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1.プレリュード・ブラスバンド! ~初めましての吹奏楽~
???
「注目ーーーー!!!」
2回の手拍子とともに大きな体育館に声が響く。
川橋先輩
「こんにちは!」
部員
『こんにちは〜』
川橋先輩
「吹奏楽部です!部長の川橋と申します!
今日は、皆さんにうちの吹奏楽部の凄さを知ってもらうため、演奏します!」
パチパチパチパチパチパチパチパチ
川橋先輩
「本日、お送りする曲は、ディズニープリンセスメドレーです。
ぜひ、手拍子をして楽しみながらお聴きください。それでは、どうぞ!」
〜〜〜〜♪
優彩
「っ…!!」
息を呑むように綺麗な音色。
聴き覚えのあるメロディが、吹奏楽の持つ、新しい雰囲気に変わっている。
美しい。心の底からそう思った。
フルート、クラリネット、アルトサックス、ホルン、ユーフォニアム…
次々と楽器が変わる。優しい音色、光るような音色…
それぞれの音色が光っているのに一体感がある。不思議な感覚。
演奏はあっという間に終わった。しかし、美しい、不思議な感覚の余韻は残る。
頭に焼き付いて離れない。
川橋先輩
「以上です!演奏を聴いてくれてありがとうございました!」
部員
『ありがとうございました!!』
川橋先輩
「ぜひ、吹奏楽部に入ってくれると嬉しいです!」
パチパチパチパチパチパチパチパチ
吹奏楽部一途だと思っていた。
???
「こんにちは!美術部です!私は部長の倉持です!」
他の部員が絵を次々と持ってきたり、モニターに映し出す。
倉持先輩
「ウチの美術部は、体育祭や文化祭などのポスター、自主企画の運営などなど!
様々な活動を行い、学校に貢献しています!」
一例として、去年美術部が様々な部活と行った、
「これは〇〇部が何をしている絵でしょう!?集会」
の映像を見せた。
躍動感のある絵とともに他の部活の様子が映し出された。
他の部活や生徒会も全面協力で、学校を巻き込む楽しいイベントだったことが紹介された。
それには私も惹かれた。
倉持先輩
「どうですか?楽しそうでしょう?
こういうイベントに興味があったり、絵を描くのが好きな子はぜひぜひ!
では、最後に…」
部員(部長、顧問も含む)
「30秒で描く!このキャラ何でしょう?クイズ!」
倉持先輩
「大会を開催します!!」
30秒で描き出されたキャラ。それは皆見たことあるはず。
全身黄色で、尻尾はギザギザ。ほっぺは赤く、可愛らしいあのキャラ!
体育館に集まった一年生全員の中から選び出されたのは…
友達のさっちゃんこと、針谷 幸ちゃん!
さっちゃん
「ピカチュウ!ですか?」
倉持先輩
「正解です!!」
そんな先輩の明るい声と共にモニターに、可愛らしい正解と書かれたイラストが映された。
倉持先輩
「楽しんでいただけたでしょうか!美術部の発表は、以上となります!
ありがとうございました!」
部員
『ぜひ、美術部に入部してください!入部、お待ちしております!』
パチパチパチパチパチパチパチパチ
部活紹介が終わり…
優彩
「吹奏楽部と美術部良かったなぁ」
臣悟
「それな、吹部かっけえ」
優彩
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」
臣悟
「あちょっと黙ってもらっていいですか」
優彩
「お前が来たからびびっただけやん」
臣悟
「は?ちょっと黙れ」
???
「吹奏楽部に興味あるの??」
優彩
「あ、はい」
楽音
「私花継楽音」
優彩
「あ、同じクラスの花継さん!?」
楽音
「うん」
花継さんはくるっと後ろを振り返ると
楽音
「後井くーーん!光莉ちゃーーん!この2人も吹部興味あるらしいよーー!」
と言った
悠生
「あまじ!?」
光莉
「えまじでーー!?!?」
楽音
「あのさ、明日から仮入部じゃん?だから一緒に行く人探してて
一緒に行かない?」
優彩
「私はいいよ〜!」
臣悟
「俺も」
楽音
「えっ!じゃあ行こう!」
次の日
東上先生
「皆さんさようなら!仮入部行く人は4時からだからね〜!」
さっちゃん
「優彩ちゃ〜ん!優彩ちゃんもこっちの学校来てたんだ!これからもよろしく!」
優彩
「うん!よろしく!ピカチュウのやつすごかった!」
さっちゃん
「ありがと〜!」
優彩
「仮入部何行くか決めた?」
さっちゃん
「うん!美術部!」
優彩
「えまじ!?わかる!美術部もかっこよかった!」
さっちゃん
「優彩ちゃんは?」
優彩
「吹奏楽部と美術部!もしかしたら吹部に決まっちゃうかもだけど」
さっちゃん
「もし決まってなかったら今度行こうよ!」
優彩
「うん!」
これから、どんな部活人生が始まるのだろう。
美術部で、絵を描いたり、自主企画を行ったり、宣伝したり。
あるいは、吹奏楽部で、楽器を演奏し、音を楽しむ。
どっちに入っても、充実するんだろうな。
これからが楽しみになってきた。
私は、部活紹介の余韻を感じながら家路につく。
すごくない!?
2156文字!!
次回、仮入部に行くよ!!
お楽しみに!!
では、おつ姫~.🎺