公開中
パラサイト
伝説のボカロP様、©OTOIRO/DECO*27様のパラサイトの歌詞パロです。勝手な解釈なので、皆様のお考えと違う所があったらすいません。
「今日はどうしたの?なんか悩みでもあるの?」
「ちょっと、ストレス発散しようと思って」
「そっか、大変だよね、楽しんでいきな」
今日は、ストレス発散の日。
ストレス発散ていうか、あなたを忘れる日。
あたしはこんなに愛していたのにね。
もう辛いんだよ。
どうしたら忘れられるのかな?
もっと飲めば良いかな?
もっと癒やしてもらえばいいかな?
あなたはホストだった。けど、良い印象の人だったんだよね。
わたしが、一目惚れして気持ちを伝えたときも素直に受け止めてくれた。
でも、「友達でどう?」って言われちゃった。
その時に諦めればよかったのに。
「君が必要なんだ」なんて言われたら、信じちゃうよ。
まあ、友達がいいって言われたのに、必要だなんておかしい話なのにね。
あなたのこと、だめなところも頑張って好きになったの。
けど、浮気された。
なんで浮気なんかしたの?
あたしのこと愛してるって言ってくれたよね?
あたしのことを思ってるなら、あたしにもっと夢を見せてよ。
あたしは、自分の気持ちに嘘をついて自分を騙し続けていたのに、あなたはこれ以上あたしを騙そうとするの?
あたしはどうすればいいの?
もうあなたには何も届かないのかな。
だから、その空いた席を埋めてもらうためにまたホストクラブに来たんだ。
でも、無理だよ。忘れられない。
「どうしたの?大丈夫?」
「うん、大丈夫。ただ、あたしはばかだなって思ったの」
*
ねえあたしのこと好きなんでしょ?
あたしは好きだよ。
あなたと愛し合ってるんでしょ?
あたしの気持ちを考えて。
「ねえ、気づいて、気づいて、気づいてよ。もう嫌いになっちゃうよ」
あたしはあなたにメールを打つ。
[あたしに嫉妬なんて気持ちはもうないの。だから、思う存分呪ってあげる。あの子とのこと、浮気したこと、後悔させてあげるわ]
送信した。
もう愛してくれないの?
私の時間を返してよ。
嘘、嘘、嘘、嘘、嘘ばかり。
でも、
「あなたが忘れられないの。まだ好きなの」
この気持ちはどうにもできない。
[今日、このあと会える?駅前に来て]
あなたからのメールだ。もちろん、駅前に向かう。
*
「別れよう。俺と別れても、お前はちゃんと自分の人生を進むんだ。わかったな」
え?なんで?ねえ、なんで?
「ねえ、お腹すいたよ。置いていかいないでよ」
それでもあなたは振り向いてくれない。あなたは私を捨てるの?
ねえ、なんで?寂しくなっちゃうよ。
私はもういらないんだね。そっか、残念だな。
「なん、で」
もうやだ、やだ。あたしのこと好きだったんじゃないの。
なんで、なんで?なんでなの?
わかってよ、わかってよ。もっと理解してよ。
嫌いだ。
あなたにとって私はもういらないんだよね。
わかってるよ、わかってる。
けど、諦めきれないよ。あたしの気持ちはそんなに薄っぺらいものじゃなかった。
もう変われないんだよ。
どうにもできない。この気持ちは。
「嫉妬はもうしてない。祝ってあげるから。おめでとう?ね?」
あなたがいなければ何もできない。だから、
「’最期’に抱きしめさせて。今までありがとう」
「ああ、最後...な」
私は、あなたと、一緒に...
「ありがとう」
ありがとう、さようなら。そして、これからも。
はあ、書き終わった。疲れた。大変ですね、小説。これから様々なジャンルを投稿したいと思います。よろしくお願いします。