公開中
僕はみんなと違う、誰も分かりやしない②
痛い全身が痛い
ここはどこだろう
何も見えない
夢?なのかな
でも、痛いから現実?なのかな
話し声が聞こえる
誰だろ
ん?おか、あ、さん?
泣いてる?
なんでだろ
武命の声も聞こえる
何話してるのかな
よく聞こえない
誰かがこっちに来た
痛い痛い
頭触ってるのは誰だよ
そこで途切れた
「おい、真司、真司」
誰かが泣いてる
武命だ
なんで泣いてるの?
聞いてあげたいけど声が出ない
口を動かそうとするけど動かない
いや、待てよ
動く?
「た、ける?」
「おい、真司、今、今こいつが、話したぞ、おい、真司、生きてんのか?」
泣きながら大声で叫んでる
「た、ける?」
同じことしか言えなかった
「真司、お前、心配したんだぞ」
すごい泣いてる
「おい、医者よべ!!」
ん?医者?
なんでだろ
医者ってことは
ここ病院!?
おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい
待てよ?
僕、何があったんだ?
なんで?
で、なんか医者がなんかダラダラ話してきたけど
ほとんど覚えてない
それで、これがちょうど一週間前の記憶
でも、僕の人生が変わったってことは確かだ
だって僕は
目が見えなくなったんだから