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ちょっと長いです!
キーンコーンカーンコーン。
ついにやってきた放課後。
気がつけば俺は、転校生と二人きりで渡り廊下を歩いていた。
響「ここが1年生と2年生の校舎をつなぐ渡り廊下。ここから見る夕日、結構綺麗なんだよな」
愛夏「わ、ほんとだ!月島くんは何でも知ってるね。」
転校生が夕日に照らされながら、はにかむように微笑む。
その瞬間、ドクンと心臓が跳ねた。
やっぱり可愛い。
いや、これはただ見慣れない転校生に少し緊張しているだけだ。
?「ほう? よくもまあ、そんな見え透いた嘘がつけるものじゃな」
響「え?」
突然、頭上から妙に響く声が聞こえた。
見上げると渡り廊下の天井付近、窓から差し込む夕日の光が集まる場所に、『何か』が浮いていた。
白い着物のような服をまとい、頭にはなぜか光る輪っか。
子供のようにも見えるし、老人のようにも聴こえる不思議な声。
響「おい、茂木......あれ......何だ?」
愛夏「???」
転校生は目の前で光り輝く不審者が浮いているというのに、全く気づいていない様子で首を傾げている。
?「無駄じゃ。お前の心の声が大きすぎるゆえ、ダイレクトに繋がってやったのじゃよ。私は恋愛の神。そして、嘘つきと甘っちょろい恋愛には最高に厳しい神じゃ!」
は?神様?
意味わかんねぇよ。
そう思っている間も、神様は言葉を続ける。
神様「月島響よ、お前は今、その隣の女子に完全に一目惚れしておる! それを認めぬ不届き者には、神のペナルティを授けよう!」
待て待て!
誰が一目惚れだ!
俺は恋愛に興味ないんだよ!
心の中で必死に反論する。
しかし、神様はニヤリと意地の悪い笑みを浮かべた。
神様「ふん、まだ認めぬか。ならばお前が自分の恋心を否定するたびに、発する言葉の語尾を【猫の言葉】にしてやろう。可愛いと思ったときは、素直に可愛いと言えばいいだけじゃ。簡単じゃろう?」
はああああ!?
そう言い残すと神様は夕日の光の中に消えていった。
愛夏「月島くん? さっきからどうしたの? ぼーっとして......」
転校生が心配そうにこちらを見つめてくる。
夕日に照らされた顔が、やっぱりめちゃくちゃ可愛い。
いや、可愛くない。
可愛いわけがない!
そう心の中で否定した瞬間、喉の奥がカッと熱くなった。
響「な、なんでもない……にゃん」
愛夏「え?」
響「あ、いや、違うんだ! 今のはその……にゃん......」
終わった......
そう思ったとたん、転校生がお腹を抱えて笑いはじめた。
その笑顔がまた信じられないくらい可愛くて、俺の心臓はさらに激しくバクバクと音を立て始めた。
4に続く......