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10話「希望へ」
後半の方で下ネタシーンが含まれますので、ご了承下さい。
レイドだから…()
「…まじでやめてくれ…」
後ろにいる怪物にそう咎めると
「はいッス!お師様の命令!ちゃんと受け取ったッス!」
後ろにいる怪物が動いて、少し楽になった。
「よし、シャウラ。書庫に向かうぞ」
「はいッス!」
そして、階段を少し登ると着いたのは3層『タイゲタ』
「…んー…」
そしたら、先に客がいた。
「あ?エミリアたん?」
「スバル?」
「なんでここにいるの?とでも言いたげな顔なのよ。お前と同じように壁に頭突きしてみたらここについたのよ」
「場所が違うじゃねぇか」
そんな疑問を投げつけると、ベアトリスは即座に返す。
「おそらくこっちは2人同時にやったからなのよ」
「何か関係してるのか?」
そう、スバルがしゃべると
「あくまでこれは憶測なのよ。それよりお前の後ろにいる人…いやサソリをどう説明するつもりかしら」
そうベアトリスがしゃべると、スバルは
「あぁ。シャウラか?こいつは俺の能力で自分自身の記憶を見せて復活させたやつだ」
「よくわからねぇッスっけど、多分そういうことッス!」
「多分次第に他の人たちも合流すると思う。俺はちょっと記憶の回廊に用がある。レイドの死者の書はあるか?」
そうスバルが返すと、ベアトリスが少し悩んだ顔で
「んー。まだ見つかってないのよ…こっちも探してるかしら」
「わかった。手分けして探そう」
そして、数分が経った頃
「みなさーん!!」
オットー・ガーフィールが合流。
さらに、数分後には。
「兄弟、少し遅れちまった」
アル・レム・ラムが合流。
全員が揃った。
そこからさらに数分後。
「これが多分レイドの死者の書かしら」
「ありがとう。読むぞ」
そうして、スバルは。
スバルの意識は。
暗闇の中へと落ちていった__
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「っはぁ!!」
次に、スバルが目覚めたときにいたのは。
空色の空に。
無数の紫色の支柱。
『記憶の回廊』その場所であった。
「少し進むか」
そうして数分歩いていると、いろんな人の顔がシャボン玉のようなものの中に入ったものが大量にある部屋へ着いた。
おそらく、ここが生前の記憶を落とすところ。
死者の書を作るところ。
その場所だろう。
「…この中に何かあるといいんだが…」
そして、スバルが少し歩いていると
「…あ!俺の顔!」
その顔に触れると、腕に電流のようなものが走って。
「あぁ!?!?!?」
手を離そうにも離せなくて。
「やめ…ガァァァァァ!?!?!?」
そうしてスバルの意識は消えた。
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次に、目が覚めたのは。
また、あの地下だった。
『よし、ここは左に進もう』
「え?俺が2人?ドッペルゲンガーみたいな?でも…声が聞こえてないみたいだな…」
そうして記憶を追体験していくと。
『やめろ……』
「待て!それ以上はやるんじゃない!待てぇぇぇぇ!!!!」
その物語の中で。
スバルは死んだ。
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「がぁ!?」
記憶の回廊に戻ってきた。
「早いとこ書庫に戻んねぇと…」
スバルはまた歩き始めて数分後。
出口へとついて。
そのままタイゲタへと戻る。
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「…ごめん。ちょっと遅れた…ってみんな?」
戻ってきたところには、もう誰もいなかった。
急いで外を出てベランダへ出てみると、夜だった。
「待て!俺が入り込んだ時はまだ朝だったよな!?一体どれくらいの時間が経って__」
「おいおい、1人で黄昏て何やってンだ?オメエ」
「って…レイド…?」
スバルは急に現れたレイドに少し驚く。
「何困惑してンだ?前言っただろ。俺はここを自由に出歩けるようになってから散歩してンだ。そんなこともわかンねぇのか?オメエ」
「なんで今の時間帯に散歩してるんだって話だ」
「あー?理由なんてどうでもいいだろ?なんでそんなこと聞くンだ?なんかやらしいことでもあンのか?いやらしいことでもあンのか?オメエ」
「そういうわけじゃ…」
「女か?女だな?女だろ?オメエ」
「だから違うって言ってんだろ! なんでそういう結論に直行するんだよ! お前の脳みそはエロと酒と戦い以外に何が詰まってんだ!」
スバルが両手を大きく振って否定するが、レイドはニヤニヤと下品な薄笑いを浮かべたまま、スバルの肩に腕を回して顔を近づけてくる。酒の匂いがふわりと鼻を突いた。
「隠すな隠すな。男が一人で時間の感覚もなくすほどぼんやり考えてることなンざ、女のこと以外にあるわけねぇだろ。あの激マブか? それともあの砂利か? 」
「ベアトリスに変な色恋の目を向けるんじゃねえ! あとエミリアたんは純真無垢の塊だからお前みたいなドブ泥の視線に晒していい存在じゃないんだよ!」
「相変わらずうるせえ雑魚だ。まぁ、オメエに引っかかる女の気が知れねぇがなァ。どうせオメエが勝手に一人で悶々としてるだけだろ。身の程を知れ、身の程をよォ」
ガハハと喉を鳴らして笑うレイドに、スバルはこめかみに青筋を立てながら、ふと先ほどの疑問を思い出す。
「……って、お前のせいで話が逸れたわ! ぐちゃぐちゃ言うなら教えてくれよ。今、マジで何時なんだ? 俺の体感だと、まだ数十分しか経ってないはずなのに、この外の様子はどう見ても……」
スバルが監視塔の窓の外、不自然にねじ曲がったような空の色を指さす。レイドはそれをつまらなさそうに一瞥すると、持っていた箸でスバルの額を小突いた。
「痛っ! なにすんだよ!」
「時間の長さなんざ、誰が決めたわけでもねぇだろうが。俺様が美味い酒を飲ンでる時は一瞬だし、オメエみたいなツマらねぇツラと喋ってる時は一秒が永久みてぇに長く感じる。__それと同じだろ、オメエ」
一瞬だけ、レイドの瞳の奥に「すべてを見透かしたような」鋭い光が宿る。しかし、それも次の瞬間にはいつもの傲慢な笑みに消えていた。
「ほら、用が済んだならさっさと飯の用意でもしてこい。俺様の腹の虫がさっきから騒いでンだ。オメエ」
「お前は本当に人使いが荒いな……!!」
頭を抱えながらも、スバルはレイドの圧倒的なマイペースさに毒気を抜かれ、歩き出すしかなかった。
「でもな!?いっとくけど、俺はエミリアたん一筋だから!」
「あぁ?エミリアってあの激マブのことか?お前と釣り合う相手じゃねぇンだよ」
そういえば、気にしてなかったけど…
レイドは俺のことを覚えてる…?
こいつは暴食の影響を受けないのか…?
「なンだ?急に呆けた面しやがって…賢者時間か?オメエ」
「黙れ!!!!俺はシコってねぇよ!?」
「あぁ?夜一人だけの書庫ン中でシコってたんじゃねぇのか?オメエ」
「妄想がすげぇな!?」
レイドは少し考えるようにして
「あれだろ?女の死者の書読んでお風呂のシーンと自慰シーンで__」
「一回黙れ!!!!」
スバルは息を荒くしながらそう言う
「オメエが死んだら俺がオメエの死者の書読んでやるよ。毎晩泣きながら致してンだろ?」
「泣いてねぇよ!?」
そう返すとレイドはニヤリと笑い…
「致してンのは認めんのか?オメエ」
「な__」
スバルの顔が一気に赤くなる。
そうすると後ろから足音がして。
「お師様〜そろそろ戻ったッスか〜?」
シャウラが来た。
「シャウラ!頼むからこっちに来るな!!!!」
「お師様の声がしたッス!今向かうッスよ〜!!!!」
「やめ…!!」
するとシャウラが走ってきた。
「誰かと思ったらあの時倒れてた激エロ女じゃねぇか?今回はやっぱ豊作豊作ゥ〜」
「豊作言うな!!」
「おい、エロ女」
「ひゃぁぁ!?レイドッス〜!?!?!?」
シャウラがビビってスバルの後ろに隠れる。
「オメエのお師様の秘密知りてェか?」
「お師様の…秘密…」
スバルが少し考えるような仕草をして…
「あ!?ちょ!絶対聞くんじゃねぇよ!?って!目をキラキラさせて待機してんじゃねぇぇぇ!!!!」
スバルの言葉通り、シャウラ目をキラキラさせていつでもウェルカム状態だった。
「オメエのお師様は毎晩激マブで__」
「ああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
「自慰してンだとよ」
「シャウラ、違う! 違うんだ! 今のはこのアルコール中毒の妄想で、俺は断じてそんな破廉恥な妄想を夜な夜な繰り広げてなんか__」
「お師様……っ!そう…ッスよね…男の子…ッス…もんね…色々溜まるッスよね…?」
「溜まってねぇから!!」
スバルはそう言い放ってその場を去る。
「お師様待ってくださいッス〜!!!!」
シャウラもついてくる。
「あと、半魔にこのこと伝えておくッス!」
「はぁぁぁぁ!?!?!?ヤメロォォォォォ!!!!」
スバルの顔を赤いを通りこして
青くなっていた。
「ねぇ。すごーく大きな声が聞こえたけど…スバルは起きたの?」
「あ……………」
「半魔!ちょうどいいッス!」
スバルがシャウラの口を手で塞いで
「ね?エミリアたん…何もないからお部屋に戻ろうね」
「なんだか今日のスバル、すごーく変な感じ」
「シャウラ、何でもしてやるから。このことをもう忘れる!絶対にそうしろよ?」
「はいッス!」
それにしても、あの記憶の回廊の場所…
俺の名前を取り戻す手がかりになるかもしれない…!!!
11話次回予告
「さーて…物語後半のレイドのあれは全部嘘だからな?」
「嘘って俺がそんな嘘つきに見えンのか?オメエ」
「なんでよによって今回の相手がお前なんだよ!?」
「別にそれぐらいどうでもいいだろ?オメエ。それよりお前のモノの通常と大きいときの長さを__」
「教えるわけねんだろ!?」
「俺はこの箸ぐらい長いぜ」
「なっが!?次回!11話「自称騎士 ナツキ・スバル」!お楽しみに!」
「自称だとよ。自称」
「笑うんじゃねぇぇぇぇ!!!!」