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第3話 乗馬体験(前編)
前回までのあらすじ★
馬野と同じく人間から転生した馬、シカヤマ。
そして馬野は乗馬体験に出されることに…!
地獄の翌日がやってきた。というかあいつの話絶対おかしいだろ。俺まだ子馬だぞ。そう思っていたが人間のパワーなのかなんなのか知らないが人が乗馬できるくらいには成長していた。
「よし!出すか!」
ここは細かいことは気にしない父。さすがだ。いや、これくらいは気にしてほしいものである。ちなみにこんなことは天地がひっくり返っても起こらないので安心していただきたい。実際は骨や背中がまだ柔らかく、人間の体重を支えると大きな怪我や発育不良の原因になるため、子馬は乗ることができない。しかし、骨も発育した!という感覚がなぜかあるため大丈夫だと思う。
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「この子がウマノ?」
「美味しそうだね、ママー」
「しっ!」
ざわざわ、と観客がざわめく。誰か俺の事食おうとしてなかった?
「では、乗馬体験スタート♪」
父が朗らかな声で言った。
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乗馬体験と言っても小さな楕円の道を2周するだけだが、みんな楽しみそうだ。集まっているのは6人。老若男女様々。
1人目。若者である。いかにも陽キャって感じだ。
「きゃーゆれる♪」と言いながらも嬉しそうな顔をしている。
2人目。例の俺を食おうとした(?)子供である。
「ねーねー、ウマノはおいしいのー?」
「これは食用の馬じゃないんだ、あはは…」
インストラクターは苦笑い。
3人目。先ほどの子供の母親である。
「わあ!くーちゃんゆれるねえ!ゆれるゆれる!」
「生姜ニンニク醤油玉ねぎ…ブツブツ…」
母を無視して、子供は馬刺しの薬味を言い出す。くう、食いてえ!
4人目。高齢者。先ほどの母親の母親だ。子供の祖母。
「揺れるわねえ!うへへへははははは」
なんでみんなリアクションが「ゆれる」なんだよ。
5人目。年齢不詳の男性。
「この馬可愛いな」と乗馬終了後も俺を撫でた。ちょっと嬉しかった。
にしてもこの人見覚えあるな。
そして6人目。またろくなやつでもねえんだろ。
そう思って少し見てみる。**ドキッ**とした。
「まあ、この馬可愛いわね、お父さん」
この人、まさか…………
投稿遅れてごめんなさい!