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文房具物語ぃ!
本来の私なら、いつも、主人公を、恨んで、羨んでばかりだった。
みんなが主役とかいう綺麗事、嫌いだった。
いつも真ん中にいるやつが主役なんだ。
私は一生脇役。スポットライトすら当てられない。
一生輝けないんだって、諦めてた。
…でも、違うんだ。
今、主人公になれる方法を見つけた。
それって、主人公が…
いなくなるってことだよね?
まぁでも、今は改心したふりしておこうかな…。
改心しとかないと、主人公にはなれないもんね。
改心してないところは、誰にも見られないようにしないと…。
もちろん、今読んでる、君からも。
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とりあえず、チャースのインクを取らないと…。消しゴムでこすって消して…
いやダメだ、私達はもう追放された身。べつの文房具の目に写ったら…。消される。
とりあえず、自分の手で少しずつ剥がすしかないか…。
完全に固まってるから、剥がすのは簡単なはず…。
よし、これで顔は剥がせたけど…。
「…ぅ…。シニ、さん…?」
「チャース!目を覚ました?」
「体が…あんまり…動かない…。」
「顔だけ剥がしたからね。これは応急処置のようなものだ。すぐ別の文房具が来るかもしれない。とりあえず、逃げるよ!」
「は、はい…。」
そうして、何分か走った後…。
「突き当り…?」
「シニさん、見てください!上を!」
「上…?」
「ちょっと光が漏れてません…?」
「本当だ、なにあれ…?」
「登ってみましょう!」
「登って…って、まさかあの光に!?」
「今まで気付かなかったってことは、追手の文房具も気付かないはず!」
そうして、私達は光に向かった。
網?のようなものを伝ったり、消しカスを集めて段差を作ったり…
そして、光のもとまでたどり着いたが…
「開かない…。」
「足場もぐらぐらしてるし、早く開けなきゃいけないのに…。」
「はぁ〜課題とか面倒くさすぎる…。」
その時、誰かの声が聞こえてきて、
一気に光が放たれた。
「眩し…」
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「…?」
目の前には、人がいた。
そう、人。
「…は?え、いやいやなにこれ?マジでなにこれ?ちょ、え?誰!?」
「え、誰って…私は文房具…」
「文房具…?人じゃん。」
「…え?」
「…本当だ、チャース、自分の体よく見なよ。人になってるよ、私達。」
「人になってるってなに???意味わかんないんだけど、なんで筆箱から出てきたの?あ、もしかしてこの世界に順応できるように人間になっちゃったみたいな感じ?マジで意味わかんないけど…。とりあえず寝るわ。」
そして、寝に行った。
「…チャース、どうする?この後…。」
「う、うーん…と、とりあえず、寝てみますか。人の体になったし。」
「いや、その前に、人の体はなにをしないと生きていけないのか、それを見つけないと…。」
「そ、そうですね…。」
そして、私達は朝まで真剣に人間について勉強した。
そして、翌日の朝になると、玄関の前で混乱している人間を見つけた。まあ、とりあえず放っておくか〜って思ってたら、人間が消えてた。
「チャース!?人間消えた!」
「え!?」
「なんか電話した後消えた!」
「…え、怖…。」
「まあ、この家でしばらく暮らす?」
「それしかないですもんね…。」
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舞台は筆箱の中へと戻る…。
「え、あのシャープペンシル、不合格になったんですか?」
「消しゴムちゃん、そうなのよ〜!でもね、2つ、シャープペンシルが処理されずに逃げ出したみたいなんだって〜」
「へ、へぇ〜…のりさんって、物知りなんですね…?」
「そうでもないけどね。」
「…2つ、ですか…。」
「なんの話してるの?」
「うわっ、修正テープ…。」
「…あれ?のり?ふ〜ん…。消しゴムちゃん、こんなのと話してないで、私と話さない?いっぱい情報持ってるよ?」
「修正テープ、人の話に割り込んでくんな〜!」