが、これからよろしくお願いいたします!
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お、第一話を書いた湖上舞香です! いや〜、やっぱり藍李先生の小説はいいね〜!
てか、みなさんお気づきのような気がするんですが……まーこの話のダブル主人公は、私湖上舞香(名前もほぼ変えてない)と第二話を執筆した九条藍李(こっちもそのまんま)をモデルとして、実際に起こった出来事をあげてってるわけなんです。
てなわけで、三話もレッツゴー!
**第三話 なめるなよ一年生!**
結論、低学年をなめてはならん。
という、非常に人生で大事な(?)ことを学んだ夏休みの作品検閲だった。検閲っていうのもどーかと思うけど、なんか美術品を見ている気分になった。うん、これはホントホント。
「九条さん、一年生……ってか、なんか自分達以外全員天才に見えてきた」
「えぇ?」
なんだろうこの状況は。ヘッタクソな絵を何かの間違いでみんなに見られて、他の人がこれこーしたほうがいいんじゃない、みたいな感じで書いた絵がとんでもなく綺麗に見えました、みたいな。
非常にわかりにくい説明だが、そういう気持ちになっているのでこう表すしかない。
「てか、北条さんは一年生ほめ倒していいの」
「あー、アレのことは思い出させないでー」
アレ、というのはまあ私が忘れたい部類の黒歴史っていうか、まー一年に酷い目に遭わされた記憶、という感じだ。
あの日で私の心は大いに傷つけられた。多分一生癒えることはない部類のモノだ。
「もう克服しようよー」
「九条さんも怒ってたじゃん」
「……それはそうなんだけど、あんまり後までネチネチ言うのは私好きじゃないの」
さっぱりしている藍らしい考え方である。
ついでに、藍が私のことを『北条さん』私が藍のことを『九条さん』と呼ぶのは理由がある。
三年くらいの頃に、名前呼びしよーってなったことがあったのだが、違和感がやりすぎて三分でやめた。でもこの小説の中でずっと九条さん呼びだと、読者がついていきにくいという理由で私の心の中でだけ『藍』呼びになった。
こんなどうでもいい名前呼びの話はもういいって?ウーン、でも私の黒歴史を明かすわけにもいかんし……。
「読者の皆さんに話ちゃいなよ」
「ヤダー」
ぬっ⁉︎ 無理やり、記憶が、漁られて、ウワー!
ついでになんかタイムスリップだかなんだか知らないが、私最近こういう不思議現象に遭遇しがちだと思う。それも全部作者の都合でやらされているのだ。私って可哀想(いやあんたは悪役令嬢ですか)。そうこう言っているうちにタイムスリップもどきをしそうなので、ちょっとここで切らせていただきます──。
それは、遊ぶので家が近い藍がランドセルを置いてくるー、と言った時のことだった。
一人の一年生の、赤いランドセルを背負った少女に声をかけられた。
「うわー、ジョウシキはずれなこうがくねんがつったってるー」
ハア? と私は思った。なんだこの一年生(名札つけてたまま帰ってたのですぐわかりました)と、ちょっと睨んでしまったのは見逃してほしい。
「えっと、私のどこが常識外れなの?」
なんだかこんな風に優しい言い方をするのも癪だが、ここで怒鳴っても意味がない。先生に言いつけられて(そんなものに臆する必要はない! という感想はナシでお願いします)私が怒られてしまう。返り討ちは嫌だ。
「いや、ランドセルせおってずっとたってるとか、かんぜんにへんしゅつしゃじゃん」
どこが変出者なんだか。それを言うんだったら、校門の前でチラシを配り続けているおじさんの方が変出者だ。
「いや、ちょっと友達を待ってるだけだよ」
ああ、もう! 癪に障るッ! なんで優しくしなきゃいけないのー!
「えっ? ひとをまってるとかはんざいしゃじゃん」
……ああ、もうコイツには話が通じない。もう人類兄弟なんて言葉は信じないッ!
たまーに話が通じない人がいるってことは知ってたし、話したこともあった。
だけど、コイツは攻撃的な話が通じない人だ。危険だ。
私の中で『コイツ、危険警報。傷つけられる危険あり』と警報が鳴っている。
「じゃあ、おねえさんはなにものなの?」
──何者。何者と言われても非常に反応に困る。私はただの小学三年生だ。
別になんちゃら大臣とか超すっごい肩書きもないし、逆に犯罪者とか悪名を轟かせているわけでもない。
だけど、私の中で何かが音を立ててプツッ──っと切れた。多分こういうのを堪忍袋の尾が切れたっていうんだと思う。
「じゃあさ、こういうことをいうあんたはナニモンなんだ! 私の保護者なの⁉︎ 先生なの⁉︎ 違うでしょ⁉︎ じゃあなんであんたは私にそんな意地悪をいうんだ!」
ああ、思わず怒鳴ってしまった。通りすがる人が、チラチラとこっちを見ている。側から見れば、これは完全に理不尽に怒鳴っている高学年と怯えている低学年だ。正確には私は三年生だが、背が高い方なので周りからは四年か五年くらいに見えるらしい。
だが。その話が通じない一年は、泣いたり、いい子ぶったりはせずに、去っていった。
「話が通じない高学年がいるー!」と叫びつつだけど。
私はふっと笑った。多分あの子は、筋は通ってないけど、通ってるんだろう。あの子の中では筋が通ってるんだろう。
側から見れば、かなり歪んだ見方だけど私は変な人に見えるかもしれない。そう考えると、ちょっとだけ浮上した気持ちが、再び、ズーン、と沈んだ。
「ハア、私って別に特別な肩書きもないし、すぐ怒鳴っちゃうし……」
一人でブツクサと言っていると、藍が来た。
「おーい、舞香! なんか沈んでるっぽいけど」
「……変な一年がいた」
藍に事の顛末を話していると、藍は沸々と怒りが湧いてきたようで、怖い顔になった。
「ちょっと、舞香。これは先生に話して、見つけてとっちめるところだよ」
いやいやいや。そこまではしなくてもいいと思う。
私は、親身になって怒ってくれている友達を見て、心がちょっとだけ暖かくなった。
──ウーン、二千二十六年、八月三十一日に戻ってきたよ──っと。
アレ? 思い返してみれば、そんなに悪い話じゃなかったなあ。後から見返すと、黒歴史って別にあんまり黒じゃなくなるのかもね。
今回の話は完全に私の体験談です(細部は面白おかしくしてるけど)。みんな、楽しんでもらえたかな?
次の藍李先生も頑張れ! ついでに私と藍李先生の作品見て(宣伝)
それでは、第五話までまたね!
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はい!んで、私は舞香を馬鹿にする奴は許せんので、(自分より)舞香に毎回止められますけど、ちょっととっちめにいきたい気分でした!なので、ちょっと舞香にファンレターをあげてほしいなあ、と思ってます!(友達コンプレックスではないからね?)
第四章 なぜ男子は寄ってたからんのか。
私は今、とんでもなく不思議な気分、と言いますか、まあそんな気分に陥っています。
なぜかというと、まあこのお年頃なので、「〇〇が〇〇のこと好き」という情報がクラス中に、根も葉も無いものでも広がるんですよ。私の幼馴染の男子は実際そんな会社作ってたし。(私と舞香は初恋まだだからそういう噂ないけど)だけど、漏れたその恋愛情報の中に、「舞香が好き」っていう人が一人もいなかったんですよおおおおおおおおおおお!(悲鳴じみた声)
私も一、二回告白されたことあるから、舞香もあるんでない?私より華奢だし、頭いいし、優しいし…(個人の感想ですが)
「いや、ない」
「ないの⁉︎」
「うん、ない」
嘘でしょ、と思った。天の神様ー、そんなの嘘ですよね〜?
塾の勉強も真面目と言うほどやっていないのだから。
学校まで塾の宿題を持ってきていた舞香を思い出す。
「私って魅力ないし」
「いや、そんなことないって!」
「私って魅力ないし〜。え?〇〇くん?あんなの二の次だよ〜好かれてるのほんと迷惑〜」とか言ってたら腹立つけど、舞香の場合は自虐が過ぎる。相手を尊重して、いいところをいっぱい見つけられるのはいいところだと思うけど、それと比べるのはまた話が違う。
「優しいでしょ?綺麗でしょ?美人でしょ?(またさっきと同じこと言ってる)頭いいでしょ?頑張り屋でしょ?勉強得意でしょ?それとあと…」
ハッ、しまったと思った。こんなに語るやつは変態だ。もし自分の前にこんな奴が現れたら、おまわりさんに事情聴取か書類送検くらいはしてもらわないといけない。
「う、うんありがと」
…変態熱狂友達オタクですいませんでした。
舞香がちょっと引きつった笑顔ででも「ありがとう」と笑った。
…うう、やっぱ華奢。
すぐに嫌なやつぶっ飛ばしたくなる私とは違うなあと思った。
私はどちらかというとポジティブだ。
母親に「ほら舞香ちゃんも頑張ってるんでしょ?」と言われたら、
心の中で「舞香はすごいけど舞香は舞香、私は私〜」って感じで明るーく受け流している。
あんまり良くないかもしれないけど、ネガティブよりはいいと思う。
「ほら、さっ。舞香はすごいいいんだから」
私は少し身長が高い隣の女の子を見上げた。
相変わらず華奢だと思う。
この子にも、知ってほしい。
いや、知ってほしい。
あなたは、魅力がないわけじゃない。
私としては、サイッコーでサイッコーな、感謝しても仕切れない最高の友達なんだからね、って。
面倒臭いから、書くのやめます!んじゃアディオス⭐︎って感じですね!さらばです〜
5
くそう、なんでここんところこんなに恋愛話が少ないんだ!
まあ別に今回の話でも書く気は0なんですが(おいおい、自分で言っといてなんですかそれ)。
でもー、いつかはちょっと苦い藍李の初恋の話でもしちゃおっかなー。
今回は、秋といえば行事盛りだくさんッ! ってことで、音楽発表会の話をしようと思ってます!
結構面白い感じになる(したいッ!)と思うので、第五話もぜひみていってくださいね!
ついでに、小説でも記述した通り、私には恋愛経験0なためでして。告られたことも告ったこともありません!
変な感くぐりはおやめくださいー(そんなんする人おらんやろ)。
**第五話 最後の音楽発表会 前編**
「最後くらい、花形に、なりたーいッ!」
「どうしたのよ湖上さん」
音楽の授業の直前、私はそう叫んだ。正確にはそんなに大きい声ではなかったが、気持ちが完全に叫んでいる状態だった。
「どーもこーもないよ、私は一年生の時、鍵盤ハーモニカ、四年生の時、鍵盤ハーモニカ! だよ! このまんまじゃ鍵盤ハーモニカしかやらずに音楽発表会人生終わっちゃうじゃん!」
「別に鍵盤ハーモニカが嫌なんだったらね、リコーダーになればいいじゃん」
うーん、ちょっと解釈が違う。詳細なところを説明すると、鍵盤ハーモニカはわりと好きでやっていたけど、最後くらいキーボードとか木琴とか、バスオルガンとか果てはティンパニーとかでもいいからなってみたいのだ。
「ノットノットォ、九条さんは何の楽器だった?」
「一年鍵盤ハーモニカ、三年リコーダー」
完全に私と同じような道を辿っている人だった。
「ねえ九条さん、一回くらい、なんか専門楽器みたいなのになってみたくない?」
その質問に、藍は難しい顔をした後、たーっぷり十秒ほど悩んでからこう答えた。
「木琴をちょっとやってみたいけど、多分争奪戦になるでしょ。だから、安全策で五年もリコーダーで行く」
おおう、安全重視型だね。でも、私は小三の時、安全重視したせいで三回連続(てか人生全部)鍵盤ハーモニカ街道を突っ切るとこだったのだ。
だから、今回だけは。今回だけは譲れない。
譲れないぃッ!
私が一人意気込んでいるのを見て、藍が冷めた目を送ってくる。ありゃ、これは完全に何、落ちたらやばいところに入ろうとしとるんじゃ、という顔だね。
「まあ、湖上さんがやりたいならそれでいいと思うけど、落ちた時のダメージが半端ないと思うよ?」
「そこは、最初から受かると考えずに行くってことで」
そして、すぐに始まった音楽の時間で、私はキーボードに立候補した。結果、オーディションが開催されることになった。
「やばいんですけど」
十人いる。私を合わせて、立候補者が十人いる。
聞いて驚くなよ、なんとなんと、合格者が三人しか出ない、とのことだ。
音楽室にあるキーボードは六台、向こうのクラス──五年一組のことも考えると、半分に分けて三人ずつしかなれないことになる。
ザ・超狭き門だ。
10−3=7。つまり、言い方が悪いが七人を蹴落とさないといけないということになる。ついでに言っておくが、このオーディションでピアノに習ってないドシロートなのは私だけだ。
絶・体・絶・命☆
あ、さっきの言い方で私が鍵盤とか引くのもヘッタクソなのに立候補したバカみたいなやつ、と聞こえていたらとんでもなく心外だ。自分で言うのもなんだが、鍵盤はクラスで十には入るレベルの出来である。
でも無理だ。絶対無理無理無理無理。本当に習い事してる人たち、すなわちプロには敵わん。
「九条さん、無理だあ」
「……やる前からもう諦めてるじゃん。それだったら私と同じなのでは?」
そーかもしらない。ケド、普通に考えて無理だと思う。ここで自信満々に「私ならできるっ! だって、私が一番上手いから!」なんて言える人は精神に異常をきたしているのでは、としか言えない。
「私は、もう最初っから諦めてリコーダーにしたけど、湖上さんが挑戦したなら、最後までちゃんとやり切れば?」
うん、本当にそうでゴザイマス。何やる前から、絶対無理だ、って諦めてたんだ、私。
「……やらなかったら可能性は0だけど、やったとしたらたった0.00000000001でも可能性はあるわけなんでしょ」
「その言い方は酷いんですけど」
ナゼそんなに可能性が低いんだ。少数第……一、二、三……十一位まである。そんなにヘタクソじゃない、と信じたい。
「……とにかく、湖上さんはオーディションまで、目の前のことだけ見て頑張る!」
「頑張る!」
藍が勢いよく言ったので、私も復唱する。あ、ちょっと元気が出てきたかも。ここの確率に、小数点以下切り捨てとかないもんね。
「やるって決めたんだったら、ちゃんと頑張りなよ」
「……うん」
私は、今確かに心に決めた。オーディション、すなわち私たち仮キーボード勢にとっては本番まで、できることをやる。できるだけ頑張る。
それで無理でも、ぴゅっと藍のいるリコーダーに入ればいい。何も怖いことはない。
できるところまでやるんだ。
「ヨウシッ、練習、頑張るぞ!」
「おー」
藍がパチパチと拍手をしてくれる。
絶対、絶対に受かって見せるんだから! 別に、受からなくてもなんとかなるんだから!
と、いうどこから湧いて出てきたのかわからない自信を胸に、私は音楽発表会のオーディションまでの練習に励むことになった。
ヒヘエ、このお話は、前編、後編に分かれておりますね。だいぶ長ーくなりそうな予感。
舞香と藍は、どこから湧いてきたのかわからない自信を胸に、オーディションまで行くことになります。正確には、藍がオーディションに行くことはないけど、応援団という意味です。
次の藍李先生は、頑張ってね! この話、長いけどいい話になる(予定)から!
ついでに、平安京に縁結びよろしくお願いします♪ 藍李先生の縁結びやとどっかでコラボれたらなあと思っております!