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詩「最後の微笑み、君を呼ぶ声」
あの日消えた君の影。
あの日揺れた僕の視界。
震える声で、君を呼んだ。
今でも忘れない。
忘れたくない。
忘れてはいけない。
その声を。
その微笑みを。
ただ僕だけに向けてくれる君。
きっと君と僕は、
これから先の未来を、
共に歩んでゆくはずだったのだろう。
ただ一瞬。
君の指先だけを見つめて、
ふと揺らいだ瞳と、
胸の奥で煌る鼓動を、
恋と呼んだ。
あの日の君の微笑みは、
一筋の涙が頬を伝い、
あの頃の柔らかい微笑みは、
もう戻らないことを示していて。
あの日消えた君の影。
あの日揺れた僕の視界。
震える声で、君を呼んだ。
僕と君の間に流れる、
重く泳ぐ沈黙の風が、
一瞬だけ止まった気がした。
ごめんねも、
ありがとうも、
僕は望んでいなかった。
返事は――
「なかった。」
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